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Anlagenbau-Ratgeber C-Gleis Spezial [Maerklin-Allgemein]

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今日は、娘の部屋にある作り付けのワードローブにあった私の荷物を出すことになった。あまりにそこにある書類が多いので、一部は間借りさせてもらうことになったのだが、それでも大量の書類をどうしようか悩んでいる。それら書類、と言ってもメルクリンマガジンなども含まれており、それを纏めていたら、出て来たのがこの本である。改めてページを捲ってみると(これをすると全然整理がはかどらない...)、実に良く出来た本であることが容易に理解出来たのである。

この本は、いつ出版されたのだろうか。ドイツから帰国する前か後かも忘れてしまった。ただ、表紙に記されている価格がDM表示なので、1990年代に手に入れたものと思う。まだ、私はちゃんとしたレイアウトを持っている訳ではないのだが、メルクリンを手に入れた小学校低学年から今でもレイアウトを持つのは夢である。故に、その参考となる本は手に入れたいのである。
特に毎回購入しているMaerklin Magazinの別冊であるCレールによるレイアウト製作に特化した本は、写真も豊富で編集もわかりやすくレイアウトされている。テキストがドイツ語であるのは日本人には難解かとも思うが、画像を見れば何となくわかると思う。おそらくこの本が出版された時は、Cレールがリリースされて間もなく、私も含めて本当に実感的なレイアウトがこのCレールで可能なのか?という疑問が一般的にはあったと思う。それは道床のないK式レールが固定式レイアウト製作には向いていると思い込んでいたためであろう。しかし、今日のメルクリンレイアウトを見ればそれが杞憂だったことは良くわかるのである。今はなきM式レールの手軽さとK式レールの実感的なディテールを両立させたレールがCレールであることをこの本や当時数々の固定式レイアウトの実物を見て、私自身も納得したのである。

さて、この本はCレールによるレイアウト製作の最初からフィニッシュに至る迄実に詳細に記されている。それは、Cレールプログラムの紹介から、レイアウト製作を順序良く番号を振って解説されている。ちなみに1番は、レールの配線の方法、2番目はレールの塗装である。15番目からレイアウトプランについての解説が始まり、実際の製作については16番目の台座設計と製作で初めて始まるのである。最後の30番は完成後の撮影方法となっている。また、この中には単にCレールレイアウトの製作解説の指南書にとどまらないのである。FallerやKibriなどの樹脂製家屋のプラモデルの製作のコツ、また車両モデルのウエザリングアドバイスなども145ページの本書の中に紹介されている。

この本は、Cレールでレイアウト製作をする全ての人にお勧めしたいのだが、今この本を手に入れるのはたやすいことではないかも知れないのが残念である。この本が出版されて以降、狭幅タイプのポイントもリリースされ、更なるレイアウト製作の可能性や第3世代デジタル「Systems」、また新架線システムの登場で、よりリアルな模型の世界を堪能出来る新しいメルクリンマガジンの指南書が欲しいと思うのである。それはもちろん将来の自分のレイアウト実現のためにである。

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C-Gleis Spezial: Anlagenbau-Ratgeber

[EDIT] 2009-11-01 15:19
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