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CS2の操作(4)/ mfx機関車の登録〜その2 [Maerklin-Zubehoer]

昨日、予告したCS2の操作の中で、今回は、もう1台のmfx機関車の登録作業を記したい。

なぜ、自動認識されるmfx機関車をもう1台試すのかと言うと、mfx機関車にも新しいモデルと古いモデルがある。今回試すモデルもサウンド付きのmfx機関車であるが、前回試した「BR01 1060」は今年の新製品で極めて新しく、今回はスタートセット(29820)のV160形である。これは、mfxデコーダー搭載機では初期のモデルである。少し意地が悪いが、CS2で上手く認識され、正しく表示されるか試してみたかったのである。
また、このモデルはサウンド付きmfx機関車とは言いながらデフォルトでは、意外にサウンドが少なく、隠れサウンド機能をCS1のファンクション詳細設定で表に出したモデルであるが故に、そのあたり表示も見てみたかったというのが動機である。

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まず、線路にmfx機関車を載せると上の画像にあるように「mfx」のシンボルマークが速度計下に表示される。「mfx」マークを触れることで登録作業が開始となる。ほんの数秒間で認識が完了するのはCS2の大きなアドバンテージである。mfx機関車は、すぐさま認識され、以下の画像にある画面に切り替わる。

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ファンクションについては「BR01 1060」同様にデフォルト状態の表示がされている。これは、CS2のデータバンクとmfx機関車信号とのやりとりで、デフォルト状態のファンクション表示のCS2内メモリから表示されるのであろう。驚いたのは、機関車画像が表示されないことである。もちろん「BR V160 026」とネーミングはちゃんと表示されている。

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色々と変更すべき点はあるが、まずは機関車画像を表示させたい。画面のレンチマークを触れ、機関車設定画面(Konfiguration)を表示させ、「???」となっている画像(Bild)を触れる。すると上の画像の機関車画像リストが表示される。画像は色々あるのだが、目的の「V160」はなく、時代は違うが同じ形式の「BR216」もない。仕方がないので、似ている形状の「BR218」の画像に触れ、チェックボタンで登録する。なお、この画像はPNG画像ファイルなので、PhotoShopなどがあれば、自分でPNG画像を作成してCS2に転送し、表示が可能になるのかも知れない。(未確認)

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他に、速度計の設定やサウンドの音量も変更する。最後にファンクションの設定を行う。

b10059.jpg

設定画面上のファンクションピクトグラムを触れると、それぞれのファンクションの設定画面になる。画面左上のアイコン設定(Icon)の右隣の▲を触れると各種のアイコンが表示され、選択可能になる。Funktionweise:の下に3つの選択が可能で、「スイッチ」(Schaltfunktion)、「1回のみ」(Impulsfunktion)、「設定時間(秒)」(Zeitfunktion)の3つから選択可能である。
このファンクション設定画面の下に「Weitere Einstellungen」(詳細登録)という箱が薄いグレー文字で見える。これがおそらくCS1にあるmfxデコーダーのファンクションスロットとファンクション番号設定ができる画面になる入り口にあたるのであろうが、ここを触れても反応がない。これは、何らかの方法で開くことが出来るのであろうが,今現在は不明である。(今後のアップデートで開けるようになるのかも知れない)

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全ての設定が終了したのが上の画面である。V160の画像がなかったのが残念であったが、それに近い218形で代用できたのは良かったとは思う。しかし、せめてmfx機関車の画像ぐらいは用意して欲しかったとは思う。画像で画面ファンクションの設定で「F4」のカメマークを(漸次加減速offのため)文字に、「F8」の「ブレーキスキール音off」は表示すらされていなかったが、該当するピクトグラムがないので、文字で表示させることにした。

ここで少しCS2の感想を...。

さて、CS2が届いて以来、毎日少しの時間でも格闘することによって、ようやくこのマシンの操作についてコツを掴めてきたように感じている。
最初、中々操作の方法に馴染めずイライラしてきたのが、今はウソのようではある。ただ、まだまだ使いこなしているとは到底言えず、使い方の流れみたいなものがようやく掴めてきたという段階である。まだ、運転とMSの設定ぐらいしか実験できていないので、「掴めた」という言い方もまだ早いのかも知れない。

ただ、その中で私の中で確信となったことが幾つかある。それは、致し方ないことなのだが、CS1が登場した時に比べて、CS2は驚きが少ないこと。そしてアップデートを重ねて来たCS1に慣れ親しんだ私には、特にデータベースのプログラミングが甘く、使い勝手がよろしくない。これは、今後のアップデートで改善されるであろうが、「漸次加減速off」や「ブレーキスキール音off」などのピクトグラムが存在しないことは大きい。一方で、画面がカラー液晶になり、かつ精細さが加わったことで、画面の見易さはCS1とは雲泥の差で、Control画面の丸形速度計も手伝って、その認知性は比較の対象にならないほどである。更にCS1にはない「Layout」など様々な新機能や、USB端子など新しいデバイスを持ち合わせていることなどは、今後の鉄道模型のあり方を示唆するものと思う。

要は、CS2本体のポテンシャルは高く、非常に良いものを持ち合わせているのだが、ソフトウエアがそのポテンシャルを活かしきれていないという印象である。
そのような意味でも、今後のより使いやすいコントローラーになるためのアップデートは是非メルクリンにはお願いしたいところである。

しかし、これは私自身がCS2の全ての機能を試した訳ではなく、その膨大な機能の基本的なごく一部を試した時点での感想に過ぎないので、今後この感想も変わってくるかもしれないことは、ここで断っておく必要があろう。

fx機関車の登録については次の機会に....。

[EDIT] 2008-10-21 8:23
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コメント 2

klaviermusik-koba

おめでとうございます。まだ私はCS2には手が届きませんが、これは貴重なレポートで実際使う段になれば大変良い手引きになるのでプリントアウトしておけば、面倒なドイツ語や英語を読まなくて済みそうです。ただこういうのは最新式の機関車はぴったりでしょうが、初期のデジタルや、デルタにはそれなりに対応してくれるのでしょうか。
by klaviermusik-koba (2008-10-21 18:19) 

Akira

ありがとうございます。日本語のサイトを見る限り、まだCS2と悪戦苦闘しているのは、私ぐらいでしょうから、その悪戦苦闘ぶりをレポートしながらCS2の操作を自分のものにするという試みをしております。ですから、CS2をお求めの皆さんの手引きになりますかどうかわかりませんが、私自身も楽しんでCS2と付き合えるよう動きの詳細迄なるべく沢山のことがらをここに書き留めています。(忘れっぽいので、私自身もこのレポートを振り返ることができますし..)

で、ご質問の件ですが、デジタルであればデルタであろうと初期のc80デコーダーモデルであろうと大丈夫(なはず?)です。おいおいこのあたりも手持ちのモデルを使って登録します。
by Akira (2008-10-21 18:30) 

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