42941 DSG 1181 WR4üg(e)-39 / Ep.III [Maerklin-Reisezugwagen]
▲ 厨房側
▲ 食堂側
最近、更新が滞っていることもあって、たまに過去記事を読み返してみることもあるのだが、てっきり掲載していると思っていたモデルの記事が抜けていたりすることに気づいたりするのである。今回は、その1つ、Riviera-Expressセット(42941)に同梱されているSchürzenwagenのDSG食堂車(1181)について触れてみたい。(ちなみに同セットの他のモデルについては紹介済みである)
画像は車端部分である。このモデルの仕様は、Ep.IIIb、エアコン無し、ゴム幌付である。台車は、Görlitz III Schwer。手元の資料によれば、1939年にMITROPA食堂車としてLHBで落成。戦後はDSG車籍となり、1981年に廃車とある。
車体中央には、大きくDSGの文字とその左右にマークを配置しているのは他のDSG食堂車と同様。
サボには、「Riviera-Express」とスイスと接するドイツ最後の駅であるBasel Bad Bf. とFrankfurt (M) - Hamburg - Altonaの文字が印刷されている。おそらくこの食堂車は、長いRiviera-Express運用のうち、西ドイツ域内のみの運用であることが想像出来る。ただ、当時の編成表を見ると、食堂車の連結が早朝(7:05)出発となるKarlsruhe Hbfからの連結となっているようです。実際の営業時間を考えるとBaselからの連結では早すぎるような感じがします。
厨房窓部分横には車体表記が精細に印刷されている。厨房部分の窓上部には、エアコンのない時代の食堂車の印でもあるガラス製の空気取り入れ口が窓と一体で表現されている。
▲ RICラスターには、西ドイツの他、スイス、イタリアなど6カ国に乗り入れ可。
▲ 直近の検査日時は1959年2月20日
▲ 基地工場はミュンヘン郊外のNeuaubingと印刷されている。
塗装色はRubinrotである。実車の貫通路は木製扉であるが、実際にはニス塗りなのか、モデルのように車体色で塗装されていたのかは不明。
同形モデル(DSG 1173)との比較画像。これは、TRIX H0のT23336(画像上)。Rheingold-Expreßで使われた1955年仕様である。違いは、貫通路のゴム幌と、屋根上車端部のステップの色、食堂側車端部の煙突に違いが見える。また1173には、出入口ステップに白が差してあり、車体に空気取り入れ口が数カ所印刷されている。
参考文献:Schürzen-Schnellzugwagen Teil 1 / KIRUBA Verlag
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