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Herbst-Neuheiten 2020 [Maerklin-Allgemein]

昨晩、メルクリン/TRIX/LGBから秋の新製品が発表されました。

メルクリンドイツ語版のPDF版パンフレットは以下リンクにあります。(ファイル容量にご注意)

Herbst-Neuheiten 2020 / Märklin

TRIXやLGBはそれぞれの公式ブランドサイトから配信されています。

また、今回の新製品発表に合わせてYouTubeのメルクリン公式チャンネルにでライヴ配信で新製品モデルの紹介がされました。

さて、今回のH0モデルは表紙にもあるDBのInterCity 50周年で登場したEp.VのICEカラーのIC客車群がハイライトでしょう。何と8車種の同時リリースで、そのうち2車種が新金型によるものです。
27cmモデルではリリースされていた制御客車と、今回初めてリリースされるBvmz 185.5に注目です。特にBvmz 185は実車がEp.IVのOrientrot時代に新製された半個室客車です。IR客車のような左右3室が6人用個室で中央部分がドアのない4人用半個室と通路を挟んで大型テーブルのついた1人用座席が向かい合わせにレイアウトされたユニークな室内レイアウトを持つ客車です。シートカラーはICE-V2等車をリスペクトしたかのような青リンゴ(黄緑)色でした。私も新製間もなかった1988年にGarmisch-PartenkirchenからMünchen Hbfまでこの客車に乗車した記憶があります。

新開発の制御客車(43630)は、ファンクションmfxデコーダーが内蔵され、室内照明やヘッドライト、制御室内照明などがそれぞれ制御可能です。またこの車両から導電カプラーを介して今回告知された客車群の室内照明を同時に点灯させることができるとあります。

他のモデルで興味深かったのは、MHI30周年記念モデルのウエザリング仕様の140形。これはOrientrotですが、色褪せたこの塗装色の機関車を良く見た印象が強くリアリティがあります。

エキスポートモデルでは、オーストリアのRailJet塗装のRh 1116です。今回RJ客車はリリースされていませんが、どのような意図があるのかちょっと興味深いです。実車の世界では、RJは現在ÖBBだけではなく、CD(チェコ国鉄)からもCDカラーのタウルス機関車とRJ客車が登場していますので、マーケット次第では次回の新製品として控えているのかも知れませんね。

デンマークのTELEXカプラー付きKöf IIのセットも中々いい感じです。

今回の新製品を眺めていると、やはり時代は変わっていることを実感しています。IC列車はICEカラーになって久しく、模型の世界でもEp.IVは過去の時代なのでしょう。そしてテクニカルな部分でも随分変わってきました。単品モデルで導電カプラーと室内照明が標準装備なのですから。
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