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Beocenter 9000 / Bang & Olufsen [オーディオ]

今日修理から我が家のオーディオが帰ってきた。と言っても、もう17年も前のもので、外板ガラスパネルが外れてしまったのである。そのガラスパネルはタッチパネルになっていて外れると浮き上がってしまってパネルに触れても動作しないのである。そしてそのガラスパネルは本体と両面テープで接着されているのである。それが剥がれてしまうと付けることがほぼ不可能である。ヨーロッパでは大丈夫でも、さすがに日本の湿度と高温には、負けてしまったのであろう。

このBeocenter 9000は、デンマークのBang & Olfusen社製のAVメーカーの製品である。確かに古いモデルで、ラジオ、カセットテープ、CD、アンプの4つの機能が一体化されたものなのだが、画像をご覧の通り実にシンプルで今見ても全く古さは感じさせない。B&O製品のコンセプトには、音源は目立つ必要がないということがある。私も高校生時代は、オーディオ好きで大学生になってもオーディオ専門店でアルバイトする程であったが、B&Oに出会ってから、それまでの私のオーディオ感は全く変わってしまったのである。
このモデルのガラスタッチパネルは当時のオーディオでは初めての試みだったように思う。(CSのようなLCDパネルではなく、ガラスの下にセンサーがあり、それが指先を感知する仕組み)
修理代は決して安いものではなかったが、家中にBeolink(各部屋にリモコン受信機とスピーカーを置き有線で張り巡らせている)があるので、B&OのBeolink対応モデルでないと機能しないのである。もちろん、ここで他メーカーの製品を購入するよりももっと長くこのモデルを使いたかったという理由が本当である。それは、B&O製品が他メーカーモデルにはない別の価値観があることに他ならないからである。
そんなわけで17年経って再び現役になった我が家の古いB&Oモデルにはもう暫く頑張ってもらうしかない。

参考サイト:Bang & Olufsen Japan
http://www.bang-olufsen.com/japan/


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コメント 3

300B

学生時代のオーディオ全盛期が懐かしいです。
当時は国産オーディオからB&Oなどの海外製品に行く人と自作に走る人の2つに分かれる事が多かったですね(^^)
私の場合はハンドルネームが示す様に自作真空管アンプにひた走り、最後は直熱三極送信管のUV845シングルで締めくくり、その後は友人に全て譲ってオーディオからは足を洗いました。懐かしい思い出です。
by 300B (2007-10-04 00:55) 

きっかいくん

おー!懐かしい。ハング&オルフセン。おばちゃんのチョイスでヤマギワに依頼し工事配線取り付け終わってスマートなスピーカーから音が流れて・・・。一瞬に当時を思い出しましたよ。いい音やったな~。
by きっかいくん (2007-10-04 05:56) 

Akira

コメントありがとうございます。

>300Bさん。
私の廻りでもそんな感じでした。実際に最後には自分の耳が頼りになるこの世界です。B&O製品の音質は当時の私にとって良い音だったのは事実ですが、真空管アンプの自作に走れる程の技術力もモチベーションもありませんでした。それよりもB&O製品から導き出される空間とサウンドの演出に興味を持ちました。逆にオーディオ趣味からは私も足を洗ったのも渡独からですかねぇ。当時の愛機?であった山水のアンプやらテクニクスのプレーヤーやらは全て友人に譲ってしまいました。

>きっかいくん
そうです。昨日は久しぶりにこのオーディオで好きなフジコ・ヘミングのピアノCDを堪能しました。子育てに追われて中々ゆっくりとCDを聴いている余裕などなかったのですが、昨日は久しぶりに良い音色に酔いしれていました。W
by Akira (2007-10-04 08:27) 

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