SSブログ

Ichqrs 377 (BISON) / DB(P) Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]

b10179.jpg

最近CS2解説やら、在りし日の日本の甲種輸送やらですっかり貨車モデルの紹介をできなくなってしまって、ネタが尽きたか?..などと思われる方もいらっしゃろう。実はその通り...でもなく、暫くは貨車モデルの紹介だけでも続けられそうなのだが...と、強がってみたりしてみる。

で、今回の強がり..いや、貨車モデルは、オランダ・ロッテルダムのJ. & A. C. VAN ROSSEUM社のタバコ「BISON」の広告貨車である。これを渋谷の某老舗店で見た時、美しい塗装に魅せられてつい買ってしまった。その時はタバコメーカーということを知らなかったのである。帰宅してよ〜く印刷を眺めると、オランダのタバコ会社ということがようやく理解できた。私はタバコを吸わないので、タバコメーカーと知っていたなら買わなかったと思うが、今更そんな理由で返品するのもナニなので、今に至っている。

欧州のタバコメーカーのパッケージは、そのどれもが歴史を感じさせたり独特であり、グラフィックも秀逸なものが多く、惹かれてしまうのは事実。この貨車も黒に近い紺色ベースに金と赤のストライプや絵柄が実に美しいグラフィックである。

残念ながら、「BISON」タバコを生産している(た?)J. & A. C. VAN ROSSEUM社については、ネットで調べたが、その存在すら検索出来ず、よって詳細もわからない。

b10180.jpg

さて、このモデルは4410ベースの冷蔵車ベースの広告貨車である。「m」マークもしっかり、しかも美しい印刷で、おそらくメルクリンの貨車印刷では発注価格が高い部類に入るのではないであろうか。また、屋根色も漆黒で通常の銀色とは違い、BISONのイメージが良く出ている。
ルーペで見ると形式文字など、多少のにじみがあるが、1986年のモデルとしては価値のある1台だと思う。Koll'sで確認すると、この86720と付けられたモデルは、同時期の他のモデルより倍以上の値段が付けられていることからも理解できよう。メルクリンから、以前Augstus Verlag社経由で発刊された「Wertanlage Maerklin」(メルクリンモデルの価値についてのコレクター向け本)にも広告貨車の1台として写真が掲載されている。

そんなわけで、タバコ..というだけで嫌ってしまってはいけない価値あるモデルと言うことをこの記事を記しながら改めて理解できた次第である。

タグ:DB Ep.IV Werbewagen
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0