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ドイツへ...(〜その2) [Reise]

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成田空港にあるビジネスサポートセンターでネットが自由に使えたお陰で遅延の時間を有効に使うことができた。成田空港は空いていたので手荷物検査も出国手続きも窓口が少なくすぐに終了。手荷物検査を出た正面にシンガポール航空のA380が...。初めてあの巨大なマシンをナマでみる事ができた。

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遅延の影響で出発ゲートも変更されたが、近くなったので良しとしよう。機材は相変わらずのB747-400である。今回もオンライン予約をしているので座席も前回同様54J(エコノミークラス後部2−4−2の窓側である。ここは3列席が2列席になるので窓と座席のスキマに手荷物がゆったり置ける。)
となりには、若いご婦人がお座りになったが、シートオーディオの不具合らしく他の座席に移ってしまった。よって、左右に大きな空間が...。座席を立つにも遠慮がいらない。
今回もほぼ満席である。どうもツアー客ばかりのようである。しかも目的地はイタリアやら北欧やら...ドイツ観光は今の時期は不人気のよう。うら若い女性ばかり集まるツアーなので、大学の卒業旅行かも知れない。

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さて、LH711便は遅延設定時刻に正確に出発し、すぐに雲海の上に到達する。ほどなくお品書き、スナックと飲み物が配られ、私はいつものようにカンパリオレンジにする。LHはアルコールの種類も豊富でよろしい。

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続いて(遅い?)昼食である。P-Zugさんが某SNSの日記に記した食事と同じチョイスでチキンの胸肉のソテー、ほうれん草和え、付け合わせがSpetzleである。前菜にはサーモンと巻き寿司2つ。デザートは果物。結構食べれる。因にもう一つのチョイスは和風で牛柳川風ごはんである。(なんか昔食べた憶えがある..結構甘かったような..)
飲み物は白ワイン。食後はコーヒー。

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食後酒は、コニャックかベイリースを頼める。昨年は無くなっていたので、ちょっと不満だったが、復活して良かった。高度が高いのでアルコールが良く効いてきた。

今回機内上映映画は3本ほど。ハリポタがあったので、それだけはしっかり見た。

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途中ギャレーへ行ってアテンダントにLHのA380の運行予定について聞いたが、乗務員訓練もまだのようで決定していないとか。会社としては夏迄には運行したいと言っているそうだが...。LHの1号機はニューヨーク線にあるという。ある意味当然。その後成田線に就航されるのではないか...と。次回行けるかどうかはわからないが、もし行ければA380になっているのであろう。機内アコモデーションについても聞いてみたが、まだ社員にも詳細は伝わっていないのだと言う。シートは変わるらしいが、基本的にエミレーツ航空などのような豪華な仕様ではなく、詰め込めるだけ詰め込むタイプらしい。成田線ならそうでしょう...。帰りにチョコとガス入りの水を貰う。

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到着約2時間前に夕食が出るが、その2時間ぐらい前におにぎりやサンドウィッチが出る。空いている時は幾つでも貰えたが、ほぼ満席の今日は1人どちらか1つだけ....。(以前子供が赤ん坊の頃、関空ーミュンヘン線がやたらと空いていて到着間際に大量のおにぎりをアテンダントさんからもらったことも...)
夕食は軽くパスタとチョコレートケーキ。パスタは2色のトルテリーニに2色のソース。最初から味はわかっているので問題がない。飲み物はApfelschle(リンゴジュースにガス入りの水を半々で割ったもの)、食後にコーヒー。

食事が終わって暫くすると徐々に高度を下げ厚い雲の中へ入り、着陸態勢に。雲を抜けると森や建物が近くにみえたので随分低くたれ込めていたのである。フランクフルトも雪景色である。定刻より随分遅れたが無事着陸となった。

さて、事前に接続列車の予約などしていなくて良かったが、あのバカデカいフランクフルト空港をひたすら荷物受け取り場へと急ぐ。到着しても中々出て来なかったが、待っている人も少ない。つまりLH711便のほとんどの乗客が乗り継いでいたのであろう。なので荷物が出て来る迄は時間があったが、出て来たらすぐに自分の鞄を手にすることが出来た。

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ここからがまた大変で、荷物受取場から地下に行き地下駅の側を通って再び地上に上がり、さらに遠距離ホームの通路のある4階へと上がるのである。もう上がったり下がったりで不効率極まりないが、それしか道がないので仕方あるまい。もしかしたら工事の関係で回り道になっているのかも。
DBの切符売場で、目的地のBamberg迄の列車と乗換えの案内を聞いて、ついでにIC(ICEではなかった)の座席指定を取り、ホームへと降りるのだが、やや暗くなって来て、やはり寒い。そして待ち時間は1時間弱。なのでICE3の写真を撮ってから再び暖かな4階へと登る。ホームの案内ではKoeln方面からのICEは軒並み5分遅れと出ている。5分程度なら問題外であろう。

しばらくして再びホームに降りてみると自分の乗る列車が運休になっている...。「おい..!」。また4階へ行き出発案内板を見ると、運休なのだが、同じ時刻に違う列車名でErsatzzug(代替列車)がある。念のため案内所(Service Point)で聞いてみるとその通りで、時刻も目的地も一緒である。急いでホームに降りると、ほどなく120.1形を先頭にしたICがやってきた。しかし編成案内とは全く違う組成で、全て旧IR車両で、食堂車もビストロもない...orz。車内で食事を楽しみにしてたのに...。座席指定も全て無効である。あ〜あ。

列車は8分遅れで発車。途中WuerzburgでREに乗換えなのだが、待ち合わせの時間が5分程度で微妙である。検札に座席指定が無駄になったと言ったら、チケットにサインをしてくれて駅で払い戻せると言ってくれた。(もし何も言わなければ払い戻し出来なかったかもな〜)
で、Wuerzburgに到着後、私を含めて数人が猛ダッシュでREのホームへ駆け上がったのだが、目の前で走り始める...orz..というか。人前で「クソ〜」とつぶやく私である。

で、次の列車を見るとBamberg行きが30分後のRB。時間があるので切符の払い戻しをして雑誌屋で鉄道雑誌を物色。メルクリンマガジンの最新号(1/2010)が出ていた。なんと今号からメルクリン/TRIX/LGBが1冊に統合されたようである。表紙の体裁はほとんどMM誌である。
どうせ届くのだからとMM誌は立ち見をするだけ。

ようやく111形にシルバーリンゲを連結したWendezug(プッシュプル)が出発し、終点のBambergに着いたのは、9時を廻っていたのである。がら空きの列車の中ではウトウト...と。

今回は、成田ーフランクフルト以上にフランクフルトーバンベルグが長く感じられた旅行であった。
旅行と言うのは予定通りに行かない時はとことん行かないものである。
タグ:Lufthansa
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まおパパ

いろいろなアクシデントがあったようですが、冷静に乗り切れるのは、やはりドイツ語堪能&ドイツ事情に通じたAkiraさんならではですね!!

お疲れでしょうから、十分身体を休めて、ご活躍を期待しております!!
by まおパパ (2010-02-03 10:31) 

阿亮

Akiraさん

初日からの長旅お疲れ様です。リポート楽しみにしております。

A380ですが、SQで何度か乗りました。拙ブログで報告しそびれていたのですが、SQのA380のエンターテイメントのビデオチャンネルにはスイス鉄道の旅(ゴッタルド峠越え)があって、いい退屈しのぎになりました。LHにA380が導入されたら、本場らしく鉄道関係の映像もたくさん見られるようになるといいですね!

ドイツは寒いようですが、どうぞお気をつけてよい旅を!

by 阿亮 (2010-02-03 12:39) 

Akira

おはようございます...ではなく、こんにちはですね。

ご心配などお掛けしました。コメントありがとうございます。
昨日は、結局12時過ぎ迄ベットに入らなかったので、起床は朝7時でした。よって時差ボケは早速解消?

> まおパパさん
今回はアクシデントが多すぎです。鉄道の遅れに着いては当たり前なのでしょうねぇ。何とかなったのは確かですが、スーツケースと鞄を持ちながら走り回るのは勘弁...です。

> 阿亮さん
既にA380に乗られていたのですか?LHが導入した時にはパーソナルビデオモニターぐらいはエコノミーでも着くでしょうね。選択式で沢山のプログラムが見れるならEisenbahn-Romantikでも見る事が出来れば嬉しい限り。
by Akira (2010-02-03 16:55) 

HUH

Akiraさん
トラブル続きでお疲れ様でした。同情しつつ、、、、120+あり合わせ客車のIC、111形+RBのWendenzugと、いろいろと乗られて羨ましいと思っている私がいます。

LHはエコノミークラスへのパーソナルテレビの設置を始めています。A340では工事が順次行われていますが、B747-400は退役が予定されているので対象外です。まあ、LHにSQ並みの機内エンターテーメントはちょっと期待できないかもしれませんが、ようやくといったところですね。
by HUH (2010-02-03 20:34) 

rabijin

ごぶさたしてます。

今年もメッセレポートを楽しみに読ませていただきます。今年のお泊りはバンベルクですか?ドイツ駐在時代には行ってみたいと思いつつ、フランクフルトからは日帰りではちょっと遠く、一泊だと余る感じがしてとうとう行かずにおりました。余裕がございましたらバンベルクレポートもお願いします。

rabijin
by rabijin (2010-02-03 21:05) 

N

自分が旅行しているような臨場感があって、毎日とても楽しみです。でも、旅行しながらこれを書くのは大変だろうなあ、と思います。しかも、予定通りに行かない日には。読んでる方はその方が面白かったりするんですが、旅行記としての面白みは減っても順調なご旅行をお祈りいたします。
by N (2010-02-03 23:32) 

Akira

こんばんは、今日は1日家族に頼まれた買い物などで1日を使いました。郵送代が大変!

> HUHさん
確かにそうなんですが、くたびれたBimに乗っていると88年にドイツに渡って初めてブルーのIRに乗った時の素晴らしい印象とはかけ離れた思いになりました。当時はIRなので特別料金など掛からないし、今は外側だけICE塗装なInterCityなので、明らかにサービスは悪くなったと...。この車両もさすがに改造後20年選手(UIC-Xなので新製からは50年!)になると、美しいICE3に乗りたかったなあ..と。私の居た会社製なのに、やはり古いのは仕方ないですね。あとIRの車内色は淡い色合いなので汚れが目立ちます。

途中、TGV-POSを何度か見ました。これだけ見掛けるとメルクリンが製品化してもおかしくない感じですね。

> rabijinさん
Bambergは今日一回りしてきました。街の規模の割に立派な建物が多く、旧市街が美しい街です。でも1泊するほどでもないかもです。Nuernbergに泊って、そこから遠足気分で訪れるのが良いかもですね。

> Nさん
毎度のことですが、慣れない街を歩くのは楽しいですが、くたくたになります。欲望だけで動いている部分もありますので、気がつくと足が棒状態です。勝手の知った街を歩くのも良いですが、初めて見るものに感動したりすることが旅の醍醐味だったりします。

by Akira (2010-02-04 01:25) 

KAJI

Akiraさん、いろいろのトラブルで大変でしたね。私でしたら無事には乗り切れなかったかと・・・でも、後で思い起こせばトラブルもそれなりの旅の思い出になったりします(こういうことって、ずっと忘れないんですよね)。
勝手の分かった街と、初めての街のそれぞれの楽しさって、確かにありますよね。私も旅行の際には比較的知っている街と初訪問の街を交えてプランを立てることが多いと思います。
それでは次のレポートを楽しみにしております。お気をつけて。
by KAJI (2010-02-04 02:00) 

タブレット

ダイヤの混乱でお疲れさまです。
ドイツ行かれている友人のBlog等を拝見すると、今年は天候による
飛行機、鉄道の遅れがひどいみたいですね。

Akiraさんでも大変ということは、ドイツが話せない私でしたらとても
対応できないそうにありません。

逆にトラブルにより、想定外の列車に乗れるかもしれませんね。
健康管理にお気を付けて。
by タブレット (2010-02-04 03:49) 

Akira

こんにちは、

こちらはまだ8時過ぎというのに、6時頃から眠いです。..やっぱ時差ボケてます。

> KAJIさん
トラブルも過ぎてしまえばなんて事はないのですが、その中で喘いでいる時はどうしても焦ったりイライラしたりと感情が高まります。疲れますし...。

> タブレットさん
話せるはずのドイツ語も怪しいもので、久しぶりに話すと単語を忘れたり思うように言葉が出て来なかったりします。あ〜恥ずかし。
明日からは毎日列車でメッセに行きますが、おそらくSilberlingeか2階建て客車のWendezugではないでしょうか。メッセの入場券があればNuernbergからBamberg迄タダで乗り放題なんですが、ICEには乗れません。
by Akira (2010-02-04 04:33) 

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