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märklin AR-APP [Maerklin-Allgemein]

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昨日、メルクリンの秋の新製品記事を記しましたが、たくさんの興味深いモデルの告知のなか、個人的に特に興味深かったのがWGmh 842 "Gesellschaftwagen"(43868)です。これは、たくさんのライトやサウンドのエフェクト機能を持つ客車モデルですが、パンフレットのテキストや画像では中々その魅力の全てが見えてこないのも確かだと思います。

今回のパンフレットに新しくQRコードや「mAR」アプリのシンボルマークを記したページが幾つかあります。
QRコードは、ウエブアドレスも記されていて、ここを開くとそれぞれのモデル特設ページに繋がり、該当製品の詳細情報を見ることもできます。そして「mAR」アプリのシンボルの意味することは、iOSとAndroidのアプリ「märklin AR-APP」(mAR)をスマートフォンやタブレットにダウンロードし、そのシンボルのページに「mAR」をかざすと、バーチャル3D画像や映像を観たり聴いたりすることができたりします。

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特に興味深かったのが、WGm 842モデルのページで、「mAR」アプリを使って見てみると上画像のような立体画像を観れます。見る角度や遠近を調節することも可能です。

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このアプリでは、画面下にCS2の絵が確認できますが、CS2のファンクションボタンを触れることでこのモデルの機能を3D画像上で再現できます。WGm 842モデルでは、照明とサウンドの多彩なファンクションが観たり聴いたりできますが、この「mAR」アプリを使って、上画像のようにバーチャル体験することができるというしくみです。
ただ、最初iPadで出したPDFのパンフレット画像をiPhone 4Sの「mAR」アプリで見たのですが、画面が小さすぎてCS2画像のファンクションボタンに記されている文字の確認と操作が困難でした。そのため、パソコンで出したパンフレットのPDFのページをiPadの「mAR」アプリで観ると、CS2のファンクションボタンも操作できました。

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クリスマス機関車であるBR 50(37838)のページでは、3D画像は観れませんでしたが、煙突から出る煙やサウンドを聴くことができるようです。

他にもStartUpやmDT3のページではプロモーションビデオが観れたりします。

私は元々AR技術は、その使われ方に今一歩共感できず、このアプリについてもあまり期待していなかったのですが、WGm 842のページを見て考えが変わりました。パンフレットである2次元画像では表現しきれない情報を「mAR」アプリで見事に補う役目を果たしていると感じた次第です。

今後、メルクリンの製品パンフレットやカタログに「mAR」が使われるかどうかは不明ですが、この取り組みは、今後も続けて欲しいと思いました。

なお、このmärklin AR-APPは、iOSやAndroidのアップストアから無料でダウンロードできます。
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コメント 4

Bemo

Akira さん

情報ありがとうございます。

メルクリンも拡張現実ですか。

次はMFX+で、Ocurus やグーグルのCardboard を使った
VR ですね。

新しいデコーダを見ると、最初はCS2が、Stick PC 化と早合点しましたが、CS2の機能がPC などに移植されていくようですね。

by Bemo (2015-08-27 12:42) 

Akira

こんにちは、Bemoさん

今後mfx+がどのように進化して行くか、またメルクリンデジタルそのもの方向性はどうなってゆくのか、私自身は掴み切れていませんが、一ユーザーとしては、だれもが簡単な操作で運転する楽しさ、五感で体感できる鉄道模型の楽しさを追求して欲しいものです。

mLD3/mSDは、高機能化でよりリアルなサウンドなどのファンクションに繋がることを期待しています。
mTD3は、是非Mac OS版を出して欲しいと...。
by Akira (2015-08-27 13:08) 

Bemo

Akira さん

レスありがとうございます。

メルクリンとは関係がありませんが、日本のVR 研究の第一人者の東大の廣瀬通孝教授は日本型16番鉄道模型のコレクターでも有名で、ご自宅の鉄道模型の部屋は雑誌などで紹介されることがあります。ご自身のVR研究では鉄道模型を扱ったものはないようです。

by Bemo (2015-08-31 23:00) 

Akira

Bemoさん、おはようございます。

ご返事遅れて失礼いたしました。

東大の廣瀬教授ですが、友人の大洲さんからご招待いただいて東京ステーションギャラリーの開館時に行われた展覧会に伺った時、廣瀬教授の作品を拝見しました。この時廣瀬教授が直接レクチャーしてくださったので私も自分のSuicaを使って作品を楽しみました。確かそのときも日本型鉄道模型のコレクターとは伺っていましたが、その世界でも有名な方だったのですね。
by Akira (2015-09-04 09:05) 

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