29845 DB(P) Kesselwagen (SHELL) / Ep.III [Maerklin-Guterwagen]
今日のニュースで、メジャー石油企業である昭和シェル石油が中東において太陽光発電事業に参入するという報道がされたのを目にした。世界に名だたる石油メジャーの日本法人も脱石油に向けて動き始めたと感慨深く思ったのである。
今回紹介したいのは、今ではなく石油がエネルギーの主役となったドイツの経済成長の時代(Ep.III)の石油タンク貨車である。有名な企業なので敢えてここでSHELLの説明をする必要もなかろう。
モデルは、Premium Startset(29845)に同梱されているタンク貨車である。4642ベースのモデルは、4440ベースのタンク貨車モデルとは異なりブレーキレバーが可動するなどディテールが細かく凝った作りになっている。車体の黄色地に赤のSHELLロゴは、現在とは異なり60年代のCIに忠実なグラフィックである。が、今見てもそう古さを感じるものでもないところがグラフィックデザインの秀逸さを物語っていよう。
表記部分は、発売時の1998年の標準的レベルと言えようか。逆にコスト管理に厳しいスタートセットの貨車モデルとしては、印刷も含めてとても凝った作りと言えよう。
ドイツでのSHELLブランドの輸送業務は、DuesseldorfのEisenbahn-Verkehrsmittel AGが担っているようで、そのように表記されている。
車体右下の台枠部分には小さくREV(検査)日付が印刷されているが、こちらも鮮明で目視で判別できる。
最近は中々手に入らない4642ベースのタンク貨車モデルであるが、是非今後もこの可愛いサイズのモデルを増やして欲しいと思うのである。
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