SSブログ

懐かしの?甲種車両輸送(16) [日本の鉄道]

ef15_izuhakonekousyu01b.jpg

久しぶりに1980年代初頭の甲種車両輸送の写真をアップします。
通常甲種車両輸送は、私鉄車両などが新製時や譲渡など車両工場から自社線までの輸送を国鉄(JR)線を経由するときに機関車牽引で輸送するときの形態のことを言いますが、上の写真は、当時の国鉄線上であることに変わりないのですが、新製や譲渡時ではなく検査のための輸送のようです。
撮影は、根府川駅近くの白糸川橋梁です。列車番号は1793レ

EF15に牽引されているのは2軸貨車の後ろに緩急車を挟んで小田原から三島に向かっているところです。編成は以下の通りです。

EF15 157 + FC + ヨ + 甲種x3 + ヨ

この甲種車両は、伊豆箱根鉄道大雄山線を走っていた木造電車です。伊豆箱根鉄道の車両工場が同社の大雄山線にはなく、検査や修理ごとに車両工場のある駿豆線と結節している三島まで甲種車両輸送で移送しなければなりません。そのため、ある意味的定期的に運行されている甲種車両輸送と言えるのかも知れません。

img396nb.jpg

上の画像は、小田原駅で同社の凸型電気機関車ED31形に牽引されているモハ151形電車です。伊豆箱根鉄道は西武鉄道系企業ということもあり、モハ151形はエンジ色と濃いベージュ色の西武電車塗装の姿でした。

当時は、地方私鉄を訪れるとこうした旧国鉄より譲渡された木造車両も少なからずあり、様々な古い車両達が私たちの目を楽しませてくれました・

[撮影日] 1981.12.4
nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー