T24335 DB(P) Hbis 299 (Continental) / Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]
昨日紹介したE10.12形と共に届いたTRIXの「Continental」社のタイヤ輸送私有貨車Hbis 299(T24335)です。私有貨車とは言え管轄はDB。時代はEp.IV、先日紹介したダイムラーベンツの自動車輸送貨車と同じ自動車工場シリーズの1アイテムです。このモデルは、何故かメルクリンではリリースされずTRIXのみのモデルですが、元々メルクリンが開発したHbis 299モデルですし、3線式用車輪に交換しているのでメルクリンモデルと何ら変ることはありません。
また、このモデルにはWIKING社製のフォークリフトとタイヤ20個が添付されています。この1両で自動車工場にタイヤを搬入しているシーンが再現できます。
今回の自動車工場シリーズは、基本的にメルクリンとTRIXで各々同じ形式がリリースされるのですが、工場建物など、TRIX製品の方がやや多くのアイテムを出しているのは、企画そのものはTRIX主導であるのではないかと思えます。そしてその1つがこのモデルということでしょうか。
貨車モデルそのものはHbisなので特に目新しいことはないですが、私がこのモデルを購入したのは、やはりメルセデスベンツと縁の深いコンチネンタルタイヤの私有貨車であることに他なりません。ドイツにはコンチネンタルタイヤの他、フルダなどがありますが、フランスのミシュランやイタリアのピレリなど自動車発祥の地であることからもヨーロッパには有名どころのタイヤメーカーが多いです。メルセデスとコンチネンタルタイヤは今でも良き企業パートナーであり、今も多くのメルセデスの足下にContinentalの文字があります。
その名前が黒地に大きく黄色で描かれているこの私有貨車は、ひときわ目立つ存在でもあります。貨車モデルの印刷の素晴らしさは最新のレベルで文句の付けようがないと思います。
添付のWIKING製フォークリフトは、特に精密な出来ではないですが、まぁ当時の仕様ではこんなものであろうと想像できます。20個のタイヤもフォークリフトに載せたり、レイアウトに積み上げて搬入シーンの効果的な小道具にもなります。
コンチネンタル社CIの精悍な黒色ベースに白色で表記されています。形式などの表記レベルは精彩で美しいです。
所属駅は、Bf Hannover Hgbfとあります。また、積載貨物は、Ladegut: Reifen und andere Güter(タイヤとその他の貨物)と記されています。
引き戸扉の開閉方法を絵で記しています。またその左には、「走行中は引き戸を閉めなければならない」旨を独、仏、伊の3ヶ国語で注意表記されています。
REV表記は1971年10月XX日との表記が見えます。(暗くてうまく撮影できませんでした)
妻部分の正面です。妻部は特に表記などもなくオーソドックスに仕上がっています。
DAS WERKシリーズのメルセデス工場所属のKöf IIに牽引されているシーンを再現してみました。良い雰囲気になりました。問題は、これを購入してしまった私がそれらのシーンをレイアウトで表現したくなっていることでしょうか。
参考サイト:Continental Tire
http://www.conti-online.com/generator/www/start/index_uv.html
(同社日本語サイト)
http://www.continental-tire.jp/top.html
コンチのレタリングがとても美しいモデルですね。メルセデスの工場ヤードのシーンをレイアウトに作って、そこに何両かこの車両を置いたら・・・☆余談ですが、愛車も納車時からコンチを履かされてました。ちょっとロードノイズがうるさいので、あまり好きでない銘柄だったりします。
by ナベ (2007-08-19 10:42)
公式サイトをみると、モデルの時代(1970年代)と今のCIは、同じみたいですね。ドイツらしい。
タイヤから来る静粛性はその国の道路の路面状況が影響しているかも知れませんね。ドイツは道路がすこぶる良いですから。私のクルマはピレリですが、結構静かです。
by Akira (2007-08-19 12:43)