43257 DB Salüge 801 (10 205) / Ep.IVa (Teil 1) [Maerklin-Reisezugwagen]
久しぶりに我が家に入線したメルクリンモデルの紹介をしてみたい。先日届いたメルクリンマガジン05/2013(独語版)に掲載されているモデルが気になった。これは、SPD(ドイツ社会民主党)設立150周年記念としてリリースされたWilly Brandt首相が利用したサロンカー(10 205)を再現したH0モデル。これがSPDのウエブショップのみで発売されているのを知り、手に入れたのが上画像である。
このモデルは、箱を開けるとH0車両モデルの他、アクリル製ケースとPreiser社製のテレビカメラ、カメラクルー、警備員、Willy Brandt首相のフィギュアがスポンジの緩衝材に収まっている。
また、メルクリン社長サインが印刷された証明書と解説書も同梱されている。
Willy Brandt氏は、戦後の西ドイツで歴代首相の中でも最も優れ、多くの国民に愛されたと言われる政治家である。私がドイツに滞在した時にはCDUのコール首相であったが、Brandt氏の名前はテレビでも良く出て来たのを憶えている。それだけ多くの業績を残した首相であったのであろう。
さて、その彼が首相時代(1969 - 1974)の任期中、おそらく選挙中に利用したのであろうこのSchrürzenwagenのサロンカーを模型化し販売したのがSPDである。同梱されている説明冊子には1972年11月19日にこの車両を使用した時の仕様であるらしい。彼は1969年からしばしばこのサロンカーを利用して選挙戦に臨んでいたようであるし、1度は旧東独のErfurtにもこの車両で出掛けたと聞いている。
さて、このサロンカーを手に入れたのは良いが、選挙戦列車として組まれた組成がまだわからない。Erfurtに出掛けた時は、サロンカー3両、132形紫赤色食堂車など2両、5両の寝台車、メディア用車両、2両の随行用車両。また国境駅からはDRの客車を増結して走ったそうである。しかしこの1972年使用時の組成が不明である。牽引機関車も含めてご存知の方は是非教えて頂ければありがたい。
モデルの詳細については、次の機会に触れようと思う。
参考サイト:
SPD
http://www.spd.de
Salonwagen 10 205. Von der Schiene ins Museum / Haus der Geschichte der Bundesrepublik Deutschland
http://www.hdg.de/bonn/ausstellungen/dauerausstellung/ausgewaehlte-objekte/salonwagen/
Salonwagen der Deutsche Reichsbahn bis 1945
http://www.drg-salonwagen.eu/db/10205.html
Akira さん
Willy Brandt, 懐かしいですね。
Ost Politik や秘書のスパイ事件、70年代の出来事がいろいろと思い出されます。
by Bemo (2013-11-14 06:08)
おはようございます、Bemoさん。
彼が現役時代のことは子供だったこともあって全く知らないに等しいですが、ドイツではTVなどで映像を見る機会がありました。同梱の冊子でもう少し彼とこの車両について知ることが出来ればと思います。
by Akira (2013-11-14 08:52)