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帰国への旅 [Reise]

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今回のドイツ出張で1番の楽しみが、帰路の鉄道移動だったのかも知れない。往路は、このブログでも記したようにICE3の列車を予約したものの、1本早いICE1に乗車した。また、往路は日本からWeb予約したので、細かな座席の指定ができなかったので、当然先頭部のラウンジの予約などできなかった。

そこで、帰路のNuernberg Hbf - Frankfurt/M Flughafen Fernbfの移動をICE3のラウンジ席にしたかったので、乗車前日の夜Nuernberg Hbfに立ち寄って、座席を指定した。もちろんラウンジ席である。売場のおじさんが「2等車は前だ。よかったね〜。」と喜んでくれた。もちろん私も嬉しい。(上画像下のチケットがそれ)

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▲ 120.1形牽引のIC列車

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▲ 111形牽引のRE列車

Nuernberg Hbf出発が午前8時過ぎなので、少し早めに駅に到着し、いくつかの列車を撮影した。しかし冬なのでまだ暗い。

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撮影後しばらくすると乗車するICE3がやってきた。はやる心を抑えつつ車内に入る。全て絨毯が敷き詰められたICE3の車内の雰囲気は相変わらずエレガントで美しい。早速前頭部に乗車。私の座席は12番である。向かって左側の2列目窓側である。1列目は既に先客がいる。しかし、2列目は1段高くなっているし、通路側には誰もいないので、通路側に座り前面眺望を堪能する。ラウンジ席は照明が読書灯のみで暗い。これは運転室とガラスで仕切られているためであろう。

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▲ ラウンジ席と出入口ステップのガラス仕切に設置されているFIS(乗客情報システム)。現在地や目的地、現在の速度などが一定時間毎に変化しながら情報提供している。

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▲ ラウンジと反対側の客室側にはトイレをはじめとした設備がある。

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▲ 全ての壁面が緩やかな曲線で構成され、それが乗客の精神的緊張感を緩める働きがあると感じた。

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▲ その通路にある間接照明は3枚の化粧ガラスが美しい。これはICE3の先頭部窓をモチーフにしたものであろうか。

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▲ ラウンジでは、前面眺望で飽きない。途中コーヒーを売りにきたので早速頂く。

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▲ 2時間少々の旅も終わりに近い。フロントガラスの先にはFrankfurt Main Hbfの大ドームが見えてくる。

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▲ 目的地のFrankfurt Main Flughafen Fernbfに到着。車外に出るとT-MobileのHot Spotのシールが貼ってある。つまり車内インターネットLANが構築されている。車両はFuerth。ICE3なのかICE3Mなのか、はたまたICE3MFなのかは確認できなかったが、Koeln行きの国内線列車なのでET403形であろう。

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▲ 車外から先頭部を撮影。どこから見ても隙のない美しさである。

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名残惜しんでICE3から離れ空港のターミナルBへと向かう。予想通りと言うかターミナルBのLHチェックインカウンターは長蛇の列である。するとLHの地上職員が来て自動チェックイン機を使えば早く出来るよ〜と声掛けしている。私はスーツケースがあったので、荷物を預けなければならない旨を告げると、自動チェクイン後にターミナルAのカウンターが空いているからそこで預ければ良いと言われ、彼についてゆく。自動チェックイン機にウェブ予約したときの予約番号を入力し、パスポートを入れればチケットが出てくる。そしてターミナルAのカウンターへ。大して離れていないのに確かにガラガラである。そこで荷物を預け、ゆっくりと出発ゲートへと移動する。

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▲ 出発ゲート内のハーゲンダッツアイスクリームショップで頼んだ「チョコレートシック」だったかのアイスバリエーション。チョコアイス2つにチョコシロップと生クリーム。美味しいがチョコづくしなので、少しバニラアイスがあればより良かったかな..と。

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出発ゲートはB22で、意外にもDUTY FREEショップの並ぶ場所のすぐ近くであった。
遅れもなく機内の人となる。画像の上は最初のドリンクサービス。相変わらずのカンパリオレンジ。1回目の昼食は撮影し忘れた。隣に座ったのは観光ツアーで日本旅行をするドイツ人男性であった。たわいもないおしゃべりをしながら飛行機は一路日本へと向かう。画像下は2回目の朝食の卵料理である。前に見える雑誌は、旅のお供「Eisenbahn Journal」や「Eisenbahn Magazin」である。

LH710便は定刻に成田空港に到着。バスに乗れたのでそのまま我が街へと乗換えなしで行く。出発後すぐに気を失い、気がつくと関越自動車道の本庄あたりである。成田空港から約3時間で我が家へ到着した。ちょうど一週間前の話なのだが、なんだか随分前のような気がする。

さて、次にドイツへ行けるのはいつだろうか?
タグ:DB AG ICE3 Lufthansa
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コメント 7

カオル

お誕生日、おめでとうございます(^^)
by カオル (2009-02-19 13:24) 

Akira

ありがとうございます。

もうお誕生日が待ち遠しい歳でなくなってから往く歳月...。でも、誕生日は歳さえ考えなければ良いものですね。
私の家にいたメッサーも、私と同世代(少し年上)でしょうが、今でも日本のどこかで元気にしていることを願っています。
by Akira (2009-02-19 14:51) 

HUH

お誕生日おめでとうございます。今頃はご家族でお祝いでしょうか。

ICE 3の旅を堪能されたようですね。車内の素晴らしさはおっしゃる通りだと思います。ラウンジや客室はもちろん、照明やゴミ箱まで実に自然に、しかも美しくまとまっています。
ICE 3のドアが開いた瞬間の、上質な空間が迎え入れてくれるような感覚は、他の鉄道車両では味わったことがありません。というわけで、私の結論は、ICE 3程素晴らしい車両はない、という至極単純なものになるわけです。
by HUH (2009-02-19 18:41) 

東西急行

Akira様、東西急行です。
御出張誠に御疲れ様で御座いました。
私も本日は先刻迄県庁所在都市にて会議に
出ておりました。
午後より空が泣き始め数日前の暖気が嘘の
様に凍り付く中、気の利かない田舎列車(全
く乗車の無い無人駅に五分も停まっている間
昇降口は開けっ放し、仮借無く侵入する冷気
に私始め乗客の憤懣は募りっ放し)に詰め込
まれ其れなりに惨めでした。
なお私の在地には、ICE-3と相似な電車列車(Moewezugとでも呼びましょうか)が走って
おります。
ABm+Bm×5(無論全てGrossraumwagen)
位の単位で運行されておりますが、「狭軌でICE
モドキに乗るとは…」とつい考えております。


by 東西急行 (2009-02-19 19:48) 

Akira

>HUHさん

お祝い頂きありがとうございます。もはや子供が中学生ともなると学校からの帰宅は遅いし塾はあるわで、家にはほとんどいない状態ですから、家族でお祝いなどができるのは子供が小学生迄ですねぇ。
しかし娘からプレゼントをもらい少し嬉しいパパになっています。

ICE3は、エクステリア/特にインテリア共、非の付けようがないデザインであるところが素晴らしいです。車両を室内上下左右360度見回して醜い部分が皆無という車両もないでしょう。それほどのデザインですから、ドイツへ行かれる方は是非1度は乗車していただきたいと思います。

>東西急行様
あまり我が国の鉄道車両のことは言いたくはないのですが、ドイツ人に言わせれば、あれだけ過密なダイヤで極めて正確な時刻で運行していることだけで全てを許せるようです。日本の鉄道は素晴らしい..と。
しかし、ことデザインの話になると、私がドイツで修行?したことは良かったのかなぁと再確認出来る訳ですね。
by Akira (2009-02-19 20:15) 

P-ZUG

Akira様
 出張お疲れ様です。Akiraさんに遅れること数日、成城1番でも予定通りの無謀ドイツ旅行を完了してまいりました。Akiraさんとは現地でお会いできなくて本当に残念でした。
 私達は運良くICE3M Tz4611デュッセルドルフに乗車いたしましてその完成度の高さに驚愕いたしました。偶然にもBR403に最終日に乗りましたし、日程途上で乗車したTGVとの比較もする事ができて良い体験となりました。
 ドタバタ旅行の詳細は順次mixiでご報告いたします。よろしくお願いいたします。
 
 
by P-ZUG (2009-02-22 04:51) 

Akira

P-Zugさま

成城1番の欧州鉄ツアー?は無事で帰国されたのかわからなかったので安心いたしました。良いご旅行ができたようで何よりです。
私は、ニュルンベルクでの滞在時間が短かったので、結構忙しくしておりましたし、折角の大切なお時間ですからドイツを満喫されたほうが良かったでしょう。
ハンブルクのMiWuLaなどのお話も含めて色々とお聞かせくださいませ。楽しみにしております。
by Akira (2009-02-22 09:33) 

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