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49960 DBAG Dienstüm 313 / Ep.V [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 表示器側

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▲ 非表示器側

私がまだドイツに滞在していた97年頃、サウンドファンクションのついたV200.0形などのモデルがようやく出始めた頃であったでしょうか。ようやくデジタルのファンクションを活用したモデルが登場するようになりました。その後の98年にMHI 製品として登場したモデルがこの速度計測車(49960)です。当時は、デジタルは漸次加減速のついた機関車が最も新しく、Control Unit(6021)やControl 80f(6036)にはf1-f4迄のボタンがあるにも関わらず、ファンクションはなおざりにされていた時期を漸く脱した時でした。そんな当時、私も含め多くのメルクリンファンは、このファンクションデコーダー搭載のモデル登場で、ようやく新しい楽しみ方の扉が開いたような気持ちになりました。このモデルは、当時としてはアイデア溢れる速度計測車であり、側面のLED表示で実際のスピードやスケールスピードなどが読み取れる仕組みになっていました。以下にそのファンクション機能を以下に記します。

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f1: off / f2: offのとき(走行速度表示機能)
f3: off -実車値計測
f3: on -現車値計測
f4: off -リセット
f4: on -最終的な速度値の表示

f1: on / f2: offのとき(走行距離表示機能)
f3: off -実車値計測
f3: on -現車値計測
f4: off -リセット
f4: on -最終的な走行距離の表示

f1: off / f2: onのとき(ストップウオッチ機能)
f3: off -最長値計測
f3: on -最短値計測
f4: off -ストップウオッチのリセット(同時に計測スタート)
f4: on -時間停止と最終値表示

f1: on / f2: onのとき(走行時間表示機能)
f3: off -運用時間値計測
f3: on -走行時間値計測
f4: off -走行分のみの時間計測(f3:on/off)、走行時間のリセット(f3:onのとき)
f4: on -計測終了と運用/走行時間の表示

という具合にかなり複雑に計測可能なモデルです。最高速度に関しては、走らせながら目視で走行中のモデルの表示を読まなくてはならないのはつらい(しかも車体片側のみ表示)ですが、走行距離などレイアウトの全体路線延長などを計測するときに役立つモデルであります。

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全て車端部ですが、この車両の機能上違いが出てきます。

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台車はMD36です。

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▲ 台枠の車体番号と形式表記です。

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▲ RICラスターです。最高制限速度は200Km/hです。航送許可と20カ国の入線許可が表記されています。多電源車両です。

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▲ 所属表記は、BD Han(ハノーファー?連邦鉄道局)でBf Minden(ミンデン駅)となっています。

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▲ REV表記は、1995年1月5日です。

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ファンクション以外の機能としては、妻部の片側が前照灯3灯、反対側が尾灯2灯点灯します。しかし、これは常時点灯で、残念ながら照明のon/offや切り替えなどはできません。
ローラーテストスタンド用計測表示器(78111)が出る前の製品であったため、この車両を最高速度設定のできるデジタル機関車に連結させて測定しながら実車の最高速度に合わせていました。

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真上から俯瞰した屋上部分と搭載されている菱形パンタグラフです。

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計測器78111の登場で、このモデルも中々出番がなくなってしまいましたが、単なるMesswagenのモデルにとどまらず、メルクリンらしい機能のついたモデル興味深く、またこれを使って改めて遊びたくなってきました。

[EDIT] 2020-08-23


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