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Märklin TV Extra - Folge 37 / Das erste Clubmodell 2022 in Spur H0 [Maerklin-Allgemein]

先日の2022年最初のインサイダーモデルの告知に合わせて、早速メルクリンTVでこのモデルの特集をYouTubeから以下配信されました。

Märklin TV Extra - Folge 37 / Das erste Clubmodell 2022 in Spur H0

出てくるモデルはハンドマスターモデルですが、走行やサウンドやキャブの煙室炎のチラチラ?も映像で確認できます。カウルを装着した2D'2という軸配置ですから曲線通過にも気を遣った設計で動輪4軸のうち中央2軸は左右の振れ幅が大きくクリアランスを取っているようです。
また、テンダーに装着されているスピーカーも低音が出るよう工夫されているようです。(映像で聴いた感じでは、今までのモデルとの違いを実感するには至りませんでしたが..)
前照灯は暖色系白色LEDですが、映像をパソコンのモニター画面で見る限りは、やや暖色が物足りない印象ではあります。(実車は白熱灯電球を灯しているだけのはず)これもパソコンモニター越しに動画を見ているだけなので微妙な電球色の違いを確認するには至っていません。

サウンドファンクションの1つに、この機関車の歴史についての説明が記録されているようで、今まで取説での記述のみだった実車解説に加えて、耳でも確認できるのは新しい取り組みとして普遍なものになるかも知れません。(このモデルはドイツ語のみか?)

客車は、プライザーの人形が各車両に10体づつ同梱(荷物車は1体)されていることと、尾灯が実車同様のランタンで前方側が白色、尾灯側が赤色と凝った作りになっているとのこと。また、室内照明は各車両にコンデンサが入っていて、レールから外れても一定時間は点灯した状態が続いているのが映像から確認できます。この室内照明ですが、以前RTS社から私も購入してInterRegioの室内照明に使ったのですが、これももしかしたら同じものかも知れません。(RTS社が開発した導電カプラーは、メルクリン純正仕様になっています)

クルマで言えばフル装備のような、インサイダーモデルらしい気遣いのあるモデルだということが実感できる動画でした。SK800を知る世代はもちろん、06形に興味のあるファンには満足のゆくモデルに仕上がっていると感じました。
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42265 DRG Hechtwagen-set / Ep.II Insidermodell 2022 [Maerklin-Reisezugwagen]

昨日のインサイダーモデル06形の告知と共に発表されたDRGの客車セットについても記さなければならないでしょう。

この客車セットは、いわゆるHechtwagen(カマス客車)と呼ばれる前後の出入口部分が極端に狭まっているタイプの1/2等座席客車 x1、3等座席客車 x3とプロイセンのV4形荷物車 x1の5両のモデルセットです。以下リンク先の公式ページに詳細があります。

Schnellzugwagen-Set „Hechtwagen“

その説明によれば、全ての車両に明るさ調節可能な暖色系白色LEDの室内照明や3等車の1両に尾灯ランタンが装着、各客車に10名の乗客と荷物車に1名の乗員、合計41名のフィギュアが添付されているとのことでインサイダーモデルらしい特別な仕様となっています。

サボには「Köln – Koblenz – Mainz – Frankfurt」の表記で、ライン左岸線経由であることを示唆したものです。1940年の仕様とのことです。

*当記事は製品内容の保障をするものではありません。
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39662 DRG 06 001 / Ep.II Insidermodell 2022 [Maerklin-Allgemein]

Kolls_BR06b.jpg

上画像の絵は、Koll's Preis Katalogの表紙です。毎年同じ表紙絵で飾られているメルクリン00/H0の価格本ですが、最初はこの絵のモチーフがDRGの06形とは知らず、メルクリンH0でも製品化されていない機関車の絵がなぜ描かれているのだろう?と思い違いをしていました。実は戦前の1939年からSK800として1970年代まで長く生産されていた急客機だったのでした。

さて、本日、メルクリンから2022年インサイダーモデルが発表となりました。以下リンクが公式ページです。

39662 Dampflokomotive 06 001

BR 06 001がモデルの車体番号ですが、これは元々2機のみ先行車両としてクルップ社によって製造されたトップナンバーです。この001号機、1939年からメルクリン00/H0でSK800としてリリースされたモデルと同じ形式と車体番号です。このSK800はリリース当時、ドイツはナチ(NSDAP)が台頭していた頃のこと。戦後もSK800は作られ続け、最後のモデルは1973年までリリースされたので、それだけメルクリンH0では、この機関車の役割の大きさは際立っていたのかも知れません。

戦前のナチ政権はジブラルタル海峡からソ連のウラジオストックまで3mゲージを施設した巨大鉄道事業を夢想していました。
06形はアメリカの巨大機には遠く及ばないものの、45形のボイラーと41形の部品を多く使用した2D'2という軸配置のドイツ最大のマンモス機関車でクルップ社先行試作させたものでした。05形の成功で気をよくした政権の更なるプロパガンダに利用したかったのか、先に述べた3mゲージのプロジェクトの序章のようなイメージにしたかったのかはわかりませんが、何れにしても製造直後に戦争が開始されたこともあって、06形は2機のみに留まりました。戦後は2機ともDB所属となりましたが、他の流線型機関車はカウルを外され新型ボイラに載せ換えられてゆきましたが、その巨大さゆえの使い勝手の悪さゆえ、06形はその対象とはならず休車扱いとなりました。しかし、この機関車は技術以上に政治的な意味合いを色濃く残していることもあり保存への動きもあったのですが、結果として廃車・解体を免れませんでした。

さて、この新しい06形モデルはSK800同様、その印象を良く掴んだ特徴的な前面フォルムでSK800の動輪3軸から、実車に即した2D'2の軸配置に変わっています。更に速度に合わせた間欠発煙やテンダーの石炭が実物を使っていたり..と、インサイダーモデルらしいマニアックな仕様となっています。

これに合わせた客車セットもインサイダー向けにリリースが予定されています。SK800のような伝説のモデルになり得るかはわかりませんが、リリースが楽しみなモデルですね。1つ心配事は新しいターンテーブルに収まるのかどうか? でしょうか。

06形モデルとは関係ありませんが、先日チェコに留置されていた元NIOEのCIWLやMITROPA/DRGプルマン客車群と共にカウル付きの01 1102機関車がドイツに向けて移送されたニュースが飛び込んできました。そろそろカウル付き01.10形機関車もメルクリンから製品化を期待したいところです。

[EDIT] 2021-11-18
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Zugbildung TEE 56 Bavaria 1970/71 記事を全面リニューアルしました [アナウンスメント]

IMG_9098b.jpg

Spielkisteブログも年月を重ねてくると、まとめ記事などで更新すべきこともあって時間ができるとメンテナンスすることもありますが、少し時間ができたので種類の多い28,2cmの62系客車のまとめ記事を確認していたら、誤りを見つけ修正をしていました。その修正したリンク先にあった1971年の編成表記事には更に明らかな誤りを発見したため、この記事を全面的にリファインさせて新しい編成表を作成し、テキストについてもほぼ全面的に書き直し、以下アップしました。

Zugbildung TEE 56 Bavaria 1970/71 Winterfahrplan (16. Feb. -)

TEE 56/57 Bavariaはドイツ・ミュンヘンとスイス・チューリヒを風光明媚なアルゴイ路線を走りLindau、St. Margrethen経由で結ぶ1日1往復のTEE列車ですが、TEE化されて以来1971年までスイスのRAmで運用されていたところを見ると、当時から重要な国際連絡列車であったことが理解できます。

その列車が1971年冬に大事故を起こした後、急遽設えられた3両編成のTEE客車による運用編成表になります。RAmのダイヤを守るため、非電化区間のDB側ではこの列車専用の最新ガスタービン機関車210形を用意し運用されました。ただ、急遽調達された供食車両が最新の106形ながらバー車(厨房設備が不十分)であったために、TEEとして十分な供食(当時のTEE列車は取り分け式のコース料理)が提供できず、不評であったそうです。SBBの食堂車(WRm)が組成される1971年夏ダイヤまでの期間は、利用者としてはちょっと残念なTEE Bavariaですが、牽引機関車も含めて興味深い列車であったのは確かでしょう。

個人的には、夕方ミュンヘン中央駅からチューリヒに向けて発車する「Bavaria」の姿を1991年にミュンヘンのDBでインターンしていた私が就業後中央駅のホームを歩いて帰宅する際に良く見かけました。「Bavaria」はEuroCity列車と種別は変更されたものの、テーブルランプを灯して既に営業しているSBB食堂車の車内を車外から眺めながら、その気品のある佇まいに魅了された記憶が残っています。
タグ:DB SBB Bavaria TEE EC BR210
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50 Jahre InterCity [Maerklin-Allgemein]

ドイツのInterciyが運用を始めたのが1971年のことでした。103.1形機関車が登場して間もなくの頃で、この機関車の量産が続いていた頃です。そのIntercityの運用開始から今年で50年という節目の年になりますが、これを記念してDBと模型店チェーンのw13plusのコラボレーションで101形機関車とIC用制御客車に特別な塗装を施しました。

それは、TEEカラーと呼ばれるベージュ/紫赤色のツートンカラーに裾色がダークグレーと現在のICEカラーと呼ばれるライトグレー地にVerkehrsrot色の帯の2種類のカラーを機関車と客車それぞれに施したもので、機関車には「50 Jahre Intercity」(インターシティ50周年)と記されています。

この塗装はw13plusがスポンサーなので当然のことながら模型化を想定したもので、以下w13plusのウエブサイトには早速アナウンスされているのは、メルクリンH0/TRIX H0/MINITRIXの3種類のシステムでこの2種類のモデルのリリースがアナウンスされています。

50 Jahre InterCity / w13plus

これを見ると、TEEカラーの101形やBpmbdzf 296.1形の部分が目新しく良く似合います。
先日、PIKOとのコラボで実現した218形のICEカラー/蒸気機関車塗装も衝撃的でしたが、今回の101形+制御客車のICEカラー/TEEカラーも同様に衝撃的な塗装になったように思います。

リリースは、来年の第四半期と約1年先ではありますが、ご興味のあるファンはこのサイトから加盟販売店経由で来年1月末までは特別価格で予約注文できるようです。
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