SSブログ

1960年代のメルクリンTV広告 [Maerklin-Allgemein]

YouTubeのサーフィンで興味深い映像を見つけた。

http://www.youtube.com/watch?v=C0Xn6UyqfDc&feature=related

毎年ではないが、クリスマス前にドイツでTVスポット広告をメルクリンが出しているのは知っていたが、YouTubeに出ていたこの広告は私が生まれた頃の1960年代のものらしい。
ドイツでは、テレビの多チャンネル化は日本と比較すると遅れていた。今でこそケーブルテレビ網の普及で民放は数えきれないほど存在するが、私がドイツに滞在し始めた頃は地上波3局だけであった。それも全て公共放送のARD(地方放送局の集合体)とZDF(Zweite Deutsche Fernsehen)、そして地域の放送局である。テレビの広告も番組提供がなかったので、、例えば午後7時から15分間コマーシャルの時間というのが設定されていたりしたのである。
背景に知識階級のテレビ敬遠があったことも確かで、例えば招待を受け、家に呼ばれてもテレビは居間になく、「貴方もテレビは見ないでしょ?」などと聞かれ答えに窮する場面もあったりしたのである。よって60年代当時は尚更テレビを見る需要も居間の一等地にテレビが鎮座する日本ほど多くはなかったのでは?と思うのである。

さて、このコマーシャルに登場するスタートセットの箱の色やトランスなどどれも懐かしい。価格はDM 38,50だそうである。ユーロで言えばEUR 19,25である。物価の上昇ももちろんあろうが、この価格なら子供達へのプレゼントして競争力もあろう。もちろん今もこの機関車がメンテナンスされていれば、ちゃんと走るのは言う迄もない。

ちょっと懐かしくなった。
nice!(0)  コメント(29)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 29

浦島太郎

今日は、Akira さん。
当然ですが、元気に走っていますよ。 (^^♪
by 浦島太郎 (2009-03-16 14:25) 

Akira

浦島太郎さん、こんにちは。

そうですか。我が家のスタートセットのBR89.0(3000)は、走らせ過ぎで車輪と車軸が離れてしまいました。でも、ちゃんと残してあり、今では下回りだけ変えて元気にしています。

by Akira (2009-03-16 15:02) 

三太

私,生まれてからスターターセットを買ったことが1度もございません(;^^).
ところでドイツのテレビはもうこの頃からカラー放送が一般的だったのでしょうか.
by 三太 (2009-03-16 17:59) 

Akira

三太さん、こんにちは。

私もこの画像が奇麗なカラー映像だったことに驚きました。いつからドイツのテレビがカラー映像化されたのかはわかりません。もし60年代後半の映像ならば、日本と大差ない..のかも知れません。
by Akira (2009-03-16 18:27) 

Bemo

 昔のドイツはオペラばかり放送していたどこかで読んだことがあります。

 60年代や70年代のスタートセットってどれくらいで、売っていたのでしょか?やはり現地価格の3,4倍でしょうか?

 
by Bemo (2009-03-16 19:27) 

浦島太郎

今晩は、Bemo さん、初めまして。

BR89 005 (単品#3000)が入った#2695スターターセットは
1971年当時、名古屋三越で¥10,000-でした。

#3000 BR89 005 ¥5,500-
#3047 BR44 690 ¥18,500-
#3048 BR01 097 ¥15,000-

大卒5年目、27歳 給料(手取り)¥70,000- 
そろそろ結婚しようかなー...と言う時代でした。
結構高価な買い物だった印象が残っています。
by 浦島太郎 (2009-03-16 20:18) 

KDB

今晩は。KDBです。
ああ!これですよ、これ!日本にメルクリンが入り始めて間もない1962年にデパートの売り場で見ました。5000円でした。月の小遣いが500円も無かったころで高嶺の花?でした。3029機関車のみで2000円だったと思いますが、僅かに所有していた国内製品とは線路と電源の互換性がないので諦めました。3年後に思わぬプレゼントでこのセットをもらい、メルクリンに入門できましたが、その時は直流2線式がすでに大所帯になっており、メルクリンはその陰に隠れて不遇なままでした。それが1976年に至り、久々に取り出したこのセットを見ると走りはまったく問題なく、それまで直流2線式で散々手こずってきた問題の多くが解決できることに気づき、メルクリンの本格採用に至った訳です。残念ながら、このセットは散逸して跡形もありませんが、思い出いっぱいです。
by KDB (2009-03-16 21:06) 

Akira

こんばんは、意外にレスが多いので驚きました。

>Bemoさん
1962年頃は、DM1,-=160円ぐらいだったのかも知れません。そう考えると....。

>浦島太郎さん、貴重な情報をありがとうございます。私が知っている1番古い情報は1971年ですから、それから約10年前の価格をご存知とは....。

>KDBさん
結局KDBさんもこのような時を経てメルクリンへの道を進まれた訳ですね。でも、我々は大人になっても中々買えないスタートセットが広告では子供に与えるプレゼントとしてのマーケットですからね。

価格差もありましょうが、やはり日独の経済格差も見え隠れしているような...。
by Akira (2009-03-16 21:36) 

浦島太郎

ご参考:1971年3月の為替相場 1DEM≒98.425JPN

私は、これらの商品を名古屋三越で日本円で購入しました。…が、
当時、西ドイツ国内での価格を知る術がありませんでした。
by 浦島太郎 (2009-03-16 23:27) 

T-Zug

こんばんはT-Zugです。
うちは1967にこの2945を父からクリスマスプレゼントにもらいました。プレゼントですので価格は知らないことになっていますが、父が購読していた鉄道ピクトリアルの67/1号に不二商が宣伝を出しており、¥5000だということは判っていました。プレゼントなので勿論文句などいえないのですが、3000番の基本セット(2965)が¥7000でしたのでそちらだったらよかったのになと当時は思いました。(2965は5100のセット、しかも機関車は制式機のBR89、2945はフリーの3029でしかもレールは5120の急曲線!)ちなみに2945は特別サービスセットと言っていました。あとピクの不二商の宣伝には「和文カタログ定価¥150」となっています。あと当時父がドイツからおみあげに買ってきた4056はDM8.2が日本では¥1600で売っていました。当時の価格表(67/6)を今みたら半年の間に値上げしたみたいで2945が¥6000、2965が¥7500となっていました。ちなみに3000が¥3500、3029が¥3500です。5106は¥110です。
by T-Zug (2009-03-17 00:00) 

Akira

浦島太郎さん、こんばんは。

1971年当時の為替相場をありがとうございます。さすがにDM1,-=¥160というのは大げさですね。
当時の西ドイツは確かに遠かったですね。まさか今のように簡単に行けるとは思いもよりませんでした。情報だけなら、IT技術の進歩で瞬く間です。
ただ、当時の日独の物価の違いがわからないと、感覚的な高い安いについては一概には語れないでしょう。(普遍的な品物の価格の比較が必要ですね)
by Akira (2009-03-17 00:01) 

T-Zug

すみません打ち間違えました、3029は¥3000でした。
by T-Zug (2009-03-17 00:11) 

Akira

こんばんは、T-Zugさん。
当時の興味深いお話聞かせて頂きありがとうございます。71年から始めた私など、まだまだ若い?ですね。(喜んで良いのだか...?)
当時の自分の小遣いでは到底手の届かない価格だったことは明らかで、やはり臨時収入の入る正月か、プレゼントをねだれる誕生日かクリスマスだけが、メルクリンゲットのチャンスでしたね〜。
私の最初のスタートセットの3000番は、小型ながら満足したのを憶えています。(最初から01形やV200形の旅客列車セットなど手が届かないことぐらい子供心に理解していました)

by Akira (2009-03-17 00:21) 

浦島太郎

あれぇ?日本と西独の物価の話は何処から出てきたのでしょう?

私は当時7万円の給料で、高い買い物をした印象が残っている、
と自分の記憶を述べただけですが・・・。

いろいろ記憶を辿っても、Bemo さんの質問の答えになってない
のが残念なところです。
by 浦島太郎 (2009-03-17 05:04) 

Akira

おはようございます、浦島太郎さん。

物価については、単純にその絶対価格がレートで比較出来るものではないと言いたかっただけです。高いとか安いとかは、極めて個人的な感覚ですし、同じ1000円でも、物価の差が大きければ感覚も変わります。例えば1960年代の都営バスの乗車運賃は、私が記憶している最も古いもの(1964年、国鉄初乗り運賃が大人10円だったと思います。西ドイツの当時の物価は、どうだったのでしょう。(それを言ってしまうと純粋に価格の比較など意味もなくなりますが...)

Bemoさん質問の答えをハッキリ記せないのは確かに残念ですね。このTV広告自体がいつ放映されたのかハッキリしていないので、正確なところがわからなかったのが原因です。
1971年のカタログには2945は既になく、貨車のセットになっています。仮に1971年のレートで計算した場合、2945のドイツ価格は、約3790円になります。
で、T-Zugさんの情報では、1967年にこのセットの日本価格が5000円とのことで、かなり大雑把な比較となりますが、現地価格の約1,3倍となりますね。
ただ、当時は高度経済成長の真っ只中でしたから、商品価格の改定は度々あったでしょうし、それは日本だけでなく西ドイツもそうでしょうから、TV広告のハッキリとした放送年が不明である以上、今挙げた数字は、現地価格の時期不明と合わせてレートの違いもあって、けっして信頼の置ける数字ではありません。(放送年については、KDBさんの報告では2945は1962年には売られていたとありますから、そのあたりかも知れません)
by Akira (2009-03-17 08:24) 

seidoh

こんにちは。
皆さん盛り上がっておられますね。私も丁度T-Zugさんと同じ頃、親から誕生日プレゼントとしてもらい、少し経ってパンフなど眺めているうちに、まさにT-Zugさんと同じく3000番が良かったなぁ、などと勝手なことを考えたのを覚えています。ボロボロになった箱は数年前に処分しましたが、中身の方はトランス以外健在で、機関車もチャンと動態保存中です。
ところで、この機関車はどことなくSBBのE3/3「Tigerli」に似ているように思うのですが、私の気のせいなんでしょうね?
by seidoh (2009-03-17 12:17) 

Akira

こんにちは、seidohさん。
皆さん、私より先輩の方々ばかりで...。こうやってネットで同好の方々の話を伺う迄は、自分自身のように長くメルクリンで遊んでいる者など、そうはいないと思い込んでいましたが、どうしてどうして...それだけ長く楽しめる趣味はメルクリンぐらいということを再確認できました。
私の高校時代の友人もこのセットを持っていて見せてくれたことがあります。彼はメルクリンからは遠ざかっていますが、捨ててはいないのできっと今でも走るでしょう。
で、この機関車の形ですが、全くファンタジーとは思えず、ドイツで言えばBR89.7やBR89.8に近い形態でしょうか。スイスの機関車にも近い姿であれば、より良かったのでしょう。
by Akira (2009-03-17 14:37) 

klaviermusik-koba

はい、この時代は私はどこの家庭(ごくふつうの)をたずねてもTVを見た、という記憶はありません。もとより、私がメルクリンのコマーシャルを見たことがないのも当然です。

ラジオはみなよくきいていましたしこれと新聞がいちばんの情報源だったようです。それとも南ドイツの方は遅れていたのか、たまたま私が訪問した家だけがTVがなかっただけなのかはわかりません。少なくともドイツ人との間で交わす会話にTVの話題はほとんど登らなかった、という記憶はあります。
by klaviermusik-koba (2009-03-17 18:17) 

Akira

klaviermusik-kobaさん、こんばんは。
kobaさんは、1960年代に西ドイツ留学されていたのですから本当でしょう。私の時代はちょうど変わり目という感じでしょうか。ホームステイをした家にはもちろんTVはありましたし、テレビを見る時間もその家庭のスタイルで違いました。(当たり前ではありますが、日本よりハッキリしているように思います)先に述べた答えに窮するようなテレビを見ない家庭というのは、稀な部類に入るとは思いますが、その家庭でも小学生の子供が見たがっているという理由で子供部屋だけにテレビがあると言っていました。
私個人は、ホームステイをした時にはテレビがなく、大学に入学してアパート住まいになって初めてテレビを求めたのですが、あのベルリンの壁が崩れた日には間に合わず、ラジオでニュースを知り、キオスクまで新聞を買い求めて情報を得ました。この時ほどテレビがなくて悔しい思いをしたこともありませんでした。
by Akira (2009-03-17 20:41) 

KDB

たびたび今晩は。KDBです。
私も40数年前の話で少々あいまいなところがあったようです。この5000円のセットを実際にはじめて見たのは、もう少し後の1963年か1964年でした。ただし、手元にある最古のカタログ・1962年版にはこのセットが掲載されています。3029機関車が発売されたのが1961年らしく(不二商保管の1961年カタログに新製品とありました)、すぐセットに利用されたのでしょう。ところでこの3029の実物ですが、よく判らないのです。まったく同じ形態で、ユーゴスラビア製Nゲージの製品がありましたが(Atrasブランドだったか?)、これを紹介した「鉄道模型趣味」誌には「自由形Cタンク」と書かれていました。しかし全くの自由形でもなさそうで、この3029からサイドタンクを外した形態で、放置状態の実物Cタンクを実際に見たことがあります。それがなんとDBの01最後の砦、Hof機関区の一隅でした。ナンバーも何も無く、キャブ横に「3」と書かれていただけーーー。素性や事情を聞こうにも私のドイツ語では如何ともしがたく、写真を撮っただけでした。しかし今でもこの3029は手ごろな大きさとこのましい形態で、デジタルがあったらいいなーーーと思います。
by KDB (2009-03-17 21:11) 

Bemo

浦島さんをはじめ、みなさん、レスありがとうございます。

メルクリンの内外価格差はそれほでもなかったようですね。

昔の西ヨーロッパは公共放送中心だったようですね。

ところで、話がテレビから映画に変わるのですが、昔フジテレビ系の日曜昼の「サンデー洋画劇場」で放送されていた、白黒の西ドイツ映画「機関車大突破」ご存知でしょうか?これは東ドイツの蒸気機関車の機関士が客車ごと、西に亡命していく実話の映画化ですが、この時、使用していた機関車や逃亡ルート(路線?)、どなたか、ご存知ありませんか?

 バート・ランカスターの「大列車作戦」はDVDはありますが、ここに出てくるのはフランスだし、この映画、ビデオもなさそうですね。
by Bemo (2009-03-17 21:16) 

多羅尾番外

今晩は、Bemo さん。

(ご参考) 時代は下がって 1987.11.05 のメモですが
#3308 SL BR85 006 (DRG) 阪急百貨店・梅田 ¥50,000ーを
西ドイツでDEM219-で購入しています。
当時の為替レートは 1DEM≒82JPY でしたから、¥18,000-位
2.7~2.8倍でした。
by 多羅尾番外 (2009-03-17 23:07) 

浦島太郎

間違えて他所専用のHN 謎の男を登場させました。 
誠に失礼しました、お詫びします。お許し下さい。
by 浦島太郎 (2009-03-18 05:02) 

Akira

>KDBさん
当時の記憶から価格迄憶えていらっしゃるのは凄いことです。1963年は私の生まれた歳ですから40年以上前の機関車モデルが今保管されていること自体、凄いことだと思いますが、ちゃんと走るのは、親子4代使われているという言葉を耳にすること以上にリアルに響いてきます。
3029機関車の実車?をご覧になったとか。DB所轄でなくても、小型機関車なら工業用入換機としてあったのではないでしょうか?その場合、機関車メーカーが企業向けに標準型として幾つかの種類を製造していたかも知れませんね。

>Bemoさん

私は残念ながら答えることができません。しかし、私が欧州鉄道の車両が登場する映画では、スイスの車両が登場するカサンドラクロスは、小学生の時だったか映画館で見ました。ドイツでは、テレビで放映された昔の映画作品としてRheingoldというのを見ました。こちらは、確かアムスからバーゼルまでのTEE車内で起こった殺人事件かなにかのサスペンス映画だったかと...。
あと、テレビのシリーズでポアロがありましたが、たまにCIWL客車が登場して時代背景と共に好きな番組の1つでした。

>浦島太郎さん
80年代後半では、ご存知のようにメルクリンの内外価格差がだんだん知れ渡ってくるようになりました。今は周知の事実ですが、乱暴な数字とはいえ、60年代は当時に比べ意外に価格差が小さかったのかも知れませんね。(これはレートとも大いに関係があるでしょうが..)


by Akira (2009-03-18 11:02) 

KDB

KDBです。Akiraさん済みませんが、この場を借りてBemoさんの疑問にお答えしたいと思います。映画「機関車大突破」は東ドイツ・オラニエンブルク機関区の機関士と助士の一家が列車ごと西ベルリンに逃亡する話で、機関車は38-3239号機つまり38-10型でした。経路はオラニエンブルクから西ベルリンの北側に沿った線路を走り、西ベルリン北西端に近いアルブレッヒホーフが終点で、ここで主人公が列車を止めず、バリゲートを突破して西ベルリンへ走りこむ訳です。無論、西側で撮影されたので、出てくる機関車、客車(3軸車)はDBマークのBをRにしてありました。1961年12月に実際に似た事件があったそうで、その映画化と聞きましたが、実際は映画のようなスリリングな状況でなく、警備の兵隊が定期の東西連絡列車と勘違いしてバリゲートを開けてしまったらしいです。何しろ冒頭場面から機関区で、50型が登場し、わくわく?します。コピーがあったら私もぜひほしいのですがーーーなかなか再放送されませんね。なお、映画は1962年のUFA社の制作で原題は「Durchbruch Lok 234」ですが、この234は列車番号です。あと、土壇場で機関車が故障しかけ、あわやーーという場面がありますが、ボイラの構造等からみておかしな場面です。まあ、ここは映画を面白くする演出でしょうね。つい長くなりました、失礼しますーーー。
by KDB (2009-03-18 21:15) 

Akira

KDBさん。
詳しい映画のお話をありがとうございます。この文章を読んで私も見たくなりました。ビデオ化はされていないのでしょうか?
by Akira (2009-03-18 21:49) 

T-Zug

こんばんはT-Zugです。
「機関車大突破」ですが、家にある鉄道ファンの映画紹介でこの映画を知っていました。(多分1963年の何月号かまえKぃんまえRKぃN09)記事にはたしか3枚くらいの写真が添えてありました。鉄道ファンを探そうと思ったのですが、どうも仕舞い込んでしまった様なので、記憶ですみませんが、映画の機関車はBR38で客車はB3yかB4yだったと記憶してます。Bemoさんの観た放送かは判りませんが、私もTVを観ました。その時は鉄道ファンに載っていたあの映画という記憶です。ストーリはちょっと無理があるかな程度で当時の雰囲気は出ていたのだと思います。私が記憶に残っているのは国境通過後にせっかく西ドイツに行かれたのに家族がいるからと淋しげにまた東に戻っていった人達がいたことです。
by T-Zug (2009-03-19 01:08) 

Bemo

KDBさん、T-Zug さん、貴重な情報ありがとうございます。

 お陰で、30年以上前にTVで見た映画が少し思い出しました。

 「鉄道ファン」の1963、64年の記事を見ましたが、映画の記事はありましたが、この映画の記事は見当たりませんでした。ただ、メルクリンの差うトーとセット5千円の広告記事や国際貿易のメルクリン以外のメーカー(Fleischmann, Hornby, Rokal)の広告には興味を持ちました。

 「機関車大突破」の原題が分かったので、Wikipedia で調べると、以下のサイトに情報がありました。

 http://de.wikipedia.org/wiki/Durchbruch_Lok_234

 これによると、実際の事件のときのものは、BR78とあります。これだと、映画の修理のところは問題がないのでしょうか?



by Bemo (2009-03-21 21:04) 

KDB

今晩は。KDBです。
実際は78だったんですね。それは知りませんでした。「鉄道ファン」の映画紹介記事は私も当時立ち読みした記憶があります。これによると、登場する機関車は日本で言えば「8620」相当とあったような覚えがあります。当時は中学生で自分で見に行く資金もなく、数年後にTV放映で見ました。
あと、映画に出てくる走行中の修理場面ですが、突然ボイラの圧力が落ち始め、同乗していた老機関士が給水加熱器のパッキンの緩みを発見し、これを締めて直してますね。実際に38-10は左ランニングボード前方に給水加熱器がありますが、ここのパッキンが緩んでもポンプによるボイラへの給水が困難になるだけで、あのようにボイラの蒸気圧が下がるとは思えません。無論、そのままでは危険な「空罐」状態になってしまいますが、給水ポンプとは別系統の給水装置=インジェクターがあるはずで、これを使用して運転には支障がないはずなのです(蒸気機関車は故障に備え、必ず2系統の給水装置を持っています)。というわけで、私はライブスチーム屋を兼ねていますので、細かいことになりますがそのあたりが気になり、失礼いたしました。
by KDB (2009-03-22 21:16) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0