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39181 DB 218 215-2 / Ep.IV [Maerklin-Lok]

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昨日大学から帰宅すると届いていたのが、今日紹介するのは218形の215号機モデル(39181)です。このブログでも既に紹介した同形モデル(231号機)とは基本的に同じなのですが、mfxデコーダーがサウンド仕様ではありません。昨年の新製品の01形も同様にサウンドの有無によって2種類のモデルがリリースされています。しかし、01形の時とは違い、困ったことに製造番号が違うのです。私のような好きになると細かな部分の違いでも欲しくなってしまうのは、非常にタチが悪いです。逆にこんなマーケティングをするメルクリンも私のような輩が少なくないことを知ってのことなのでしょう。

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このモデルは、改めて眺めてみると地味な色合いも高貴でシックという印象に変わりました。やはり金属製モデルだからこそなのでしょうか。樹脂製モデルの時代も悪くはないですが、着実な進歩を塗装色からも感じます。
このモデルは2007年から2010年までの4年間リリースされていました。

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車体側面中央付近に表記されているDBマークと形式・車体番号です。
車体番号は「218 215-2」です。この車体番号の実車は、1974年1月9日にKRUPPにて落成しました。エンジンはMTU社のTB11です。最終所属地はDarmstadt機関区のようです。現在廃車されているかどうかは未確認です。

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▲ 所属はBD Nürnberg(ニュルンベルク連邦鉄道局)、Bw Regensburg 1(レーゲンスブルク第1機関区)、Aw Nürnberg(ニュルンベルク修理工場)と表記されています。

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▲ 機関車にもRICラスターがあるようで、この機関車には自国ドイツの他、オーストリア、デンマーク、フランス、オランダ、チェコスロバキアに入線許可がされています。

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▲ 製造メーカーのKRUPP社の銘板が印刷されています。

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▲ REV表記は、1979年12月10日 ニュルンベルク工場で検査されました。

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先頭部側窓は左右で異なります。運転席側は幅広窓で十分なスペースが確保されています。メルクリンモデルは室内の速度制御ハンドルもしっかりと再現されています。

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俯瞰すると、V160/216形モデルとは煙突を始めルーバーの形状も異なります。煙突位置は搭載されたエンジンのメーカーや種類で異なるようです。

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ボディを開けるには床下の2つのネジを外します。このモデルは21ピンのmfxデコーダーが搭載されていますが、サウンドなし仕様のため、スピーカーはありません。
モーターは当時の最新のSoft Drive Sinusが付いています。Soft Driveと名付けられただけあって、非常に繊細な動きを示し、静粛で超低速、絹のような走りを見せてくれます。このモーターからカルダンシャフトを通して全軸(4軸)駆動を実現しています。

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前照灯/尾灯はLED化されています。前照灯は暖色系白色で尾灯はV160/216形モデルは赤色着色だけでしたが、このモデルは個別制御で点灯/消灯が可能です。

さて、モデルの外観はサウンド仕様と全く同じと言って良いです。ゆえに仕上がりは231号機(39180)同様煙突部分が樹脂製の無塗装というところ以外は満足のゆくものです。煙突は218形の折角の見せ場なので塗装した金属製であって欲しかったと思うのは私だけでしょうか。
私がこのモデルを敢えて2機購入した理由は、先ほど述べた番号違いの他、この2機で重連を楽しみたかったからに他なりません。そこで早速この2機を同じ線路の上に置き、連結せずに同時発進させてみると走りが違います。そう、サウンド仕様を若干カスタマイズしていたのを忘れていました。そこでCSの「Lok bearbeiten」でサウンド仕様のデータを全てメモし、サウンドなし仕様のデータと同じにして、もう1度試してみると、ほぼ同じ速度/漸次加減速で走行するようになりました。
それではと、今度は2機を連結させ、重連とし、CSの重連統括機能を使って登録、サウンドを鳴らして走らせてみると.....動きが違うのです。少し詳しく述べれば、サウンド付きは全体的に遅くなるということがわかってきました。走りはじめるまでの時間、加速度値も遅いです。つまりサウンドを鳴らして重連すると同期しません。

この実験は、これからこの2機の機関車を巧く同期させるという課題を私に残してしまいましたが、それも時間があれば楽しい作業かもしれない。と、言えなくもないですが、どなたかが書いたように、これならいっそのこと215号機はモーターなし/mfxサウンド付きモデルでも良かったのかな?とも思えたほどです。2機をサウンドなしで走らせればちゃんと同期するのですが、折角のサウンドは使いたいし....または、別途サウンド仕様のmfxデコーダーを購入し、交換するというのも良いかもしれないです。但し経済的な余裕があればの話です。いずれにしても、私のような目的で2機とも購入するファンも多くはないのでしょう。

参考文献:218 / Eisenbahn Journal 2/2009 Sonder-Ausgabe [EDIT] 2020-05-02
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