SSブログ

Märklin TV - Das Überraschungsmodell 2022 von Märklin und Trix [Maerklin-Allgemein]

前回の記事でお知らせした今年のサプライズモデル(BR 498.1 Albatros)の動画がYouTubeのメルクリンチャンネルから配信されているので以下にリンクを貼ります。

Das Überraschungsmodell 2022 von Märklin und Trix

今までのサプライズモデルモデルは外国型であっても東独を除いて西欧の車両に限られていましたが、今年は中欧チェコスロバキアのモデルが選ばれたのは、ここ10年程度、CD(チェコ国鉄)がÖBBのRailJetと同じSIEMENSのViaggioをベースとした同じ種別(RailJet)の運行を始め、民間事業者のRegioJetが格安運賃できめ細かなサービスを売りに急速にネットワークを拡大するなど、チェコの鉄道が注目を浴びつつあるからなのかも知れません。チェコ製の機関車と客車で導入されたDBの高速新線を走るMNE(München Nürnberg Express)もあり、かつての共産圏のイメージは徐々に薄れつつあるようにも思えます。
また、かつては同じ国家を形成していたスロバキアについても、鉄道の役割は大きくSNSで積極的なサービスを広告するなど、私の世代が体験した社会主義国のネガティヴなイメージからは既に脱却し、2つの国は美しい街並みを魅せるヨーロッパのイメージに変わっています。

この動画では、動態保存されているオリジナルの498.1形Albatrosモデルのいる機関区を訪問したモデレータのEckert氏とメルクリンの担当者がこの機関車について会話をしながら、その魅力を伝えています。
この機関車のサイドビューを観ると、少し高目に設置された細身のボイラーに直径1,830mmの動輪の組み合わせによるプロポーションが、少し目立つ隙間が特徴であることを示すもので、独特の雰囲気を醸し出しています。この機関車の保存しているクラブのメンバーも集まり、メルクリンモデルの前で集う嬉しそうなシーンは、高いポテンシャルを持つこの機関車が、改めて注目されたことに対する現れかも知れません。

機関車がリリースされると気になるのは、これに合わせた客車モデルの存在ですが、今のところ何もアナウンスされていないようです。メルクリンのプログラムにも皆無で、他社メーカーにもチェコスロバキアの客車モデルは数少ないのではと思います。
今後、中欧地域はメルクリンなど鉄道模型のマーケットとしても期待される地域なので、チェコやスロバキアのマーケットのパイロット・プロジェクトとしての位置付けもあるかも知れません。
今後更に期待したいチェコやスロバキアのモデルです。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント