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Nürnberger Spielwarenmesse 2010 / Eisenbahn-Romantik [Maerklin-Allgemein]

21日にEisenbahn-RomantikがドイツのTV局SWR放送で放映されたが、タイトルは「Nürnberger Spielwarenmesse 2010」である。
早速同局同番組サイトで動画配信もされたが、今年はダイジェストではなく30分弱の本編全てを見ることが出来るようになった。(画面は少々小さいが...)
昨今のIT技術の進歩は目を見張るものがある。昨年までは毎年放映されているこのメッセ特集番組も日本では見れなかったのだが、今年は放送直後にはこうしてドイツと同じ番組がパソコンを通して楽しむことが出来るのである。

http://www.swr.de/eisenbahn-romantik/-/id=98578/did=6035066/pv=video/nid=98578/5mm16x/index.html

さすがHagenさん以下、世界の鉄道模型を良くご存知のスタッフによる取材である。現地に入った私も知らない情報がこの画像からはとても多く、見れなかった私はちょっと後悔である。

KM1の050形デモ映像は、もちろん私の撮影より素晴らしい。シリンダからの発煙もしっかり出ている映像であるし、ディテールの撮影などそそられるものがある。

私も少しばかり収録のお手伝いをしたクマタ貿易の500系0ゲージモデルと社長氏のインタビューも収録されている。(少々恥ずかしいが..)

ストラクチャーメーカーもFALLERなどでは、素材と加工技術の変革を模索している。それは樹脂ではなく自然の素材である木材を使ったモデルで、加工にはレーザーの技術を使っている。非常に精度の高いモデルづくりが可能となり金型代の節約にも繋がる技術である。もちろんこれはエコロジーにも繋がっている。

日本では無名であるメーカーのモデルも幾つか興味深く、最近のデジタルやIT技術によって様々な可能性がこのメッセで発表されている。特にBluetoothの通信技術を使ったワイヤレス制御やESUやLENZなどのレールの状況を機関車が認識してそれに合わせたサウンドを奏でるなど、今迄のデジタルの一つ先をゆくギミックがいくつも発表されているのがこの映像から垣間みれ、印象に残ったのである。

最後のROCOのブースでは残念ながらみる事が出来なかったダイナミック発煙装置のデモが動画で見れた事、また有蓋貨車のドアが開閉するなど、着実にROCOは走らせる楽しさを追求し始めているのである。

これまでメルクリンのお家芸であったそれら魅せる技術は、今やどのメーカーでも開発に余念がなく、メルクリンはウカウカしていられないどころか、危機感を持ってユーザーの期待に応える商品開発をしなければなるまい。

最後に、Hagenさん以下SWR番組の取材チームスタッフとは、毎日酒宴を繰り返しながら情報交換やらたわいもない冗談を言いながら楽しんだ思い出が残っているが、仕事をする楽しさを久しぶりに実感できた彼らとの再会でもあったのだ。

Danke Hagen und Deine Dreharbeitteam!
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masato-marklin

なんか行った様な気分になりますね・・・
ROCOのモデルが気になりますね。
Akiraさんもちょっと映っていたような気が・・

by masato-marklin (2010-02-23 14:12) 

S.やくも

ワイヤレスコントローラーとか
少々の無電区間を通過してしまうサウンドデコーダーとか
デジタル技術の開発ぶりが凄いと感じました。
日本がますます遅れていく気がして心配です...。
by S.やくも (2010-02-23 16:44) 

Akira

コメントありがとうございます。

> masatoさん
あの限られた1つのホールの中にまだまだ私の知らない刺激的なアイテムが沢山あったのに見れなかったのは残念です。
ROCOのダイナミック発煙装置は、その大きな1つです。
私については気にしないように(^^;

> S.やくもさん
そうなんです。デジタルの技術は進歩が速いので残念ながら我が国のようなデジタル拒否?とも取れる鉄道模型業界では益々その遅れが目立ってしまいます。一部のメーカーは、それでも危機感を持って取り組んでいるようですが...。
困った事に、ハイテクのイメージが強い日本の鉄道模型について話をする時、ドイツでは不思議な顔をされてしまいます。
by Akira (2010-02-23 17:14) 

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