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43940 DB BRbu4üm-61 / Ep.III [Maerklin-Reisezugwagen]

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ニュルンベルクのメッセも終了して、ネットの情報も一段落というところであろうか。新しいメルクリン/TRIX関連の情報は、昨日今日と得られなかった。当ブログも、またモデル紹介を始めたい。

今回は、Ep.III時代のUIC-X客車の続きで2等/ビュフェ合造客車BRbu4üm-61(43940)である。このモデルは登場当初を再現した1962年の仕様のため、Chromoxidgrün一色塗装である。

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ビュフェ側車端部側面には出入口扉横に紫赤色ベースのDSGシンボルマークが印刷されていて、これが窓下にある「DSG - BÜFFET」と共に車内供食サービスがDSGによるものであることの主張である。ただ、これだけでは一目で供食車両であることが中々理解出来ないのは確かで、後にビュフェ部分のみ紫赤色に塗装したKakadu塗装となり、メルクリン/TRIXからEp.IV仕様でリリースされている。

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形式などの表記印刷は、当時の標準的レベルと言える。車両番号は、「10 740 Esn」。手元の資料では、1963年12月4日にKasselのWegmann & Co. 社にて落成。1966年9月からはUIC表記のBRbumh 282となり、1980年2月11日にはWGm 840に改造されている。
また、同じ外観でビュフェ部分の座席数を増やした別形式BRbu4üm-62があり、これはBRbumh 283となる。製造総数は、この2形式合計で53両である。

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サボは、他の同シリーズモデルと同様である。

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RICラスターは、航送を含めて欧州各国の許可のある4電源仕様である。

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REV表記は、1964年10月7日である。

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ビュフェ部分のインテリアが特徴的なので、側面から窓を通してみた画像である。ここには側面窓に面した4人分の丸椅子を配したバーカウンターや、2人分の丸椅子のある立食テーブル席、その他、4人2人分のテーブル席もある。これは、日本で言えばオシ17あたりのコンセプトに似ている。

この半室ビュフェ客車は、長距離D-Zug向けに開発された車両であるが、未だに改造を受けつつ運用されている他車に比べ、長くは持たなかったのは、その用途の特殊性から来るものであろう。しかしながら、黒裾や青裾タルキスカラーもあり、また3両ほど138形「Quick-Pick」として改造を受けた車両、更に、後にIAO社へ売却され、改造を受けた「APFEL PFEIL」仕様など、バリエーションは少なからず存在する。それらの資料は今ひとつ多くはないのであるが、是非塗装バリエーションの1つとしてリリースして欲しいモデルである。

参考文献:BRbu4üm-61; BRbumh 282 / "Wagen" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Zeitschriftverlag GmbH München

参考サイト:Schnellzugwagen. / メルクリンドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=43940&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html

[EDIT] 2012-04-11
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