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european sleeper 創業秘話 [欧州鉄道]

コロナ禍が始まって2年になります。現在進行形で世界中で起こっているパンデミックはまだまだ予断を許さない深刻な状況ですが、そのような中欧州の長距離移動は明らかに航空機から鉄道へのシフトが進みつつあると言えます。

欧州の鉄道では、NightJetに代表されるÖBBの運行がSBBにも拡がり、今後は更に拡大基調にあります。

一方で、オープンアクセスを活用して民間事業者による夜行列車運用の事業者も出現しています。例えば、オーストリアのザルツブルク北ドイツのSylt島を結ぶ夜行列車や、チェコのRegioJetもプラハからクロアチアまでの夜行列車を運転しました。事業資金の関係でなかなか新車調達できないものの、車内を上手にリニューアルするなど、民間事業者ならではのアイデアもあってその勢いは衰えていません。そのような中で、ブリュッセルとプラハを結ぶオランダの"European Sleeper"ブランドを立ち上げた民間事業者も当ブログで紹介しました。
その創設者の創業時の様子や背景について朝日新聞Globeが掲載していたの以下シェアします。

「選ばれるのは、速さでなくスマートさ」 たった2人で立ち上げた夜行列車ベンチャー

これを読むと、資金調達の目処も決まっていないアイデア勝負の若者がこうしたコンセプトを持って立ち上げたスタートアップとしては異色でフロンティア精神あふれた試みと感じました。
かつて、アメリカのプルマン寝台を体験したベルギーの若者がヨーロッパで快適な寝台と食堂車の会社CIWLを立ち上げた時のようなエネルギーとモチベートをこの記事から感じました。

最初はチェコのRegioJetの力を借りて始めるサービスですが、この新しい会社の躍進に大いに期待したいと思います。
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