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MINITRIX Schnellzugwagen-Set "IC 611 Gutenberg"セット [欧州鉄道模型]

2019年のMINITRIXの新製品に「Schnellzugwagen-Set "IC 611 Gutenberg"」という3両の客車セットがあり、今年も引き続きリリースされているようです。以下は公式サイトのリンクです。

Schnellzugwagen-Set "IC 611 Gutenberg"

このセット、IC'79時代を想定した客車セットでApmz 122、ARmz 211、Bm 235という当時のInterCityを代表する3種を1つのセットにしたものです。

私自身はNを持っていませんが、高校時代にメルクリンH0を誰も鉄研でやっていなかったこともあり、国産のN(日本型)で遊んでいた時期がありました。大学進学を機に再びメルクリンH0を再開しましたが、当時もメルクリンH0は日本型Nに比べて高額だったこともあり簡単には買い進めることができませんでしたが、結局あのサイズに馴染めずH0に戻ったという経緯があります。

さて、メルクリンを趣味にしていると自然とTRIX H0や他社製品も目にする機会が増えてきますが、同じグループの一員となったTRIXが吸収される前から多くの金型があることから、H0ではCIWL客車など、メルクリンブランドでもTRIXモデルの金型を使ったモデルが製品化されています。

メルクリンはNがないのでMINITRIXだけになりますが、H0にはないモデルがリリースされているのが羨ましく、少し前にリリースされた「FD1981 Königsee」や、このセットのARmz 211半室食堂車など、気になるモデルが少なからずあります。

実はこの食堂車、私が1987年の年末年始に高校時代の悪友と2人でドイツ・オーストリアに旅行した思い出の車両で、私は会社勤めの休暇利用で彼は大学卒業旅行でした。私が先に帰国して彼はその後もバックパッカーとしてヨーロッパを彷徨うことで彼にとっては最初の数日間のみ私と一緒に旅行したのですが、ミュンヘン中央駅で彼と別れ、私はフランクフルトに向かう時のIC列車の指定した座席がこのARmz 211でした。1等/食堂合造車なので一応食堂部分と座席部分は仕切りがあるのですが、シートレイアウトは食堂車とあまり変わらず、シートがApmzと同じリクライニングタイプで全て向かい合わせ席となっていて中央に大きなテーブルがしつらえてある車両でした。つまりなんとなくですが、今思えばプルマン客車のような設備を持つ車両で、サービスこそプルマン客車とは違いますが、注文すれば自席まで食事を届けてくれたのを覚えています。日本では当時既に食堂車が徐々に撤退していましたが、食堂車から1等車(G車)に食事をサーブできる設えとその仕組みが出来れば、食堂車の利用が混雑と閑散を緩和できるようになるのではと感じたものです。

Apmz 122は、メルクリンH0から数年前に「TEE Rheingold 1983」セットに登場して、28,2cmのH0のTEE客車モデルプログラムも充実してきましたが、同色のプラグドア仕様のAvmz 111.1共々まだ出し惜しんでいるのかTEEカラーやO.Rot、V.Rot、ICEカラーの単品モデルはありません。ARmz 211についてはH0モデル自体がリリースされておらず、この1両あるだけで再現できるIC列車の幅が広くなるので、合わせて是非リリースしてほしい1台の客車モデルです。

他に既にTourisutikzug色でメルクリンH0でリリースされた元QuickPick(WRbumz 139.0)→Bord Restaurant(WRmz 137)として改造された食堂車モデルは、容易にTEEカラーやO.Rot、ICEカラーに応用できるモデルなのでそれら仕様でリリースを期待したいところです。
DBのTEE客車は多種多様なので今後もまだまだリリースへの期待は膨らみますね。
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