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39183 DB 218 256-6 / Ep.IV [Maerklin-Lok]

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2008年の新製品が手元に届いた。ここ数日、メルクリンモデル以外の話題が続いていたのだが、久しぶりにメルクリン機関車の話題をアップする事ができた。

今回紹介するモデルは、218形のタルキスカラーのモデル(39183)である。218形の原色モデルは昨年の新製品として好意的に迎えられたが、今回はそのタルキスカラー(Oceanblau / Elfenbein)である。218形はドイツ全土で活躍していると言っても過言ではなく、その中でもこのタルキスカラーは、私のような1980年代の西ドイツ国鉄を良く知り、親しむ者にとっては馴染み深いのである。まぁ、当時の西ドイツの非電化区間の旅客列車は、この機関車が最もポピュラーであった。もちろん今でも至る所で見れる機関車でもあるが、以前ほど客車列車が多くはなくなって来たので、これから淘汰も進むのであろう。

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▲ 正面手摺の色はElfenbeinである。

そんな馴染みの深い機関車ながら、メルクリンでは今年ようやくモデルとなって登場し、私ももちろん手に入れた1人となったわけである。これは、以前からリリースされていた216形が非常に近い形状であったことによるものと考えて良いであろう。実際は全長など細部に渡って異なる部分も少なくないのだが、メルクリンの「らしさ」で「216形タルキスカラー」や「なんちゃって218形」としてリリースされ、お茶を濁されていたのである。

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▲ 上面から見ると運転室内のディテールも表現されているのがわかる(ボケてしまっているのは失礼)

さて、このモデルであるが定評のあるSDSモーターにサウンド付きmfxデコーダーの組み合わせである。これら内部機構は原色モデルである39180と同じと言って良いであろう。つまり違いと言えば、ボディの塗装と印刷だけであるのだが、塗装が違うのは印象に関わるのは確かで、遠い昔?実車を見たときのイメージが脳裏をかすむのである。塗装、印刷とも現在のメルクリンの高水準を保ったものである。ドイツのサイトで話題になった同形第1ロットのモデル正面手摺の色がOceanblauであったようであるが、手元のモデルはElfenbeinに変わって良かったように思う。メルクリンも気づいたのであろう。

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▲ 前照灯/尾灯は進行方向で切り替わる。他にCSでは、客車/貨車など牽引時の時のために1位側/2位側それぞれの前照灯/尾灯を独立して消灯可能である。

また走りに付いてもSDSらしい低速域からブレの少ないしっかりとした走り、そして実に静粛である。サウンドについても過去のメガスタートセット(29820)のV160形や昨年の218形と同様であるので、隠れたサウンド機能をCSを使って表面に出し駅のアナウンスや駅員の出発合図の笛声、そして様々なサウンドが堪能出来る。
数少ない残念な点は、前照灯点灯時に尾灯に少し光が漏れてしまうことであろうか。気にすると気になるが、普通に運転している場合は気になるレベルではないと思う。

今回、原色218形と同じ構造のため、CSで重連統括制御も記憶させ試走させたが、重連によるサウンドのハーモニーは、(もちろん)一糸乱れず奏でられ、迫力満点ともなったのである。
さて、この機関車に牽引させる車両であるが、基本的に218形は汎用機関車なので、時代が合えば客車でも貨車でも似合う。しかも客車であればシルバーリンゲからIC/EC向けのものまで全てに似合う。昨年リリースされたタルキスカラーのUIC-X客車も似合うのはもちろんだが、黒裾なので以前の27cmモデルの青裾タルキスカラーも悪くないであろう。
私なら、タルキスカラーのUIC-XにPurpurrot一色の食堂車など合わせて牽引させたり、(Ep.Vになるが)風光明媚なAllgaeu線に見立てて、重連の218形にTyp.EC/SBBのEC編成を牽引させるのも良さそうである。

参考サイト:218形 Railways in Germany
http://www.rig-bahn.jp/db-page/j-218.htm

Ergaenzung der Funktion "V160"-mfx-Decoder / PwM
http://www.thundernet.or.jp/~PwM/Funktion_V160-mfx.html
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東西急行

Akira様、東西急行です。
ワゴンリ関連には何時も御邪魔しておりますが、近過去の
車輛も国内には無い独特な雰囲気が有ると思います。
特にDBは、敗戦後の創立以来、周期的に車輛の色を例
外無く一斉に代えており、列車に含まれるDB車輛の色調で
時代が分かる点は、模型の編成を考える上で誠に有難い
特徴と言えます。
今回御紹介下さいました「タルキスカラー(TEEが衰退し始
めた頃より登場)」は私の脳裏にも印象的な塗装です。

by 東西急行 (2008-06-08 19:16) 

masato-marklin

 もう2008年モデルが来たのですか・・
 たしかにタルキスカラーだとずいぶん印象が変わるものですね。
手すりはベージュになったのですね。
今回私は発注していませんが、こうやって見ると欲しくなってしまう。
by masato-marklin (2008-06-08 19:39) 

Kiyoshi

ツートンの塗り分けもシャープで素晴らしいモデルですね♪ 私も発注しませんでしたが、masatoさんと同じく...欲しくなっちゃう… RIVは何年でしょう?
by Kiyoshi (2008-06-08 20:50) 

Akira

コメントありがとうございます。

>東西急行さん
DBの塗装変更は色々な事情で行って来ているようですが、タルキスカラーの前は、ポップカラーと呼ばれる派手な色使いでした。ただ、これは、試験の域を出る事ができず、結局TEE/IC塗装の塗り分けで色違いという結果に落ち着いたのがこのタルキスカラーです。その後1985年の塗装変更迄この塗装が続いたのですが、その際利用者へのアンケートでタルキスカラーの人気は今ひとつだったとか。私は、色々な意味でこの塗装はドイツらしいと思っています。

>masato-marklinさま
心配していた正面手摺の色が象牙色になっていたのでホッとしているところです。私にとってこのこのモデルはMustの1台です。
早く客車を牽かせて走らせたいですね。
by Akira (2008-06-08 21:39) 

Akira

Kiyoshiさん、こんばんは。

218形のタルキスカラーは、満足のゆく出来だと思います。
REV表記は28.1.87でした。(1987年1月28日)
by Akira (2008-06-08 22:04) 

BOAC VC10

こちらは遅ればせながら、ちょうど赤218が来たばかりでした。
発注済みのタルキスも意外と早く来るかもしれません。
手摺は安心しました。こちらに第一ロットが来なければいいのですが。

今出ている218は前期型の板バネの台車ですが、
210が出ると、同型のシェブロンゴム台車を使用している後期型も作れますね。
あ、その前にTEE色の217号機やCitybahn塗装も・・・。
あと重連用にCS買わなくては。(210のサウンドが楽しみです)
by BOAC VC10 (2008-06-08 22:11) 

Akira

BOAC VC10さん、こんばんは。

赤218形入線おめでとうございます。218形と210形の台車は異なるのですね。また勉強になりました。217号機(TEEカラー)は210形と同じ台車でしたか。おそらくCityBahn塗装も含めて今後様々なバリエーションが期待出来そうですね。

私も赤とタルキスの218形重連を試してみましたが、あまりに同じサウンドなので、ちょっとぐらい違う音源の機関車の重連の方が楽しいかも知れません。(和音になる?)
by Akira (2008-06-08 22:19) 

BOAC VC10

TEE色は前期型です。
AkiraさんにはO.Rotもマストアイテムですよね。
きりが無いですねぇ。
by BOAC VC10 (2008-06-08 22:43) 

Akira

217号機は前期形台車でしたか。読み違え失礼しました。

えっ..O.Rot?この話はやめましょう...。
どうも218形は赤とタルキス色のイメージが何故か強いのですね。120形はO.Rotのイメージが強いのですが...。
by Akira (2008-06-08 22:59) 

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