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第5回 ドイツフェスティバル in ぐんま(2日目+3日目) [Maerklin-Allgemein]

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[2日目(6/1)]
ドイツフェスティバルの中日である2日目の土曜日、この日は今回の中核日にあたる。やはり前日の金曜日とは異なり、朝から家族連れがやってくる。子供達の歓声が上がるのを聞くとやはり嬉しくなるもの。しかも子供だけでなく、家族連れのご両親も同様である。

11時から県庁ホールの一角に舞台を設営し執り行われたセレモニーは、日独のロマンチック街道姉妹提携25周年記念式典である。このセレモニーには、日本のロマンチック街道沿道町村の代表者はもとより、地元の衆議院議員、そしてロマンチック街道の本家ドイツの沿道の各市の観光局長夫妻や市長さんなど20名以上のドイツからのゲストをお迎えした挨拶や調印式などが行われた。この時は私も一部通訳の仕事を仰せつかいレイアウトを離れたのだが、実はこのセレモニーが始まって暫くは、セレモニーに興味のない子供達がレイアウトに集まって来ててんやわんやだったそうである。1人でこの時間を切り盛りされたSさんには申し訳なかった。

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▲ BR23+ジルバーリンゲ

私の仕事が終わってレイアウトに戻り暫くすると、式典は終了し参加者はぞろぞろと...私たちのブースに立ち寄るかと思ったら、何処かへ消えてしまった。なんでもすぐにパーティがあるらしい。
この日は、今日も41形と03.10形に加え、23形をレールに載せ走らせ発煙させる。23形や03.10形はサウンドの音量も大きく子供達には良いようである。Sさんに調整してもらったCS2からの無線LANルーターは無事機能し、iPadでの操作も可能になった。iPadは、だれもが知っているデバイスだけに、そこから操作出来るというのも来場者にとっては驚きのようである。

暫くすると、先ほどのセレモニーに出席されたドイツからの招待客がホールにみえ始める。それぞれ興味のあるブースに立ち寄るが、その中の初老の方がメルクリンレイアウトの傍らで興味深そうに眺めているので声を掛けたら、ご自宅にメルクリンのレイアウトをお持ちとか。20年以上のメルクリン歴とのことで話が弾みかけた時、集合の合図が掛かって残念ながら出発とのことである。彼らは、これから日本ロマンチック街道をバスで走りながら沿道の市町村を訪ねるのだそうである。それにしても折角の見学の機会に充分な時間が取れなかったのは残念である。帰り際に名刺交換をしたが、彼の住まいは私も2度ほど訪れたことがあるロマンチック街道でも多くの日本人観光客が訪れるディンケルスビュールである。印象深い日本滞在であることを祈ってお見送りした。

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ぐんま日独協会の会員には様々な経歴を持つ人がおり、そのお一人に29年間ドイツのピアノメーカーで仕事をされていた方がいる。その方が在独時、ドイツのebayで落札したというDampfmaschine(蒸気機関)とメタル自動車2台を持参してくださった。これらはメルクリンが昔製品化していたもののレプリカである。メルクリンは鉄道模型メーカーではあるが、長い歴史の中でこのような模型もリリースしていたということがモデルを通して理解出来る。このような貴重なものを展示していただけたYさんには感謝したい。

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▲ VT11.5デビュー当時の仕様

この日も、昨日から2日間に渡ってお手伝い頂いたSさんを始め、午後からは栃木からGさん、また東京からも数名の友人がおみえになって色々とお話しすることができた。当ブログを見ているという初めてお会いする方もいらっしゃり嬉しくも忙しい1日であった。

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[3日目(6/2)]
3日目は、やはり10時開場前から見学者が集まり始めた。そのため、設営しながら走らせる。最終日ということもあって、朝から車運車列車を組成させ41形に牽引させる。午前中からGさんがお見えになり、屋外の自動車展示などを見ることができた。長岡の3社(BMW、Audi、MB)に比べぐんまはPORSCHEとVWが加わったドイツの5社である。ドイツ車が一同に集まるイベントは貴重である。特に今回は展示が行われた2日間とも晴天で多くのお客さまも自動車展示会場に来ていたのは良かった。展示車種も長岡とは異なっているのは私にとっては良かった。画像はAudi TT。

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最終日は、Gさんが子供達のためにと機関車トーマスを持って来て走らせた。目論みは大いに当たり、子供達の喜ぶ顔があふれる。また、撮影塗装の53形重連がメッサーシュミット戦闘機運搬貨車を連結した姿は大迫力である。ただ、それだけで煙突4本なので発煙材給油が大変である。
そして、長岡のフェスティバルでお借りしたKさんのICE3を朝から走らせる。これも年齢を問わず大人気の車種である。

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▲ 最新mfx+機関車(BR101)の運転にトライ

午後からは、東京から友人が複数みえて忙しいながらも話が弾み和む。また初めてお目にかかるメルクリンファンの方もみえたので、彼らに最新のmfx+機関車の運転を試みてもらう。中々難しいが憶えると新しい楽しさが加わることを実感してもらう。ただ、これを始めると視線がCS2の画面に集中し、機関車を見れなくなるので注意が必要である。

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▲ ぐんま日独協会のドイツ直輸入食品販売(ソーセージ類、パン、岩塩、グミ)

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▲ 前橋の老舗玩具店「黒田人形店」さんはドイツ木製玩具を販売

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▲ 毎月で開催されるドイツサロン会場でもある高崎のドイツ紅茶店「陶豆屋」さんによるロンネフェルト社紅茶販売

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▲ フランクフルトのギナーン社のウォッチ専門店「南雲時計店」は新潟県南魚沼、六日町から毎回出店

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▲ 今回初出店のドイツ雑貨のモリタ商会

他にも整形外科靴専門店や、ビール・ワイン店、ドイツアクセサリー店などなど、出店は充実したドイツフェスティバルである。残念なのはアルコールの試飲(会場ホール内飲酒)が禁止されていること。駅から遠くほとんどの来場者が自動車利用ということがその理由らしいのだが、お酒を飲めるのは子供ではないのだし、そろそろ解禁しても良いと思うのだが....。

さて、今回のフェスティバルで気づいたことに、少なからずの来場者がメルクリンH0の走る姿に歓声を上げる中、その品質に賞賛をする声が少なからずあったこと。これは前回迄あまり聞かなかったことである。あくまで私見...であるが、これは鉄道模型自体を知る(あるいは持っている)人が増えたからなのではないか?と想像する。そのほとんどは国産のNゲージであるが、彼らはそれらを基準としていて、メルクリンH0モデルの走り、ギミック、存在感、そしてその質感を実物を見ることで、その優位性を確認出来たのではないか?と感じたのである。用意した販売店リストは在庫が尽き、翌日新たに増やさなければならないほどのリクエストがあったのは、その証左であるような気がするのである。

最後に、木曜日の設営、2日、3日に渡って助けてくれた友人知人の皆様、片付けも含めて手伝ってくれたぐんま日独協会の皆様、東京を始め遠方から遊びに来てくれた友人の皆様。そして沢山の歓声をあげてくれた子供達。その子供達と同じ笑顔を見せてくれたご両親や来場者の皆様には、この場を借りて心より感謝、御礼申し上げます。次回のドイツフェスティバルは、2年後。メルクリンもその時再び皆様の前で力強い走りを見せられればと願っております。ありがとうございました。
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