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Spielwarenmesse 2023 [欧州鉄道模型]

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▲ Halle 7Aに最も近いCCS-Ostのエントランス

昨日、2月1日から5日までの5日間、コロナ禍の影響で昨年まで中止が続き、今回3年ぶりの国際玩具見本市がドイツで始まりました。以下のリンクは公式ホームページです。(英語)

Spielwarenmesse 2023

他にも、FacebookやInstagramなど、SNSでもリール動画で昨日のオープニングや、夜のパーティの様子などを発信しているのを確認しました。

さて、今回メッセ初の試みとして週末の2日間は、鉄道模型とラジコン、プラモデル、ミニカーなどのホビー分野に限って一般に開放されるとのことです。(一般入場は、大人€ 6,-、子供無料)
このメッセは、基本的に出展メーカーと販売代理店などの商談の機会として今まで活用され、このメッセの結果がその年の売り上げを占う重要な機会としても存在意義があったのですが、インターネットの普及はもちろん、コロナ禍による接触機会への警戒など、鉄道模型業界では年々入場者数と出展者数の減少が目に見える形で露わになってきた感がありますが、今年の鉄道模型メーカーが出展するHalle 7Aの出展社名プランを見ると、以前と同じ面積で出展するのはメルクリングループ(メルクリン/TRIX/LGB)が目立つのみで、以前はホール内のブース用地に入りきれず、通路に出展していたメーカーのブースがひしめき合うような感じにはならず、逆にKYOSHOなど鉄道模型以外のミニカーやラジコンなどのメーカーが同じ7Aに出展することを確認しました。やはり、コロナ禍は、こうしたイベントでは逆風のようです。
とは言え、メッセ全体では2000を超える出展企業があるそうで、メッセそのものの存在意義は失われていないと感じています。

こうした専門メッセの訪問目的は、商談など直接的に業務に関わることが半分、そして残りの半分は、世界中から集う同業者同士がこのメッセで知り合い、情報交換し、親交を深め、そして再会を喜び合う絶好の機会でもあります。その機会を提供するのが一部の出展者で、午後5時の終了時刻になると、ブースの仕事は終了しますが、ワインやスパークリングワイン、おつまみを出していつものメンバーで酒盛りをする光景があちこちのブースで見られます。(残念ながら私の知る限りメルクリンはやってませんでした)他にも何か記念がある時など、大々的にバンドなどプロを呼んでちょっとしたパーティのようなイベントを催すブースもあったりと、5時からの方が本番ではと思うほど賑やかになることもあるほどです。

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▲ 5時からイベントにて / Innotrans Berlin 2016

ここに毎年通っていた頃は、こうした5時からイベントはドイツのメッセではホストの立場では、Spielwarenmesseしか知らなかったのですが、2016年のベルリンで行われたイノトランスでも同様だったことから、メッセの本質を知る良い機会になりました。

来年のメッセは更に出展者が減少するのか、コロナ禍が終息に向かい、再び賑やかなメッセに戻るのかはわかりませんが、業界としては是非とも多くの出展者や訪問者で賑わうメッセになって欲しいと願わずにはいられません。
タグ:Spielwarenmesse
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