4568 SNCB Ibes (VALIO-FINLAND) / Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]
このモデルは、ちょっと変である...と言うのも、車体右上の描かれたロゴには「VALIO FINLAND」と描かれてあり、その左側に描かれているマークらしき絵の方も北欧の乳製品というイメージである。しかし、車体左下の車体表記には「マルB」マーク、つまりベルギー国鉄(SNCB)所属を意味しているのである。
いずれにしても、いかにも北欧らしい清潔感のある絵柄とレイアウトに好感の持てるモデルである。絵柄には、子供がチーズを抱えている姿がデザインされているが、これも中々可愛い。
さて、このモデル(4568)であるが、1982年に1年間のみエクスポートモデルとしてリリースされたようである。このモデルの実車については、相変わらずその存在は未確認であるが、カタログモデルであることや、フィンランドのメーカーなのにベルギー国鉄仕様であったりすることなど、どうも実車にありそうな感じがする。もしこの貨車の実車の目撃情報などあれば、ご教示頂ければありがたい。
参考サイト:VALIO-FINLAND
http://www.valio.fi/
こんばんはAkiraさん、言われるまでベルギー車籍だとは思ってもいませんでした。(家のを調べてしまいました!)
でも考えてみるとVR(フィンランド国鉄)は軌間が1524㎜の広軌なので、VRでの模型化は都合が悪かったのかもしれませんね。メルクリンでもVRは出ていなかったような・・・
とても色使いが綺麗で私も好きな貨車の一つです。
by T-Zug (2008-09-23 21:01)
えっ!VRは軌間が1524mmだったのですか?恥ずかしながら知りませんでした....orz
ならば、納得いきますね。フィンランドは昔、ロシア(旧ソ連)と繋がりがあったと聞いていますが、その影響でしょうか。
VRと隣り合わせの国々(例えばスウェーデン)との国境駅なんかはどうなっているのでしょう?
by Akira (2008-09-23 21:25)
こんにちは。色使いが綺麗な貨車ですね。見ていると気持ちも和みます。
15年前、学生時代に一人欧州鉄道旅行計画をしていた時に、SJからVRへの陸路での乗り継ぎについて、様々なガイドブック資料に目を通しました。
御一人だけ、実際に陸路で行かれた方が「地球の歩き方」に寄稿されていましたが、国境直通の列車はなく、国境は短時間のバス連絡だったとのことです。列車の直通などはないのかもしれないですね。(トーマスクックにも記載はありません)
グーグルの地図を見てみますと、河川が国境で、両国から線路が河川を介して向かいあっているので、貨物は連絡航路で乗せ替えなのかな?と思ったりしています。
15年以上経過した現在の様子も知りたいものです。
by 熊本センター (2008-09-24 09:23)
情報をありがとうございます。フィンランドと地続きの国はロシア、スウェーデン、ノルウエーの3カ国だと思いますが,スウェーデン、ノルウエー側は、河川があるのなら新たに鉄道線を敷くのは難しいでしょうね。考えてみれば、スウェーデンからは船でヘルシンキへ向かうのが一般的だった記憶もあります。鉄道貨物も船送かも知れませんね。それでも軌間の違いは問題がありそうです。結局トラック輸送が主なのかも知れません。
by Akira (2008-09-24 11:43)