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Papierhandtuch + Toilettenpapier / FS Ep.IV [欧州鉄道]

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先日、DBのトイレットペーパーを紹介したが、実はそれと共にFS(イタリア国鉄)のペーパータオルとトイレットペーパーもご丁寧に写真用ファイルに貼付けてあったのを発見していた。私は最近これを発見するまで、すっかりを忘れていたのである。

ということで、上画像はそのペーパータオル(上)とトイレットペーパー(下)である。これは、おそらく...であるが、1985年の初渡欧時のもので、スイスのルツェルンからイタリアのフィレンツェ迄乗車したEuroCityか国際D-Zugのものではないか...と思う。この時乗車したのも2等区分室車であったが、友人と車内探検して1等車の個室に入ってみたり、冬のさなかゴッタルドランプを走る列車の通路側の窓を開けて朝日に輝くアルプスの峰々の写真を撮ったりした記憶が残っている。いずれもSBBの車両だったと思うが定かではなく、このペーパータオルを見る限り、もしかしたらFS車両(UIC-X?)だったのかも知れない。

まず、ペーパータオルであるが、明らかにDBより印刷が粗い。書体も一般のタイプライター文字のようである。インクの滲みもあって、精度の悪さを垣間見る思いであるが、ここに記されている文言「Buon viaggio con le F.S.」(FSでの旅を楽しんでね)も合わせて、ホッと一息つきたくなるほどの逆に味わいのあるペーパータオルとも言えようか。

そして、トイレットペーパーも相変わらずゴワゴワの紙である。見た目にはお尻に当てる前に1度紙を揉みたくなるような感じである。実際は意外と薄くシボ加工が施してあり心配はいらないと思う。そして、そこに記されているのは、「FERROVIE DELLO STATO」(国鉄)という、妙にぶっきらぼうな文言である。

ペーパータオルは、手を拭く時に利用者が良く見るためか、ちょっと気遣いの言葉を入れ、トイレットペーパーには、利用者の目に触れにくいことからも、それがFSのものであることを記す機能的な文字のみに留まっているのかも知れない。

こうして、列車のサニタリーの紙のみをとっても、お国柄あり、そしてその背景も妄想出来るだけのネタが詰まっているのが興味深い部分である。これならDBとFSだけでなく、今迄乗った欧州全ての車両で確認しておくのだったと、今更ながらちょっと後悔してきたのである....。
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コメント 4

ぽっぽ

私も若干ながらぺ-パ-タオルがあります。SJ,DB、BLS、FS,SBB,DRといったとこです。同じようにお持ちになっていたんですね。
by ぽっぽ (2013-03-17 20:32) 

Akira

こんばんは、ぽっぽさん。

ペーパータオルは、鉄道各社中々個性が出ていて面白いですね。SBBやSJなど、どのようなデザインか興味津々です。
by Akira (2013-03-17 23:07) 

BOAC VC10

'84年に初渡欧でスイスに行った時に、DB・SBB・OeBBのペーパータオルを持って帰って来たのですが、今はどこへ行ったやらです。
SBBは青地白抜きの←+→マークとSBB CFF FFSロゴ、OeBBは赤字で旧マークとOeBBだったと思います。
淡いピンクのトイレットペーパーOeBBだったか・・・?
by BOAC VC10 (2013-03-20 17:27) 

Akira

こんばんは、BOAC VC10さん。

ごぶさたです。SBB、ÖBBのペーパータオルは是非見てみたいですねぇ。BLSやRhBなどもオリジナルデザインがあるかも知れませんね。
by Akira (2013-03-20 20:10) 

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