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4448 Kesselwagen (OEVA) / ÖBB(P) Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]

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この銀色に輝くタンク貨車を一目見た時、ゲットしない訳にはいかないと思ったモデルである。それまでの手持ちのタンク貨車は、塗装してあるものや無塗装白ばかりであり、このような映り込みが見えるようなメッキ処理を施された貨車というものを、それまで見たことがなかったからである。(今はそれなりにリリースされている)
そして、そのメッキ処理された上に所有会社である「OEVA」の赤いロゴマークがあることも、良いアクセントになっていて好感が持てたというのもある。残念なことに、この「OEVA」という社名であるが、ネット検索を試みたものの、該当ページを見つけることができなかった。おそらく業界の再編でどこかの会社に吸収されてしまったか、会社そのものが消滅してしまったのかも知れない。ただ、この貨車には表記板に極小文字ながらルーペで判読可能は文字列が見え、そこから想像することは可能である。
社名は、「Östrr. Eisenbahn-Verkehrs-Anstalt Ges.m.b.H Wien」(ウイーン・オーストリア鉄道交通機関会社)とある。この社名だけだと何を目的とした会社なのかは想像がつきにくいが、それとは別に「Wasserstoffperoxid」(過酸化水素)と書かれているところを見ると、化学工業系の会社であろうと想像がつく。それ以上のことは不明である。

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さて、この私有タンク貨車(4448)は、先にも述べた通りそのタンクの銀メッキとその上に印刷された社名ロゴにその価値を見いだすのだが、それ以外には通常の4440ベースのタンク車である。銀メッキ処理されたタンクを見ると、それを見ている自分が歪んで映るのだが、そのエフェクトは見ていて楽しい。良く道路をクルマで走っていると前に無塗装のステンレスタンク車が走ることがあるが、その時信号待ちなどで自身のクルマがタンクに映り込んで見えることがある。それは日常ではあまりないことで鏡の前に立った自分自身ならぬ自分の運転するクルマを良く見ようと前に詰めてしまったりするのである。(そういう時に限って「危」とか「毒」とか書いてあったりする...)

表記板は会社名の他、内容物名、所属駅、RIV、所属鉄道会社、形式などが細かな文字で印刷されているが、印刷精度は非常に高い。1986年にオーストリアのみで、また翌87年には世界のマーケットでリリースされた。また、Koll'sによれば、同番号で艶消しバージョンが1987年にリリースされたとある。
タンク車も色々揃えてみると、ついもう1台と集めたくなってしまう危険なモデルである。
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BOAC VC10

ドイツにeva社というタンク車の運用会社がありますので、
そういう系統の会社かも知れませんね。
by BOAC VC10 (2008-12-18 12:59) 

Akira

こんにちは、BOAC VC10さん

クリスマスが近づくと無性にメルクリンを走らせたくなりますねぇ。

さて、ドイツの「eva」タンク貨車はメルクリンの定番というか既に結構な種類がありますね。今回のモデルは「OEVA」で前半の「OE」はオーストリアを意味しますが、後半の「VA」はもしかしたら同じ意味かも?
調べていたらROCOからも「OEVA」の貨車はいくらかリリースされているようです。オーストリアではそれなりにメジャーな会社であったのかも知れません。
by Akira (2008-12-18 15:16) 

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