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Zugbildung D 167 "Riviera-Express" 1959 Sommer (Karlsruhe Hbf - Hamburg-Altona) [Zugbildung]

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D-Zug "Riviera-Express" 1959夏ダイヤの最後の編成表です。これは、Karlsruhe Hbfで分割された編成がFrankfurt/M Hbf、Bebra、Hannover経由でHamburgへ向かう編成で、途中からあの半流線形10形蒸気機関車に牽引される編成になります。

この編成表の客車を見ると、Milano方面から到着した2つの列車が分割と併合を夜中のBasel SBBで行い、それぞれの方向へ出発したD 67列車がKarlsruheで分割されてD 167列車として出発するところから始まりますが、2両の寝台車はいずれもFrankfurt/M Hbfが終着駅です。この2両の寝台車は、1両が碧いCIWL(Typ. UH)でGenova PPから、もう1両は紅いDSG(Schürzenwagen)でスイスのGeneve Cから来た車両です。簡易寝台車(53系列)は1両のみで、これはVentimigliaから終点のHamburg-Altonaまで走るので、超長距離車両と言っても良いでしょう。(DSG食堂車で朝食と昼食、カフェの時間も取れるほどです)

この編成は、以前メルクリンから42941/42942の2つの客車モデルセットと10形蒸気機関車が発売されましたが、まだ27cm客車モデルの時代で、かつGruppe-53客車をGruppe-62で代用するなど、やや不満の残るセットでもありました。

1959年夏ダイヤのRiviera-Expressは、D 67列車としてVentimigliaからMilano、Basel経由でライン左岸線を通ってAmsterdamに向かう列車として、ルートとしては途中から昼行列車のRheingold/Loreley-Expressを補完する列車でもあったように思います。この列車は、途中から分割され列車番号も枝番号のD 167となっています。

以前、当ブログでもD 167の編成を作成してPwMサイトにアップしましたが、この編成表も正確性にはやや疑問の残るもので、改めて作成し直したのが、ここに挙げた編成表になります。
その後、メルクリンモデルも少なからずの該当する牽引機や客車モデルがリリースされたこともあって、Riviera-Expressのこの編成表だけは、メルクリン/TRIXの製品番号を付記しています。

牽引機関車は、BR E10.1、重油焚きのBR 01.10、BR 10、そしてV200.0と多彩かつ花形機関車ばかりの編成でした。
特に実車が2機のみの10形機関車については、その後mfxデコーダー搭載の002号機(37083)やmfx+デコーダー搭載の上、誤った部品の設置場所などを修正した001号機(37085)がリリースされ、新しい編成表に加えています。

客車については、282mmの簡易寝台車(Bc4ümg)も含めたGruppe-53モデルが是非欲しいところで、加えてCIWLのUH形モデルがあれば、この編成もほぼ完璧に揃うはずです。

Ep.III時代やIV時代は、国際色豊かな客車が雑多に混じった夜行列車を含めた長距離国際列車が少なからずドイツ国内でも見られました。そうした列車を再現したいと思うファンにとっては、特にラテン諸国のモデルが少ないメルクリンのラインナップは歯がゆいところでもありますが、長い目で観てゆっくりと夢を実現させるのが良いのではと感じる次第です。

今回の編成表で手元にある資料からの作成は以上で終了なのですが、この他にRoma - Basel、Basel - Calais (- London)、Basel - Bruxelles - Oostende (- London)という3つの区間を走る列車が同じ"Riviera-Express"として走っているようですが、資料がないため残念ながら今回はここまでになります。

なお、編成表の不備などのご指摘がありましたら、ぜひコメントにお寄せ頂ければありがたいです。

参考サイト:D-Zug "Riviera-Express" / welt-der-modelleisenbahn.com

[EDIT] 2020-10-29
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