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4224 DB Apmz 123 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 洗面所側

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▲ 非洗面所側

先日全長28,2cmの2等開放室客車(Bpmz 291)モデルの紹介した折りに、同形の26,4cmモデル(4225)を引っ張り出して比較してみたが、考えてみれば、この客車モデルは同じ基本設計で1等開放室車(4224)モデルもメルクリンからリリースされた。実車がごく少数なこともあって、Bpmz同様端正な車体を持ちながらも地味な存在であり、メルクリンからも知らないうちに生産完了されてしまった感があるモデルである。

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▲ 出入口扉の窓は28,2cmより若干細長い印象であるが、その印象が大切な部分であると再認識したディテールでもある

このモデルは、1998年から93年迄の5年間リリースされた。ちなみに画像に出ているモデルは1993年だけリリースされた最後のモデルで、それ以前のモデルは、出入口扉横のグリップが別パーツになっていたもの。ただ、このグリップはややオーバースケールで、金型で一体成型された画像のモデルがより良いとは思う。
台車は、Bpmz同様MD52形である。

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車体番号は、「61 80 18-95 202-7」で、この実車は、LHBで1985年4月17日に落成。7両ある同形客車の最後のロールアウトの車両である。1988年からはTEE(赤裾)カラーからOrientrotベースの塗装に変更。1998年からはいわゆるICEカラーとなっている。

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▲ RICラスターは、200Km/hの最高速度許可と航送表記の他、単電源仕様であることがわかる。

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▲ REV表記は1986年4月3日

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▲ 車体妻部分。尾灯は色差ししてある。


このモデルは、裾部分と台車、屋根がBpmzと共通であるが、車体の窓割りと車内装備が異なるため、別部品である。これが、もし28,2cmモデルに置き換えられるとすれば、Bpmzモデルは裾部分と車体、屋根部分が一体成型のため、共通部分は台車と貫通幌ぐらいであろうか。実車の車両数の少なさも含めて、このモデルの28,2cm化は期待薄と私は思う。

そういう意味では、26,4cmや27cmモデルから28,2cmモデルに移行しつつある現在も、我が家ではまだまだこれら1/100近辺スケールのモデルは活躍するのであろうと思う訳である。

参考文献:"WAGEN" Das Archiv der Deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag
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