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43200 DB Aüe 310 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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先日のBüe 366(43220 / 47951)に続くSchürzenwagen / Ep.IVの続きである。今回は1等区分室車Aüe 310(43200)である。画像は区分室側の画像。

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こちらは廊下側である。Büe 366に比較して窓の幅の広さが際立っているのが理解できる。 更にBüe 366が 区分室1室8名定員に対してAüe 310は1室6名である。画像は出入口扉付近のディテール。
台車は、Görlitz III Schwerである。車体色は、Chromoxidgrünで屋根とヘッダの間に1等を示すクリーム色の帯が印刷されている。台枠部分は黒色である。

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車体中央部に印刷されたDBマークとUIC表記である。車体番号は、「50 80 17-40 010-4」。表記から読み取れるのは、最高速度140Km/h、蒸気及び(4電源)電気暖房対応である。
窓から室内を覗くと、丁度中央に縦棒が見えるのだが、これは区分室の両開きドアの中央部分である。現在の区分室は片開きであるが、Schürzenwagenの1等車は、扉が広く両開きである。それだけ区分室のピッチが広いということである。(これは以前、実車に乗車して驚いたことの1つである)

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表記類の印刷は、より細密化が進んでいる過程であったと思う。RICラスターには、最高速度140Km/hの他、単電源と入線可能国が記されている。上段右上の「DR」は東独国鉄のことであろう。また下段右下の「TC」はトルコ(当時)のようである。(現在は、「TR」)
REV表記は、1973年4月27日となっている。REV表記の左側には全長の表記があるが、SchürzenwagenはUIC-Xなどとは異なり、各形式で全長は様々である。Büe 366は、21,27mで、このAüe 310は、21,824mである。フルスケールのこのモデルは、もちろんしっかりと異なる全長となっている。 (Büe 366は24,4cm、Aüe 310は25,1cm)

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車端部の画像である。貫通路は、蛇腹式である。バッファは丸形となっている。Schürzenwagen独特の車端部がカバーされている形状は、美しさと連結時の客車間の隙間を極力少なく見せる工夫である。

このSchürzenwagenは、実際は雑多な形式が連結されて運用されることが多かったのでは、と想像できるが、独特な形状でもあり、やはり同じSchürzenwagenだけで6〜7両の編成を組ませて走らせたいと思うのである。牽引機は...やはり、01形か03形が良いか?41形でもよさそうである。

参考文献:Taschenbuch Deutsche Reisezugwagen / Horst J. Obermayer

[EDIT] 2010-04-25 11:43
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コメント 2

BOAC VC10

「TC」はトルコですね。
子供の時分に図書館で見た「世界の鉄道」という年鑑の本の70年代頃に、
「旧型の予備車で編成されたトルコ人出稼ぎ者の帰省列車」というのがあり、
末期のSchürzenwagenも使われていたのかもしれません。
オーストリア~旧ユーゴ~ブルガリアというルートならRICラスターと辻褄が合いますね。

確かにEp.4のSchürzenwagenって、雑多な編成か軍用列車ばかりで、
きれいな編成って見たことないですね。
蒸機以外だと118とか220あたりが似合いそうですけどね。
by BOAC VC10 (2010-04-26 00:25) 

Akira

ご教示ありがとうございます。

「TC」はトルコ。これが正解のようです。現在トルコは「TR」と表記されていますが、当時は「TC」でした。チェコスロバキアは、「CS」で現在は、チェコになったため「CZ」のようです。

以下ファンサイトに書き込みがありますのでご参照の程。

http://www.drehscheibe-foren.de/foren/read.php?31,3765292
by Akira (2010-04-26 00:56) 

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