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旧帝国ホテル [建築]

今日は、木曜日なので自宅からいつものように大学へ向かう。授業では、やはり取材チームとの同行の話も出て来る。先日の明治村の話をしたら、意外にも誰も明治村の存在を知らないのには驚いた。やはり距離があるからなのだろう。明治村一番の建築と言えば、やはりフランク・ロイド.ライト設計による旧帝国ホテル玄関と噴水であろう。流石美大生、明治村は知らなくても彼の名は皆知っている。帝国ホテルが彼の手に寄るものということも良く知っていて、それが移築されて残っていることを知らないのである。
やはり、興味津々の彼等に撮って来た画像を見せない訳にはゆかない。ここに示した2枚しか私も撮影できなかったが、この建物はやはりそれだけの価値があることがすぐに理解出来た。何しろ大胆で繊細と言う言葉がぴったりのように思う。飾り煉瓦の1つ1つが彼のデザインである。それら1つ1つが重なりあい出来上がった建築のように思う。

室内とて同様。この建物が日比谷に鎮座していた時に見てみたかったと思う。学生達も画像を見て感嘆の声をあげる程であった。彼等はこの建物を通して明治村に興味を持ったに違いない。

さて明日から最後の取材が始まる。頑張らねば..。


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きっかいくん

明治村のライトの帝国ホテルは私も数十年前に訪れました。確かに、日比谷の帝国ホテルを生で見たいと思ったのも同じでした。なので、兵庫県芦屋の山邑邸(現淀川製鋼迎賓館)の改修工事を藤木工務店で行なった折に見学できたことは大変貴重な経験だったと思います。機会があったらぜひ見学に訪れてください。
by きっかいくん (2006-10-27 06:56) 

Akira

きっかいくんなら、必ず明治村に行かれていただろうと思いました。京都に行った時は、親戚のT氏やお寺を尋ねてみたいと思いましたが、何しろ通訳の仕事では、無理と今回は見送りました。それでも京都の街並や加茂川の風に触れて父に思いを馳せることが出来たのは良かったです。またきっと京都や神戸に行きたいと思います。
by Akira (2006-10-27 09:49) 

kenta-ok

旧帝国ホテルも入れれば、現存するライト設計の建築は4つあります。
by kenta-ok (2006-10-30 00:54) 

Akira

kenta-okさん、コメントありがとうございます。私は基本的にBauhausの建築に興味がありますが、ライトの建築は本当に素晴らしいですね。百の言葉よりも実際に見れば、その素晴らしさがすぐ頷けます。可能ならば他の建築も見たいものです。
by Akira (2006-10-31 17:58) 

klaviermusik-koba

昭和29年  私が大学に入学した年。そのころ日比谷公園前に存在し、歴史に残る名ピアニスト、Wilhelm Backhausが当時、日本公演のため滞在していました。私はピアノをこの巨匠に聞いてもらうチャンスにめぐまれ、帝国ホテルのスイートルームに入りました。学生の身分でそんなことはふつうまずないので今思えばもう少しよく観察しておけばよかった、と残念に思います。
by klaviermusik-koba (2006-11-12 11:31) 

Akira

Klaviermusikさん。私が知っている日比谷の帝国ホテルは、今の高層になってからです。明治村でこの建物をしげしげと観察すると、全体の素晴らしさはもとより、ディテールの繊細さが素晴らしいことに気がつきました。音楽に例えるとドイツを中心に広まったバウハウスのスタイルは、モーツァルトの音楽のようで、一方ライトの建築は、ショパンの音色のような感じがしました。例えが悪いかも知れませんが、私の感じたままではそのような形容が似つかわしいかと思います。
by Akira (2006-11-12 19:50) 

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