4248 DB Avmz107 Orientrot / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]
▲ 手ブレーキ(WC/区分室)側
▲ 非手ブレーキ(廊下)側
今回は、やはりOrientrot色のIC/EC客車である1等区分室車Avmz107(4248)を紹介したいと思います。この客車は元々UIC-Z、Eurofima形客車A9(1等9区分室の意)と呼ばれるタイプです。DBばかりでなく、ÖBB、SNCF、SNCB、SBB、FS等西ヨーロッパ各国で共通の車体設計の元に製造され、暢達資金もEUROFIMAによる信託車輌です。よって台車についても当時の西ドイツの客車としては珍しくFIAT社製 Y 0270 Sです。DBでは黒裾TEE色でAvmz207としてデビューし、その後赤裾となり、CI変更でOrientrot色(一部IRブルー)になったのと同時に、リニューアルされ同色のBpmz同様気密貫通路仕様に変更されました。理由はBpmzと同じで、改造に伴い形式も変更となりました。
この客車、私は他の客車に比べて好みです。。理由は、均整の取れたエクステリアのプロポーションに尽きます。しかし、それはDBで言えばTEE色の時代であり、耐圧貫通路となったOrientrot色の仕様は、出入口ドアの窓が小さくなり、プロポーションがやや崩れてしまったのは残念です。
▲ 車体横の等級表記です。
車体番号「61 80 19-90 549-5」と形式「Avmz 107」が印刷されています。
所属表記は「BD Hamburg」(ハンブルク連邦鉄道局)、所属基地は「Bf Hamburg-Altona」(ハンブルク・アルトナ駅)です。
RICラスターは、最高制限速度200Km/h、航送許可、運用可能国はドイツのほか、オーストリア、スイス、デンマークの4カ国です。
RIV表記は、1988年8月10日です。気密化改造終了時検査の日付になってると考えられます。
さて、メルクリンモデルでもそれら全てが忠実に再現されており、26.4cmモデルとしては好感度が高いです。
出入口扉も気密化対応仕様に変更されています。車椅子マークが印刷されていて扉開閉ボタン位置を指示する表記があります。
昨日紹介したBpmzや1等開放室車Apmz、新製車輌の2等区分室車Bvmz185、そして食堂車のWRmz137などと共に全て気密対応貫通路仕様の客車が組成された列車で運用されていたのですが、残念なことに、メルクリンからはBpmzと今回のAvmz以外には製品化されていません。
282mm客車モデルは、これらOrinetrot色のモデルがどこまでリリースされるのか楽しみです。
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