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Hamburg (2) [Reise]

Autoreisezugの様々な興味深い出発準備を観察していると、その「目的の列車」の入線時刻が近づいて来た。それまでホームには乗客と職員だけしか見当たらなかったのに、いつの間にかカメラを携えた「撮り鉄」らしき数人がチラホラ...。ホームの先端に立つと間もなく....。

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真っ赤な客車がプッシュされて来た...。

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その編成には、ピカピカの黒裾TEEカラーのAvmzや...

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赤裾オレンジ帯TEEカラーのバー車"Club Rheingold"...

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おおっ、久しぶりの103.1形との再会である....。

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既にお察しの方がほとんどだと思うのだが、そう今回アルトナ駅に来た目的がこのIC1817列車の撮影と、この列車でHamburg-Harburg駅までのショートトリップをすることにしたのである。(HUHさんのアドバイスにDanke!)

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やはり103.1形の美しさは、他のどのドイツ機よりも卓越したものである。最近の機関車のデザインはダイナミズムに溢れた造形ではあるが、エレガントさからはほど遠く、登場してから40年たつ今なお、その輝きは失われるばかりか益々増すばかりである。

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暫く撮影した後、乗り込んだ車両は今回初体験の「TEE Rheingold 1983」専用車両であった"Club-Rheingold"である。この車両は、Apm121から改造されたバー車で、TEE Rheingoldが最高速度が200Km/hに引き上げられたために編成から外されたドームカーと瘤付き食堂車の代わりに、平屋の食堂車(WRümh132)と共に200Km/h運転向けに改造され、編成に組み込まれた車両である。

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たった25分間のショートトリップのため、座席車に座るより初体験のクラブカーに乗ってコーヒーでも満喫する方が良いと考えたからである。

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コーヒーを飲み終わる頃には、もうHamburg-Harburg駅である。名残惜しいが次の目的があるので、後ろ髪を引かれるように下車し、改めて美しいTEE編成のIC列車の撮影をし、HbfへとS-Bahnで戻ったのである。

乗車してしまったので走行写真は撮影出来なかったが、それらについては、当ブログからリンクしている以下ブログを参照してほしい...。

http://blog.christophgarstka.de/
タグ:BR103.1 DB AG Ep.VI IC
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タブレット

IC1817列車、103.1形、Club-Rheingoldと貴重な映像ありがとう
ございます。

Akiraさんが乗車されたようなTEE塗装とは違いますが、昨年乗車
した103.1形の臨時ICを思い出しました。
(IC73947 アウグスブルクからミュンヘン 103 245-7牽引)

私が乗車した車両は臨時列車だったので、クラブカーのような飲食
できる車両が連結されていなかったので、Akiraさんがとても羨ましい
です。

引き続き、今回の旅行の写真を公開して下さい。
よろしくお願い致します。
by タブレット (2010-08-11 04:37) 

autounion

うぉぉぉっ!!
BR103、本当に素晴らしいですね。バー車の内装も、天井の造形などが凝っていて驚きました。これも当時のままなのでしょうか?
by autounion (2010-08-11 07:59) 

Akira

おはようございます。

> タブレットさん
今回の旅行で103.1形以上の車両との出会いはもちろんありません。やはり感慨深かったです。
このIC1817列車は、金曜日にケルンからハンブルグまで来て、日曜日にケルンに戻るという、臨時列車みたいなものです。編成も短いですし...。

> autounionさん
クラブカーの内装の造形はそのままだと思います。色に関してはどうだったか...。(この車両はおそらく1度夜行列車「LUNA」の供食車として外装はIRブルーに塗装され、再度赤裾TEEカラー+オレンジ帯に戻されたと思います)
by Akira (2010-08-11 08:47) 

xyz

「すばらしい !! 」 の ひとこと♪

関西人は全員思ってる 「最初から、これだけで良かった」 と。

未掲載写真で特別企画の別稿を期待する。
by xyz (2010-08-11 08:59) 

Akira

xyzさん、おはようございます。

期待を持たせただけのことはあったようで良かったです♪
何しろアルトナ駅も、もちろんハールブルク駅でも停車時間が短かったので、あまり沢山の写真は撮れず別稿の特別企画は出来そうもないですねぇ。ご期待に沿えずスミマセン。
by Akira (2010-08-11 09:16) 

berg-montagne

おはようございます、Akiraさん。

TEEカラーの写真を見たとき、思わず、

「ヲヲッ!」

と、叫んでしまいました。

1989年に初めてドイツに行った時、103.1型が牽くTEEカラーの1等とタルキスブルーの2等で編成されたICを見て感動したことを思い出しました。
by berg-montagne (2010-08-11 10:19) 

HUH

こんにちは。

ここまでくると、羨ましいを越えて、腹立だしく感じなくもないですが(笑)、103牽引週末ICの旅を堪能されたようで良かったです。

Club Rheingoldは内装は少し変わっているようです。
http://www.rig-bahn.jp/db-page/j-rheingold5.htm
それでも、雰囲気は十分ですね。こういう車両が残っていて、しかもすぐに使える状態にあること自体が素晴らしいと思います。

それにしても、改めて103は良いです、本当に。
by HUH (2010-08-11 11:11) 

seidoh

こんにちは。

BR103TEEカラーの素晴らしさは、皆様のコメント通りもはや言うまでも無く、さらに、お供の客車が揃っていることも、イベント列車のような過剰な演出とは無縁のさりげなさも、撮り鉄高じて「止め鉄」するような不逞の輩が見当たらないことも・・・。
現地レポートって、本当に目にも財布にも優しくないですねぇ。(今年はもうムリですが。)
by seidoh (2010-08-11 12:26) 

Akira

沢山のコメントに少々驚いています..。

> berg-montagneさん
その頃は、私もカールスルーエに住んでいて、良く駅迄列車を見に行っていました。ICやEC列車の牽引機はほとんどTEEカラーの103.1形でしたし、別に珍しくも何ともなかったのですが、今は貴重な存在ですね。

> HUHさん
Club-Rheingoldの内装は、RiG掲載の画像とは撮影方向が異なるので同じかどうかはわからないのですが、紺色のシート生地がもしかしたら違うのかなぁ?と。

何時の日か、103.1形とドームカー付きTEE客車編成をチャーター運転してもらうってのは良さそうですねぇ。でもそれだけの人数が集まらないでしょうが...。

> seidohさん
私もこの時にもう少し撮り鉄が来るのではと予想していたのですが、ちょっと拍子抜けしてしまいました。Autoreizezugの撮影している時は鉄など私らだけで、作業員のにいちゃんとヨタ話が出来る程でした。

やはり日本の状況はちょっとヘンです。
by Akira (2010-08-11 13:35) 

KDB

こんばんは、KDBです。
103型、いいですね。TEEカラーも懐かしいです。私もアルトナ駅で見かけて、TEEにいつか乗りたいーーーと思ったものです。その時(1973年3月)の目的はアルトナ機関区で01-5と01-10に会うためでしたが、1年の差で01-10は廃車済み(少し東のローテンブルクオルト機関区に廃車が放置されていました)。東から来る01-5(ヴィッテンベルゲ機関区からの乗り入れ)だけが残っていました。何分、初めての海外旅行でドイツに入国した直後のこと、中央駅からアルトナ駅まで行くにもずいぶん苦労した覚えがあります。そのあとハンブルクからニュールンベルクまで、TEEではないDツークに乗りましたが、牽引機は103でした。かなり多くの停車駅がありましたが、発車するときの加速の凄さに驚きました。あと、ひとつ前の記事ですが、01-10のモニュメントは写真で見ると動輪ではなく従輪ですね。それに主台枠の後部が使われています。
by KDB (2010-08-11 20:12) 

Akira

こんばんは、KDBさん。

やはり保存機だけのことはあって、砲弾形バッファ受けだったりオリジナルのDBマークだったりと美しい姿を保っていますね。

アルトナ駅コンコースの写真は実は一部でして、横広く片側全ての先台車-シリンダ-動輪-従輪と揃っています。01 1080のプレートを載せたかったので従輪しか写りませんでした。
by Akira (2010-08-11 21:10) 

P-ZUG

Akiraさんこんばんは

 103.1の写真素晴らしいです。わたしらが昨年乗った列車はTEEカラーではなかったのでかなり羨ましいです。
 この列車は定期運用と思うのですが予約等はされたのでしょうか。
by P-ZUG (2010-08-12 02:40) 

Akira

おはようございます、P-Zugさん。

この列車の予約ですが、私はアルトナ駅からハーブルク駅迄なので座席予約はしませんでした。(乗車券、IC券についてはGerman Railpassを使ったので特に何をすることもなく...)
もし、ケルン迄など長距離乗車する場合は予約をするのが良いでしょうね。
by Akira (2010-08-12 08:06) 

senichi

初めましてこんにちは。
103牽引の定期列車復活復活と聞いたときは驚きました。その列車に
乗車された事は周りの方々同様、羨望の眼差しを禁じ得ません(笑)

私が記憶に残っている103といえば、90年代中盤に家族で数回渡欧したときに見た、orientrot塗装の103です。
残念ながら、TEEカラーの103は一度も見た事が無かったのでこの列車が現役のうちに乗ってみたいと強く思います。
by senichi (2010-08-12 14:04) 

Akira

こんばんは、senkichiさん、Spielkisteへようこそ。

こんなことを書くと怒られそうですが、正直を言えば25分のショートトリップは物足りなかったです。(贅沢言うな〜と言われるのは重々承知の上で..)

90年代は103.1形がどこでも見れた最後の活躍をしていた時ですね。でも、Orientrot色の103.1形は全て解体されてしまったので、今は見る事ができません。そう言う意味では貴重だったと思います。TEEカラーは動態保存機関車ですからこれからも見れますし...。
by Akira (2010-08-12 19:45) 

総統

お久しぶりです。

ハンブルク・アルトナ駅は、4年前に初めてドイツを訪れた時、2日目にコブレンツから遥々ICに揺られて一泊しました

目的は、列車が見れるインターシティホテル宿泊と、ミニチュアワンダーランドでしたが。

懐かしいホームと動輪です

そういえば、駅にあるメルクリンのレイアウトと、ホームの横の薬局は、まだ在りましたででしょうか?

薬局には、水も飲みこめないくらい喉が痛くなり、ジェスチャーだけで相談したら、素晴らしいうがい薬を出して頂き、次の朝にはすっかり治っていたのを思い出します。


わたくしも、直ぐにドイツにいき、TEE客車や103型にめぐり逢いたいであります!


現在、日本では、乗務員室の関係者以外の立ち入りは法令で禁止されておりまして(以前からでしたが)、特に厳しくなってしまい、もし犯した場合、乗務員も罰せられてしまいますので、もう無理になってしまいました・・・

わたくし自身、停車中くらいは入れさせてあげたいのですが・・コンプライアンスを違反する とかで、出来ません(泣


わたくしも若い時、盛岡の側線に停車中のED75型電機に入れさせてもらい、空ノッチ起動やブレーキ操作をやらせていただき、非常に感動した思い出があります(既に地下鉄の運転士をやっている友人すら感動してました)。


この写真のTEE編成、メルクリンで出さないですかね?
by 総統 (2010-08-16 05:34) 

Akira

総統さま、おはようございます。

ハンブルク・アルトナ駅のホーム横にインターシティホテルがあったのは見ましたが、駅構内のコインレイアウトとホームの薬局には気づきませんでした。

乗務員室の立ち入りですが、まぁ、今の日本のような状況ではまず無理というのは頷けます。1人が良ければ他の全ての希望者にも叶えてあげなければならないと考えてしまうのでしょう。それに今のようなネット社会では、情報もすぐ伝わりますしね。

ED75の操作は良い思い出ですよね。そう言えば、私も若い頃EF15とEF65だったかの運転席に乗せてもらった懐かしい思い出があります。昔は日本ものんびりしていましたね。
by Akira (2010-08-16 08:00) 

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