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FC Bayern Münchenの試合 [ファミリー]

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昨日は、息子と2人出ずっぱりの1日となった。高校受験を控えた受験生の息子は、この時期ともなると、オープンスクールが始まり、志望校などへ出向いて学校見学を兼ねて様々な情報を得に行くのである。最近は私立ともなると、様々な体験も出来るようなプログラムも加えられており、至れりつくせりの感がある。最も親としては、授業料だの入学金だのが最も感心のあるところであるが...。

さて、午前中をそのオープンスクール訪問に費やした私たち父子は、自宅に戻ってそそくさと昼食を済ませ、かねてからの息子の念願であったサッカーの試合を見にさいたまスタジアムへ行ったのである。昨夜の試合は、浦和レッズとFC Bayern Münchenの試合である。

実は、私自身ドイツに何年も滞在しながらサッカー観戦は1度もない。最初のBremenの語学学校へ居た時は、他の日本からの学生には、しばしば地元Weder Bremenの試合を見に行っている者もいたが、私は興味がなく1度も...その後のKarlsruheでも、Münchenでもである。
そんなサッカーと無縁であった私なのであるが、何故か息子は幼稚園時代からサッカーに興味を持ち始め、ようやく中学生になってからサッカー部に入部し、最後は副部長迄つとめるまでに至ったのである。そして受験が控えている3年生は、先月の試合で2回戦負けし、部活動が終了となったのである。彼は、幼稚園までドイツで生活していたこともあって、大のFC Bayern Münchenファンで、私が内緒でこの試合のチケットを入手していたのである。これは、今迄部活を頑張って来たことのご褒美でもあり、これほどサッカーが好きなのに生まれて1度も試合観戦をさせていなかったことで、ちょうど良い機会に恵まれたと思ったからである。

さて、前置きが長くなってしまったが、我が家からさいたまスタジアムへは、中々アクセスが複雑で意外に時間が掛かる。初めての観戦ということもあって、なるべく早めに自宅を出発し、高崎線で大宮、京浜東北線で南浦和、武蔵野線で東川口と乗換え、埼玉高速鉄道の終点である浦和美園駅に到着したのは午後4時を過ぎた頃、そこから徒歩で更に20分である。浦和美園駅前には、FC Bayern Münchenの旗がたなびいていた。キックオフが7時半なので時間にはだいぶ余裕をみて行ったが、そこそこスタジアムに向かう観客が同じ方向へ歩いている。

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途中、埼玉高速鉄道の車庫の横を歩くので、「鉄」をしてしまう。w

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しばらく歩くとようやくスタジアムが姿を表す。道の途中では、時折屋台があり、今回限りと思われるFC Bayernグッズ専門の屋台も見かける。

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スタジアム前に到着して、息子がサッカー部の友人にメールを送っている。何かと思えばレッズかFC Bayernのどっちのグッズがお土産に良いか聞いているのである。お目当てのグッズをゲットしてスタジアムへ。

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今回は、初めてということもあって指定席を確保したが、自由席にはどんどん人が増えてくる。指定席はまだまばら。息子は既に大興奮状態である。まだフィールドにはだれもいないのにである。普段練習しているサッカーグラウンドとは違うからであろう。テレビ画面で見る感覚とは明らかに違う。この息子のはしゃぎっぷりを見て連れて来て良かったと思ったのである。

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まだ人もまばらなスタジアムで腹ごしらえも終え、7時ぐらいになると、座席もうまりつつある。そして試合前の練習でFC Bayernの選手が登場。今回彼らにとってアウェーであるが、どの程度のファンがいるのか興味があったのだが、意外に多いのは驚いた。全体の5分の1ぐらいはいたのではなかろうか。
息子は、人がまだまばらであることを良いことにかぶりつきで選手を見ている。

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で、いよいよゲーム開始。試合結果は予想どおりというか、まだまだFC Bayernのレベルが格上という試合展開であった。後半、それでも2点を取った浦和も中々すばらしくより面白い試合運びとなった。
結果は4−2でFC Bayernの圧勝と言えよう。

試合終了後早々にスタジアムを跡にして、同じ経路で大宮迄行き、そこから新幹線に飛び乗って我が家へ到着したのは11時を回っていたのであるが、息子にとって今日1日には忘れられない思い出となったであろう。もちろん私自身もわからないなりにホンモノの見事なボールさばきを目の当たりに出来て充分に楽しめた。
困ったことに、息子は本気で「高校に入ったらFC Bayernの試験を受けに行きたい!」と言っていることである。「でもその前にコミュニケーションでできなければ話になんないョ。」と牽制するのである。せめて英語を頑張ってくれ....。
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コメント 5

HUH

こんにちは。
バイエルン戦を満喫されたようで良かったです。ドイツ代表FWの二人が期待通りの活躍をしたようですし、息子さんはこれでますますバイエルンファンですね。テストを受けるとは、まことに頼もしい限りです。
by HUH (2008-08-01 21:32) 

abe

滅多に見られないカードを観戦出来て羨ましい限りです。
ぜひ今度は銀座まで足を伸ばしてみてください。(w
by abe (2008-08-01 23:24) 

Akira

>HUHさん

色々と事前からお世話になりました。お陰さまで父子で充分に楽しむことができました。
レッズもFC Bayernも様々な選手を投入して、私の知らない名前の選手ばかり?活躍していました。Borowskiの3点ゴールは華麗でした♪。
息子のテストについては、話半分に聞いています。まず高校生になってもらわなければ...。

>abeさん
初めてのサッカー観戦が、FC Bayern戦というのは、息子にとっては最高のカードだったようです。張り切ってFC BayernのTシャツにマフラーを用意して....。
銀座に伺うときは事前連絡しますね。


by Akira (2008-08-02 03:27) 

Ktochan

はじめまして、Akira様
鉄道模型にとどまらず、ドイツの産業や文化を踏まえての考察をいつも興味深く拝見しております。
私、レッズファンで、模型はDC環境ですがメルクリンも少々所有しております。
埼玉スタジアムでの観戦お疲れ様でした。
浦和レッズは現監督を含め3代続けてドイツ人監督で、ブンデスリーガで活躍した選手が在籍したり、Lufthansa、DHL、HUGO BOSSがスポンサーを務めるなど、ドイツと縁の深いチームです。
バイエルンはシーズン開幕前のレギュラー争いが激しく、選手は監督にアピールしようと必死だったようで、少なくとも前半は本気モードてしたね。

by Ktochan (2008-08-02 16:49) 

Akira

Ktochanさん、こんばんは。はじめまして。

確かにさいたまスタジアムは、LHやDHLの広告がありましたね。前半の試合運びは完全にBayernペースでした。バイエルンゴール側にいた私たち父子は、中々ボールが来なかったので選手の動きが間近に見れないというジレンマがありました。


by Akira (2008-08-02 23:16) 

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