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43927 DB Bm 235 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

IC "van Beethoven"が4種のモデルでリリースされていることを記したが、今回は最後の1セット(43927)から2等区分室客車Bm 235の2種を紹介したいと思う。

[51 80 22-90 364-6]
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▲ 区分室側

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▲ 廊下側

見た目は、前回紹介した同形モデル(43922)と全く変わらずである。違いは表記ぐらいのものである。もちろん尾灯は点灯しない。よってその違いを中心に記してみたい。

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このモデル「51 80 22-90 364-6」の実車は、1978年12月12日にLHB社にて落成。1979年7月1日に当モデルの仕様に改造されている。1994年10月27日にPFA社にてInterRegio向けとしてBimz 264.7へとリニューアルされている。更に、2000年11月27日にBimz 264.9に改造されている。現在廃車となっているかどうかは不明。

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▲ RICラスターは200Km/h速度許可と航走許可のみである。電源は多電源のような印刷であるが国別ラスターがないので国内専用と考えられる

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▲ REV表記は1984年10月19日の表記である


[51 80 22-90-321-6]
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▲ 区分室側

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▲ 廊下側

次に同セットのもう1両のBm 235モデルであるが、これはちょっと特殊で1両に12室ある区分室のうち車端の1室が「IC Kurierdienst」と呼ばれる鉄道急行便とも言える小荷物専用置場になっている仕様である。仕様と言っても区分室の窓にシールが貼られているだけであるが....。尾灯は点灯しない。

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上画像は、その「IC Kurierdienst」とそのアップである。これは模型ではとても良いアクセントである。1編成に1両だけ組成されていて、これがICらしさと言える1つのシンボルでもあったように思う。

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この車両「51 80 22-90-321-6」の実車は、1979年2月12日にLHBでBm 234.1として落成。1979年7月1日に同番号ながら形式をBm 235に変更。現在は、NS(オランダ国鉄)のICK-Aとして活躍している。

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▲ RICラスターは、200Km/hまでの走行速度許可と航走許可、また多電源仕様である。

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▲ REV表記は、1985年2月8日と表記されている。

今回2両のBm 235モデルについて記したが、落成時はほぼ同じでも、その後の改造や落ち着き先が異なるのは、興味深い。特に最初に紹介したモデルの実車は、ちょうど私がPFA社に居た頃InterRegio(Bim)向けに改造を受けた車両で、もしかしたら工場で見たかもしれない。

そう言えば、28,2cmモデルでは、まだIR仕様がないのでいずれ登場するとは思うが、その時は27cmモデルの貫通扉形状などの問題点を改善して欲しいと願うものである。

次回は最後の1両の紹介が出来ればと思う。

参考文献:"WAGEN" Das Archiv der Deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag

参考サイト:IC-Schnellzugwagen-Set. / メルクリンドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=43927&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=Beethoven&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html
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300B

こんにちは

ICはTEEとはまた違った趣があって良いですね(^^)

次回の最後の1両、出来が非常に気になります
by 300B (2011-06-26 14:22) 

Akira

こんにちは、300Bさん。

Bpmz 291モデルを先程アップしました♪
私は合格点をあげたいモデルですが、単品が欲しいですね。

私にとってTEEは憧れですが、ICは懐かしい列車です。もしかしたらドイツでもそのように感じている同年代は多いような気がします。やはり1等車のみのTEEは高嶺の花でしょうし、ようやく2等車も連結されたIC列車は、庶民の速い足として親しまれるようになったと思います。


by Akira (2011-06-26 16:54) 

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