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46074 K.Bay.Sts.B. München 602105 (P) / Ep.I (Insider-Jahreswagen 2002) [Maerklin-Guterwagen]

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一昨日の拙ブログ記事で紹介した(ドイツの!)Dallmayrコーヒー豆の記事を書きつつ思い出したのが、同社のロゴをあしらったメルクリン貨車の存在である。そこで貨車箱?を漁って見つけたのが、画像の2002年インサイダー貨車(46074)である。Dallmayr繋がりで今回はこのモデルを紹介したい。

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この貨車を手にした時、Ep.Iモデルであったこともあろうが、初めて見るフォルムにすぐ気に入ったのであるが、いかんせんバイエルン王国鉄道(K.Bay.Sts.B.)のEp.Iモデルゆえに牽引させられる機関車もなく、結局走らせる事もなく箱にしまいっぱなしであったのである。
上画像には、中央の紺色地に塗装されたドア部分に今も使われているDallmayr社の赤と金のロゴマークが美しい。マークの左右にはDallmayr-とKaffeeの古典ドイツ文字で、またマークの下には黒地に白いジェッタリーン書体で「München」と記されている。(このジェッタリーン書体は、歴代のメルクリンミュージアムモデルの「Museum」の文字も同じ書体で斜めに記されているのは興味深い事実である)

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表記のディテールを見てみると、車体番号である「München 602105 (P)」とある。その上にはバイエルン王国鉄道のマーク。左側には、車両表記とインサイダーモデルとその年号が印刷されている。今日の基準では特に精細な印刷とは言えないが、実車もさほど変わらないような気がしないでもない。無蓋部分の荷台には鎖が彫り込み表現されていて、鎖部分が塗装されている。中々リアルで好感の持てるディテールである。

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Dallmyerロゴマークのついたドアは開閉式である。開閉式ドアはレイアウト上で積み荷の積載シーンの再現などに重宝する。

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この貨車のフォルムは、自動車で言えば、まるでピックアップバンのようである。有蓋部分と無蓋部分の2つの荷台が存在する。コーヒー豆の輸送であれば、有蓋部分に積まれるのが普通のようだが、さて無蓋部分には何を積載するのだろうか。以前、ミニチュアワンダーランドのあるハンブルクのSpeicherstadt倉庫の博物館で、輸入されたコーヒー豆を貯蔵する様子を見たことがあるが、コーヒー豆は麻袋に入れられていた。おそらく、ミュンヘンのDallmayrが調達したコーヒー豆も、ここで荷揚げされてミュンヘン迄運ばれて行ったのであろうことが想像できる。

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このモデルの下回りも凝った作りである。樹脂製台枠ながら軸受けに別パーツでブレーキが施されている。車輪もスポークで良い雰囲気である。

このコーヒー積載貨車をどなたかのバイエルン貨物列車に一緒に牽引させていただければと思うのである。もちろんその時は、Dallmayrのコーヒーをいただきながらである。
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DB103

おはようございます。
こちらはもともとTRIXの製品ですね。
1980年代末のものだったと記憶しておりますが、ご指摘のように大変良い出来です。
当方も他に類を見ないこのスタイルが気になっております、先日久しぶりに入手できました。
900円でしたが、片側車輪なし、箱無しの現状品でした。
ところでこの製品、昔のTRIXなんで、軸受がプレーンなんです。さてどうしたものか?
by DB103 (2022-03-31 07:48) 

DB103

ごめんなさい。
スマホから上手く投稿できず、二重投稿になってしまいました。
恐れ入りますが、片方削除いただけますか?
何卒よろしくお願いします。
by DB103 (2022-03-31 07:55) 

Akira

DB103さん、コメントありがとうございます。

確かに元はTRIX H0のモデルですね。最近のメルクリン貨車モデルもディテールが凝ったモデルが多くなっているのはTRIXモデルの影響があるのでしょうね。
by Akira (2022-04-05 16:46) 

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