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4094 DSG WRümh 132 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 廊下側

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▲ 厨房側

26,4cmのAvmz 207モデルを紹介していたら、急に紫赤色の食堂車 WRümh 132(4094)モデルを思い出し、当ブログで紹介したかどうか確認したのだが、どうやらPwMだけだったようで、それはサーバーの問題で既にアクセス出来ず、改めてここで紹介したくなったという訳である。

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▲ 車体後ろ側には怪ネコ「ミルヒン」が....

このモデルは、1993年から95年迄の3年間リリースされた27cmの132形食堂車である。この食堂車モデルの特徴は、何と言っても「紫赤に白帯」でTEEカラーの同形と印象が大きく異なることであろうか。ただ、その運用は通常のD-Zugのみに留まらず、TEEやIC列車の運用にも混成されていたようである。TEE色とは異なるので編成美が崩れそうなのであるが、車体色の紫赤(Purpurrot)色はTEEの紫赤色と同色なので裾色の黒色と合わせて意外に相性が良いのである。
私はこのモデルの購入後、室内照明とRTSカプラー装備の他、テーブルに白色を差して、VT11.5モデルと同じテーブルランプで華を添えた。雰囲気が今一歩なのは、フィギュアがないせいであろう。

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車体中央に大きくDSGの文字とその両側にマークが記されているのは、この時代の食堂車共通である。資料によれば、車体保有は1970年にDSGからDBに移管されたため、このモデルの車体はEp.IVであるが、DSG保有のようである。DB移管後には、車体色はそのままにDSGの文字とマークは消え、DBマークが中央に配されていた。

このモデルの番号である「51 80 88-80 222-9」は、1966年4月14日に落成。1965年迄のEp.III表記では「11 122」であったが、落成時には既にEp.IVでUIC表記となっていたため、旧番号は帳簿上のみに記されることになった。1972年には廃車されている。(理由は不明)

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▲ RICラスターでは、航送不可で単電源ながらイタリア、オランダ、デンマークなどに入線許可が表記されている。

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▲ REV表記は1969年6月11日

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車体妻部分の正面。全体が紫赤一色というのは、屋根のUmblagrau色とも合わせて暗い印象がある。

この色の食堂車は、TEEカラーの時代に少なからずあったはずである。そう言う意味でも、今後このモデルと同じ仕様の28,2cmモデルが遠からずリリースされる可能性もあろう。それを期待するのは、既にリリースされている一連のTEE客車編成に組成させると似合いそうだからである。また、このモデルに合う客車は、やはりUIC-Xであろうが、Ep.IVでKobaltblauやCromoxidgrün色の仕様は、ビュフェ/2等区分室客車以外はまだリリースされていないので、それら座席客車モデルのリリースも期待出来るのである。

参考文献:"WAGEN" Das Archiv der Deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag
参考サイト:DEUTSCHE SCHLAFWAGEN- UND SPEISEWAGEN-GESELLSCHAFT
http://www.speisewagen.net/
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