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37777 DRG Schienenzeppelin / Ep.II [Maerklin-Triebwagen]

レールツェッペリン...この特別な車両は、その独創性と言い、斬新なスタイルと言い、間違いなく世界の鉄道史の1ページを飾るに相応しいものであることは間違いない。

メルクリンからは、昨年1番ゲージでレプリカモデルがリリースされ、H0に関しても3077として1975年からリリースされ、その後デルタモデルでもリリースされた。そして今年は新製品として再登場した同形モデルは37777としてmfxデコーダーはもちろん、サウンド付きモデルであるところが目玉である。そのモデルが先頃ドイツでリリースされ始めたのだが、早速例のフルダ模型クラブのインプレ動画がYouTubeにアップされ、その興味深いサウンドを堪能できたのである。

http://www.youtube.com/watch?v=wJKlBmhevUo

やはり、サウンドの有る無しでここまで違うのかという感じである。室内照明もLED化され、ハイテクモデルに変身した趣である。実はこのレールツェッペリンは当初単軸2輪の車両であったが、後にボギー台車化された。何しろ車体後部の航空機用BMW社製エンジンの推力だけで走るシロモノである。その風圧は察するに余りある。

この車両の独創性の1つにその造形がある。外観の全体像はツェッペリンと名が付くだけに飛行船のツェッペリンからイメージ出来るものであることは疑う余地もなかろう。塗装色も銀色である。私がここで気づくのは、ICEに通じる連続窓である。またその前面の造形は、先の「Schienenzeppelin 75周年記念講演会」の中で触れられた0系新幹線電車に通じると考えられる。これは、島秀雄氏が1936年に洋行した折りにこのSchienenzeppelinの試験運転を見たというものであるからだ。

Schienenzeppelinの当時の映像は白黒ながら、DW(Deutsche Welle)で放映がされたようでYouTubeにアップされているので、合わせて紹介しておきたい。

http://www.youtube.com/watch?v=XEIk7OIGWFE&feature=player_embedded

サウンドは魔力..と思うのは私だけではないはず...。

参考サイト:Schienenzeppelin. / メルクリンドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=37777&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html

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HUH

確かに外観だけも見るべきものがありますね。
それにしても、うるさ過ぎる・・・・・。実車はさぞかし、と思ってしまいます。
by HUH (2010-12-09 01:25) 

Akira

HUHさん、こんばんは。

確かにモデルも煩いですねぇ。でも航空機エンジンが目の前にあると、その騒音は....飛行場でプロペラ機の横を通った時のあの騒音を思えば.....。

量産されなかった訳です。
by Akira (2010-12-09 01:31) 

moonrider

実は私にとってはコレとガラス電車が今年一番のmy wishだった製品でして、カタログに載るやいなや、バックオーダしてしまったものです。
しかしながら、未だにレールツェッペリンを手にできていません。
実にヘンで実にカッコいい。Kraftwerkのプロモビデオで見て以来幾星霜…一刻も早く手元に届いて欲しいものです。プロペラが木製なので、折れないかチト不安ですが…

これと、メルクリン歴が浅く入手できていないVT11.5(ebayでの平均落札価格EUR550.00はちょっと二の足踏んじゃいます)とが手に入ればメルクリンから引退できそうです…嘘です。


by moonrider (2010-12-09 12:53) 

Akira

こんにちは、moonriderさん。はじめまして...でしょうか?

レールツェッペリンは、まだリリースされて間もないでしょうから、お手元に届くまでもう少し辛抱が必要かも知れません。私もKraftwerkのファンなので、この車両の出ているプロモーションヴィデオを見た事があります。プロペラは本当に木製なんでしょうか?もし届いたら教えてください。

VT11.5は、全金属製で実に重厚な作りをしています。高価なのは致し方ないかと。サウンドもmfxではありませんが、ボディにぴったりの実に重厚なもので大のお気に入りです。
by Akira (2010-12-09 20:08) 

St. Ives

Akiraさん、今晩は、いつも楽しく拝見させていただいてます。

ついにmfxデコーダーのレール・ツェッペリンの実写を見ることができ、感激ひとしおです。
最初の3777は1979年にサンタクロースから最後かつ最も高価なプレゼントとして送られてきました(以後は家族が代替し、プレゼントの単価は大幅に下がりました)。今でもMトラック上で走ります。その後、デルタ機を入手し、Zも買い、そして1を買うのはあきらめました。

クリスマスに入手して三代そろい踏みを楽しみたかったのですが、手元に届くは来年になりそうです。

それではまた。


次はペンシルヴァニア鉄道のS1がモデル化されないか願っているSt. Ivesでした。


by St. Ives (2010-12-09 22:00) 

Akira

おはようございます、St. Ivesさん。

レールツェッペリンコレクターからのコメントを頂き嬉しいです。。今回のサウンド付きモデルは、どこから音源を拾ったのか興味のあるところですが、元々航空機エンジンですから音源は色々あるのだと思います。
メルクリンからはモデルによって、蒸気機関車やディーゼル機関車以外ではサウンドの有無が、その価格とは関係なく存在しているので、このような既に実車がないモデルについては、その実現にそこそこエネルギーの居る仕事だとは思いますが、逆に実車がないからこそ、そのサウンドには更なる興味が湧いて来るものですね。

お手元に届いた際は、是非ご感想などをお寄せください。
by Akira (2010-12-10 08:19) 

Bemo

Akira さん

サウンド付きZeppelin 、いいですね。

以前、HO アナログとZ のものをもっていましたが、客車や貨車を牽引しないせいか飽きてしまい、手放してしまいました。
by Bemo (2010-12-10 12:47) 

Akira

こんにちは、Bemoさん。

確かに、この車両は特殊なので連結出来ませんね。当時の技術者は、この車両の試験が成功した先にどう展開を考えていたのか興味のあるところですが、当時の考えとしてSVTなど気動車列車が高速運転を行う代わりに、エンジン音などについてはある程度の我慢をしていたように思います。今の我々は、このやっかいな音をどう模型で再現するかに興味がある訳ですから、つくづく贅沢な趣味なのかと...。
by Akira (2010-12-10 13:09) 

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