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Wien Westbf - München Hbf [Reise]

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翌朝、再びRailJetでミュンヘン迄の復路であるが、今度はプレミアムクラスでのリベンジを果たす事ができた。上画像は、停車中のRailJetにÖBB他、DBとMAVのロゴも記載されている。このロゴが付いていないのもあるので信託車両だろうか?

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列車が来る迄ホームで色々と物色して廻る。気がついたのが素敵な編成表である。どうもH0モデルの製品画像を編成表に作ったもののようである...と右下を見るとROCOのマークが...。さすがである。オーストリアの客車モデルは全て網羅しているのであろう。中々良い宣伝である。

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既に旧塗装の客車は無くなって久しいのか、車窓からも全て新塗装になっている。これを撮影しながら神戸のh氏のことを思い浮かべる。(ここに彼が居たらアドレナリンが上がるんだろーなーと余計な心配をしてみる。)

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さて、いよいよリベンジのプレミアムクラスである。シートは真っ赤な大型枕とフットレストを備えた本革シートで、白色ステッチが入っている。(1等は、赤色ステッチ)
ただ、どうも今回は予約した座席がことごとく裏目に出るようである。私の予約されたシートは、シベリアンシートとも言えようか。ギャレーとの仕切りの部分で私の座席のみ1人掛けで廊下側である。
窓を見てもRailJetの文字が窓に踊っているので外が見づらい。外から見ればカッコいいかも知れないが、乗客の視界を犠牲にしてまでするべき事ではないと思う。このあたりは要改善である。

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隣、つまり1等車部分との間にギャレーが設けられている。ここでプレミアム乗客用の飲み物や食事を用意するのである。

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出発すると、新聞や雑誌の配布(数種類が無料で配られる)。そして飲み物のオーダーを取りにくる。画像上のようなスパークリングワインも無料でオーダー可能である。
1等車で配布されるオレンジジュースとおつまみセットは、プレミアムクラスではない。

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つぎに出て来たのは、昨日1等車で注文したグラッシュスープの小サイズである。ただし、中に入っていたお肉は、昨日のより大きかった。
このあと、メインディッシュでも来るのかな...と期待していたら、何も来なかった。

ただ、飲み物は欲しければいつでも注文出来る。折角なので昨日Cafe Sacherで頼んだKaiser Merangeを頼んでみたら...出来るが有料になるとのこと。つまりギャレーで出来ないものはBistroで担当するのだが、それは管轄外なので有料になるのであろう。

昨日の往路は、途中雨模様になっていたが、復路はよいお天気で夏のオーストリアらしい起伏の富んだ美しい車窓を堪能できた。オーストリアの鉄道旅行は、この車窓風景が1番のごちそうである。

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ザルツブルクを過ぎると、再び軽めの食事が提供された。これはシャシュリックと呼ばれる肉の串焼きにサワークリームを添えたもの。ちょっとクセのある味だが、知った料理なのですぐに平らげる。でも、空腹を満たすには量が少ない。

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途中で、乗客も少なくなって来たので半個室タイプのシートに移動する。こちらの方が落ち着く。シート自体も広々として、居心地は良い。

但し、私の個人的な意見では、プレミアムのインテリアの質感よりも1等車のそれの方が高級感があると感じたのである。それはプレミアムの仕切などにある木目は画像だと美しく見えるが、実際はもっとくすんだ色合いで高級感がそれほど感じない。オフィシャル画像では色みを操作しているのではないかと感じるほどである。もしそうなら、ÖBB自身がそれに気づいていると言えよう。
また、木目以外の部分では鉄に銀色の塗装仕上げである。落ち着いた感じはするものの、1等車がステンレスの磨き出しを多用しているのに比較して、ややチープな感じを受ける。ステンレスはコントラストが出るので堅いイメージになるのだが、ビジネスライクな列車だからこそ、その堅さも美しさに繋がるのではと思う。プレミアムは、より落ち着いた雰囲気を出そうと努力は見られるが、最後の詰めが甘いのかも知れない。素材の使い方は大切である。

そこで次にRailJetの乗るとしたらどちらにするかと聞かれれば、私自身は1等車に追加料金をプラスして迄プレミアムに乗るのだろうか...と思ってしまった。以前、P-ZugさんのRailJet乗車報告では、かなり立派な食事が提供されていたのを見ていたので、私の時には最初「前菜か?」と思うほどであった。今の状態だと、お腹の空かした乗客にはかえって評判を落とす結果になりかねないと心配になる。プレミアムはサービスを維持するのは難しいのかも知れないが、折角の試みである。もう少し乗客のニーズを掴む努力もあって良いと思うのである。

ウィーンからミュンヘン迄約4時間の旅だが、いずれにしても退屈することなど全くなく美しい車窓の景色を眺めながらシートサービスされる各種飲み物や食事を楽しめるのは、旅の醍醐味を豊かにするのは確かである。

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ミュンヘン中央駅に到着したRailJet。願わくばこのサービスを今後も維持し続けて欲しいと願うのである。

最後にÖBB製作のRailJetのCFがYouTubeにあるので、それを紹介したい。

http://www.youtube.com/watch?v=yD1Zu_JEFL0
タグ:OeBB RailJet YouTube
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コメント 4

hioka

Akiraさん、こんばんは

確かに神戸の某Hさんがこの光景を見ると発狂しそうですね。とりあえずデジカメもってウロウロした上で撮りまくって、車内でも撮りまくって・・・

って・・・パスポートがないですわ(;´Д`)
by hioka (2010-08-19 22:27) 

Akira

hiokaさん、こんばんは。

hiokaさんが書かれたそのままをトレースしたのは、ナニを隠そうこの私です。

やることは皆同じ....。発狂だけはしませんでしたが...。
by Akira (2010-08-19 23:48) 

P-ZUG

Akiraさんこんばんは

 あまり良い席が予約できなかった様で残念でした。私らが行った時とはだいぶ待遇が違う様ですね。私らは半開放コンパートメントを往復独占予約したのが良い方向に働いたのでしょうか?
by P-ZUG (2010-08-20 00:02) 

Akira

こんばんは。

どうも予約したタイミングが悪かったのか、最初は残念な座席位置でした。客室乗務員(スチュワーデスと書いてあった)は、どうも不慣れで最初に出すべきおしぼりも忘れていたようで、私が催促したら、全員に配り始めました。スパークリングワインも半分気が抜けていたし...。

ただ、それを差し引いてもRailJetそのものの車両とサービスは今迄にない素晴らしいものであるということは確かです。ただ、利用者が少ないと供食サービスの質低下などコスト削減による悪循環になるのでは...と心配したりもします。
by Akira (2010-08-20 00:32) 

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