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1960年代のメルクリン小冊子 [Maerklin-Allgemein]

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平成も終わりが近づき、新しい令和の時代が目の前まで来ていますが、手元にある1960年代と思われるメルクリンの小冊子を紹介したいと思います。
上画像は表紙ですが、M式レール上にクロコダイルと44形機関車が並んでレイアウトされています。裏面は、クロコダイルにはブリキの2軸客車が連結していて(実際はありえないでしょうが..)、44形にはブリキ製Gruppe53(UIC-X)1等客車が連結されています。(これもないでしょう)

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まず、メルクリンの鉄道がどのようなものであるか、メルクリン社の歴史からテキストと写真で解説しています。

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そしてメルクリンH0モデルについての解説です。アナログモデルの操作など解説ですが、ここでは頑丈さを前面に出してその信頼性を訴えています。

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冊子の中央に載っているのは、オーバル形レイアウトとポイントや信号機が配置され4台の機関車が置かれている写真です。信号機で制御しているのでしょうが、アナログレイアウトで4台の機関車をどうコントロールしているのかはナゾです。

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当時メルクリンを輸入販売している朝日通商(株)と、メルクリンをこよなく愛した古谷氏、篠原正瑛氏の対談形式でのメルクリンの評価と議論です。当時からメルクリンの交流方式と他社の直流2線式の評価の議論など、今やメルクリンはデジタル化と共に交流式が正当に評価される時代になりましたが、アナログ時代の議論は興味深いです。対談の中で、Schuco社のミニカーもシュタイフと共に当時朝日通商が輸入販売を担っているという記述がありますが、今やSchucoはメルクリンと同じグループにあるわけですから、その先見性?には目を見張ります。

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最後のページは、メルクリン社と輸入総代理店の朝日通商(株)の名前が印刷されています。日本では総代理店はありませんが、当時のような商品の高額設定もほぼなくなり、インターネットの時代で情報もモデルも入手はしやすくなりました。ただ、こうした小冊子を見ると、幼少時代ではありましたが、昔の古き良き時代があったことも思い出してしまいました。
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