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42993 DB Avmz 207 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 区分室側

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▲ 廊下側

先日当ブログで紹介したAvmz 207(4247)繋がりで、今回はIC "Südwind"客車セット(42993)の同形客車モデルの紹介をしたい。

このモデルがリリースされた時は、先日迄紹介して来たIC "van Beethoven"モデル以上にそのリリースを期待したものである。しかしながら、モデルを手に取って、その出来にはいくつかの”?”があり、残念でならない部分もあったの事実である。その1つが、このAvmz 207にあったのである。

上画像をご覧になればすぐに気づかれる方もいらっしゃるとは思うが、本来赤色のスカートであるが、このモデルは塗装がされておらず樹脂練り込みの茶色のままである。黒裾色のTEEカラーの仕様もあるのだが、これは残念ながら塗装指示ミスである。

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しかしながら、このモデルはIC向けらしく窓枠色がElfenbein(象牙)色に塗装され、4247とは一線を画している部分である。等級及び、喫禁煙表記は、文字表記である。これは時代によって表記が異なるが、それが正しい考証がなされているかは未確認である。台車は、FIAT製のY 0270 S形である。

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サボは、IC "Südwind"のMünchenからBremen行きの印刷が施されている。印刷精度はリリース当時のレベル。

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このモデルの実車「61 80 19-90 518-0」は、1977年5月23日にLHB社にて落成。その後数度形式変更を受け、Avmz 107として現存しているものと考えられる。

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▲ RICラスターは、200Km/hの許容最高速度と航送表記が印刷されている。

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▲ REV表記は、1981年6月1日である。

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車端部分の正面画像である。メルクリンからリリースされているDBのEurofima客車(Avmz 207)は、このモデルを含めて幾つかリリースされているが、IC列車にはAvmz 111と並んでなくてはならない車両である。28,2cm客車モデルがだんだん浸透されて来る中、やはりこの車両の同スケールのモデルもリリースを期待してしまうのである。その時は、今日の水準での精度はもとより、仕様検証も精緻に行われることが最も期待してしまうのである。

参考文献:"WAGEN" Das Archiv der Deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag
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