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37772 DB SVT04.501a/b / Ep.IIIa [Maerklin-Triebwagen]

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先日MHIモデルのSVT04.5a/b "Montan-Express"(37772)が届いたと、Kiyoshiさんからメールと画像が届いた。Ep.II仕様のSVT137(37770)モデルが華々しくデビューして数年が経つが、欲しい気持ちを抑えつつ今日まで縁のなかった気動車モデルである。
その間に、メルクリンモデルも進化を遂げて既に幾つかのバリエーションをリリースしているのだが、今回紹介するのは、そのEp.IIIa仕様の"Montan-Express"である。

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では、そのKiyoshiさんからのショートインプレッション:

待望のSVT 04.501a/b(Nr.37772)が届きました!ハイセンスなカラーリングのDRG SVT137に比べると地味ですが、Ep.IIIa三等級制の最後を飾るに相応しいモデルです(笑)。
ファンクションでは、室内照明のon/off が可能である事(レールバスはコレが出来ません)、駅アナウンスがESU社の音源とは違い男性の声であり、チョット驚きました。SDSだったとは、嬉しい誤算♪
車体は24cmショートスケールですが、全体のプロポーション&雰囲気はイイです(DVD"Fliegende Zuege"を見ててそう思いました)。>Hiloさん、貧弱なんて言わな いで!(涙)
室内灯も明るく、サイドの"DEUTSCHE BUNDESBAHN"の文字が映えます(笑)。連結部分も綺麗に処理されておりカーブ(R3)でも見苦しくありません。

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モーターがSDSになり、極めて静かな走行音のため、集電シューからの音が目立ってしまうほど..とか。デコーダーはもちろんサウンド付きmfx。Kiyoshiさんも満足の1台であるようで、画像を見る限りこれは充分に納得。

実車は1954年から56年に掛けてLuxembourg-Frankfurt/Mを結んだFt231/232である。まだ3等級制時代であったので、全室2等(Ep.IIIb以降の2等級制では1等車扱い)である。当時の西ヨーロッパの金融の中枢を担っていたベルギーのLuxembourgと西ドイツのFrankfurt/Mを持ち前の俊足で多くのビジネスマンを乗せて走っていたに違いなかろう。

Special Thanks: Kiyoshiさん

[EDIT] 2019-08-24
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N

この赤紫にほんの少し茶色を混ぜたような色が、いかにもドイツらしくていいですね。また、ブンデスバーン表記がそそられます。TEE登場前夜という雰囲気で、それもいいですね。カント不足で棚の荷物が落ちたという話を聞いたことがあります。そんなすごい列車を戦前から走らせていたというのは、やっぱりドイツってすごい国なんだと思います。このモデルは最近のスーパーティール化した蒸気とはまた違って、昔から連綿と受け継がれているメルクリンらしさがあるように思います。こんな車体をメタルで作ってしまうメルクリンも改めてすごいんだと思います。
by N (2008-11-15 19:12) 

Kiyoshi

Akiraさん、いつも一方的にメールやら稚拙な画像を送りつけてしまい...今回、プログにまでご紹介頂き恐縮しております。Nさん、素晴らしいコメントありがとうございます!今後もディテール、フルスケールにあまり拘らず、仰るとおり!“メルクリンらしい”モデルをリリースし続けてほしいですね♪ P.S. モデルの情報が少ない中、名古屋メルぽっぽクラブさんのHiLoさん、めるふぁんさんの詳細なレポートが大変参考になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
by Kiyoshi (2008-11-15 20:57) 

Akira

> Nさん、Kiyoshiさん

私も同感ですねぇ。SVT137はEp.II時代にHamburg - Berlin間を当時としては信じられない速度で走っていました。この記録が破られたのは、路線を改良してICEが初めてですからねぇ。きっと"Montan-Express"も高速豪華列車として名前を馳せたはず。
そのモデルを全金属製で作るのはメルクリンならでは。重量感と高級感がそそられます。今度は是非青白カラー(DB/Ep.III)のSVTをゲトしてくださいね。
http://www.maerklin.de/de/produkte/detailsh0.html?page=&perpage=10&level1=27&level2=33&level3=2312&art_nr=37774&era=&gaugechoice=2&groupchoice=1&subgroupchoice=4&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fprodukte%2Fspur_h0%2Flokomotiven%2Ftriebwagen.html

by Akira (2008-11-15 22:20) 

熊本センター

こんばんは。
私が初めて鉄道に興味を持ったのが、生まれ故郷を走る「鹿児島交通南薩鉄道線(昭和57年廃止)」の流線形旧型気動車(日本国鉄キハ07タイプ)でしたので、流線形旧型気動車には興味があります。
"Montan-Express"がICEに次ぐ俊足ランナーであったとは初めて知りました。
Nさんの言われるように落ち着いた赤色が素敵だなと思います。
by 熊本センター (2008-11-17 23:41) 

Akira

熊本センターさん、こんばんは。

SVTが登場した第二次大戦前は、ドイツの鉄道技術は世界最高水準でした。あらゆる記録を塗り替えていたような部分もあったと思います。日本の鉄道も当然ながら当時は(今でも?)ドイツの鉄道技術をお手本にしていた部分があります。流線型の形状もその1つではなかったでしょうか。

SVTがICEに次ぐ俊足ランナーというと、ちょっと語弊がありますが、ことHamburg - Berlinに関して言えば、先の大戦後東西ドイツに別れてしまった関係で、路線の整備が遅れ、ドイツ統一後でさえ、非電化のままであった同路線で走ったVT11.5のIC「Max Liebermann」ですら、SVTの運行時間には及ばなかったようです。その後、同路線も電化され、路線自体もABS(高速対応改良路線)化され、ICEによる運行によって初めてSVTの運行時間を上回ったということです。いずれにしてもSVTは俊足であったことに間違いはないはずです。
by Akira (2008-11-18 01:24) 

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