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Sommerneuheiten 2019 [Maerklin-Allgemein]

昨夜、日本時間の午前2時からメルクリン公式YouTubeページで夏の新製品が発表されました。このようなライヴで新製品を広く世界同時に発表することはメルクリンでは初の試みです。いつもは春や秋の新製品に比べてさほど多くの興味深いものが多くはないイメージがありますが、今回はこうした動画配信を含めて事前告知をしていたため、期待も膨らみます。

そしてその動画を今回ライブ配信から遅れて先ほど見ることができました。以下参照。

Veröffentlichung der Sommerneuheiten 2019 von Märklin, Trix und LGB / TouTube

おそらく同時にいつものPDFデータもメルクリンは公式サイトに配信されました。

Sommerneuheiten 2019

事前にある程度の期待はしていた今回の新製品ですが、アイテム数は限られているものの内容は並々ならない意欲を感じます。

H0では、BR290(V90)のウエザリング仕様、新しい小型TELEXカプラーの他、初めて動きのある運転士が乗っています。フランス東部鉄道(État)の13形(後のSNCF 241A形)蒸気機関車+CIWL客車8両セット(シンプロンオリエントエキスプレス)は今までで最高のレベルの仕様に見えます。CIWL客車はファンクションデジタルデコーダー付きでギミックも盛りだくさんのようです。初めて尾灯も装着しています。ただ、新金型での製品ではなくTRIX時代からの木造客車がベースのため、次世代のCIWL客車の登場が待ち望まれるところです。

ウニモグの架線工事車両は、Viessmannとのコラボ製品とのこと。駆動用モーターやデコーダーは無蓋貨車に積載されているとのこと。レイアウトのシーンに欲しくなるアイテムです。

年少向けStart upシリーズでは、色鉛筆が無蓋貨車に積載されているモデルが告知されています。何か見覚えのあるモデルですw (メルクリンが当ブログを見てリスペクトしたなら感激です)

1番ゲージでは、H0でリリースした241A機関車が1/32で告知されています。重量も8Kgを超えるそうでサウンドのほか、発煙ギミックも煙突だけでなくシリンダーからも機能するとのこと。ZゲージはBR141とシルバーリンゲのプッシュプル客車3両セットです。

ちょっと気になるのは、CS2/3に接続できる発信器とハンドタイプの無線コントローラRC3です。確か春の新製品でも告知されていたと思いますが、改めて告知されています。今までも無線ルータをCS2/3に接続することでスマートフォンやタブレット端末でアプリを使って無線遠隔制御できましたが、こうして純正コントローラを使っての製品化は何か特別の意図があるかも知れません。(なお、この製品は無線なので日本国内では使用可能か未確認です)
*ライブ放映では、屋外鉄道向けに開発したものの、CS2/3で制御できる全てのモデルで使える製品のため、メルクリンH0やTRIX H0、MINITRIXなどでも利用可能なことを強調していました。
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46010 DB KK 15(Schienenreinigungswagen)/ Ep.III(10 Jahre Mitgliedschaft von Insider-Club) [Maerklin-Guterwagen]

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先日メルクリンファンの友人からインサイダー会員10年モデルの注文書が届いたけれども、購入すべきかどうか相談がありました。
そのモデルは私も手元にあるので、当然当ブログにも紹介済みと思い製品番号で検索してみましたが引っ掛からず、他の方法でも探してみたのですが見つかりませんでした。どうやら紹介するのを忘れていたみたいで、改めてこのモデルを箱から引っ張り出して撮影しました。今回はこのインサイダー会員10年モデルを紹介します。

このモデルは、2両で1ユニットとなっていて、既にレールクリーニングカーとしては、メルクリンモデルのプログラムに同様のモデルがありますが、塗装も異なり1両なので印象は随分違います。2両のモデルは永久連結されています。
また、これは緩急室が付いていないタイプです。この深緑色は客車で使われているChromoxidgrünに近いような気がしていますが、未確認です。

実車は、2両連結仕様のKK 15形です。基本的に3種のバリエーションがあり、緩急室付き、デッキ付き、デッキなしがあります。モデルはデッキなし仕様になります。製造初年は1958年とのことです。

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側面左端と右端のディテールです。車体表記は、良好です。DBのEp.III時代に準拠した表記ではありますが、DBのEp.III時代に準拠した表記ではありますが、Schienenreinigungswagen(レールクリーニングカー)は実車では存在しないので、モデルとしてそれらしい雰囲気だけは維持できています。DBの下には「Stuttgart 5306」と表記されています。
反対側の妻部側面には、インサイダーのロゴが印刷されています。

ちなみにこの実車形式はKK 15で、茶色のDB標準色などでMüllwagen(廃棄物運搬車)として運用されていました。

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妻部の正面です。レーリングを金属で表現するなど強度とディテールのバランスは適切ではないかと考えられます。

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2両のモデルの連結部分です。永久連結器がバッファの下に見えますが、視覚的には実車と同じスクリュー式カプラーです。NEM規格のカプラーポケットに差し込まれているだけなので、メルクリンのKKKカプラーに付け替えることも可能です。

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2両のモデルの中央には左右レールクリーニングのパッドが見えます。ダイカスト製の錘にパッドが付いていて台枠につけられています。錘があるのでレールへの吸着はある程度確保されていて、数回は走らせるとレールの汚れが付着しているのが目視で確認できますからある程度効果はあるのでしょう。

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裏側を見ると、錘とクリーニングパッドが見えます。パッドは交換可能です。

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表記のディーテールです。「Darf den Bereich der Anlage nicht verlassen!」(レイアウトから離れることは禁止!)とあるのは、ちょっとしたウィットではないかと思われます。
また、反対側には「Heimatbahnhof Heilbronn」(所属駅ハイルブロン)と記されています。

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モデルを上部から俯瞰したところです。上から見ると1両に6つの蓋が見えます。2両で12の蓋付き貨車ということですね。

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この貨車は廃棄物運搬車が実車の仕様ですので、車体はゴミ箱然としています。側板のついた無蓋貨車に蓋付きの屋根が載っている印象です。その蓋は全て可動式で開閉可能です。(ただしストッパはないので、開けたままにしておくことはできません)

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折角なので機関車にこの貨車を連結してみたくなりました。この貨車に似合う機関車としてすぐに思いついたのは、Köf IIIです。背の低いクリーニングカーに背の低いKöfは思った通り違和感ない組み合わせになりました。

あ、このクリーニングカーモデルですが、会員資格10年になったインサイダーのみに与えられる特典ですし、レイアウトを定期的に掃除できること(レールクリーニングの効果)も含めて注文することはオススメします。と回答しました。

*現在は、メルクリンH0から緩急室なしの単車ですがEp.IV仕様のレールクリーニングカーが46049としてリリースされています。
46049 / Schienenreinigungswagen

[追記]
車体の色調をRAL色票で確認したところ、Chromoxidgrünでは明るすぎ、Flaschengrünでは暗すぎます。その中間あたりのTannengrünが合っているように感じました。

参考文献:K Elberfeld;Tk-u 900, 901 Zweiachsiger Klappdeckelwagen "WAGEN" / GeraNove Verlag

[EDIT] 2019-05-12
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[Vinyl 014] Lovery Thunder / Harold Budd [Vinyl]

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Harold Buddの「Lovery Thunder」です。Harold Buddと言えば、Brian Enoとの共作であるアンビエント・シリーズが有名で私もCDではあるのですがAmbient 1とAmbient 2の2枚を持っています。

大学浪人中、美大予備校の平面構成授業で一度音楽を聴いてそれのイメージを絵にするという課題があり、そのとき聴いたのがAmbient 2でした。このジャンルの音を初めて聴いて以来のファンになったので、予備校時代は辛い1年ではありましたが本業以外で得るものが大きかったような気がします。
Brian Enoとのコラボ作品ではHarold Buddはピアノ演奏ですが、このアルバムでは、作曲と演奏の両方をしています。しかしながら世界観は一緒。とても心地の良いサウンドです。
レコードレーベルもEditional EGなのでアンビエント・シリーズと同じ。
当時東京に住んでいた私は、日常が喧騒だったからかもしれませんが、こうした静寂の音に強く惹かれたのかも知れません。

いつだったか...今はなきBritissh Caledonian Airwaysでドイツに一人で渡航したとき、ロンドンのカドウィック空港でトランジットしました。そこで1時間以上乗り継ぎ便を待たなければならなった待合室の椅子に座っているとき、ほとんど人のいない静かな場所だった雰囲気がまさにAmbient 1「Music for Airport」そのもの..と感じたのです。印象やイメージを音で表現することのできる作曲家は、尊敬してしまいます。

YouTubeでこのアルバムの1曲目「The Gunfighter」のサウンドが公開されていますのでリンクしておきます。
「The Gunfighter」/ Harold Badd





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懐かしの?甲種車両輸送(14) [日本の鉄道]

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前回の小田急SSE甲種輸送と一緒に新たに発掘されたネガフィルムにあったのが、今回紹介する営団(現東京メトロ)の8000系電車を牽引するEF65 Fの甲種車両輸送です。
この時は、おそらく甲種が走ることを事前に知っていたとは思いますが、このために東京から三島まで行ったとは考えにくく、何か他の列車の撮影とセットだったのかも知れません。

営団8000系電車は、撮影した前年に半蔵門線が開業して投入された車両ですから、初めて見る車両ではありませんが、6000系から受け継がれた営団の顔とも言える車両は好みでした。特に千代田線に始めて6000系電車が投入された時の印象は、非対称の前面造形や木目を生かしたインテリアなど衝撃的でした。また、その次に登場した有楽町線用7000系電車も、高校時代毎日この電車で通学していたこともあって愛着のある車両でした。そして半蔵門線の開業初日、自宅近くの駅から早速8000系電車に試乗したことを覚えています。また、その時偶然故吉村光夫氏を見かけたので、少しばかりお話をさせていただいたことが懐かしい思い出として残っています。

[撮影日] 1982.11
[撮影地] 函南 - 三島
タグ:JNR 甲種 EF65 営団
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TEE 編成表 [欧州鉄道]

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部屋の片付けをしていると、時々写真やら雑誌やらを読み返してしまうのですが、今回、2007年にドイツで購入した「eisenbahn magazin 4/2007」誌を見てみるとTEE 50周年特集で、その中に一部のTEE列車の編成表がイラストで表現されているのを発見しました。

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これをベースに新しく編成表を作成してみようかと思っています。いつできるかは?ですが...。
タグ:Zugbildung TEE
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[Vinyl 013] Who's afraid of the Art of Noise / Art of Noise [Vinyl]

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Art of Noiseの「Who's afraid of the Art of Noise」です。有名なBeat BoxやMoment in Loveなどメロディアスでビートの効いたサウンドが当時大きなインパクトで気に入りました。1980年代当時としては最先端を走っていたように思います。
しかし、それ以降はPeter Gunなどのヒットはあったもののあまり発展性を感じられず、聴く機会も少なくなっていたような感じです。ところが2017年にセカンドアルバムのリリース30周年記念でリブートアルバムを出したとか。忘れ去られたアーティストではなかったようです。

改めてマイナーレーベルZTTからリリースされたファーストアルバムのレコードに針を落としてみると、今聴いても古さは感じさせません。大学卒業後就職した先の同期の友人がこのレコードを大変気に入っていたことは今も記憶に残っていて、彼らのサウンドを耳にするたびに思い出します。

YouTubeに収録したものがありましたので貼っておきます。
A Time for Fear Who's Afraid / Art of Noise





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懐かしの?甲種車両輸送(13) [日本の鉄道]

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現在長い長い片付けを続けがら、時折出てくる懐かしいものなどに時間を取られて先の見えない日々が続いているのですが、撮り鉄時代のネガは、当時全てプリントした訳ではなく、長巻のTX(Kodak Try-X)をパトローネに詰め直して、撮影後はフィルム現像だけするという節約しながらの撮影に励んでいました。それら大量のネガを見つけて改めて見直してみると、当ブログで今まで12回に渡って紹介してきた「甲種車両輸送」についても新たなネガが発掘され、再びここでもいくつかの甲種車両輸送を紹介したいと思います。

今回紹介するのは、小田急SSEを輸送するEF60です。ヘッドライトがシールドビーム化される前の時代のため、F級箱型電気機関車に1つ目が特徴的な機関車で、ある意味過渡期らしい姿の機関車と言えましょう。
おそらく場所は東海道本線の由比-興津あたりと推測しますが、確証はありません。(どなたかご存知の方はご指摘いただければありがたいです)牽引される小田急のSSEは、もしかしたら大井川鐵道への譲渡かも知れません。ワフに挟まれて輸送される姿も今となっては懐かしい姿です。

撮影日についてもネガ袋に記載されているのが1983年とあったので、その頃だと思われます。私は大学2年生ぐらいで、撮り鉄から足を洗い始めた時期ぐらいでしょうか。それでもSSEの輸送となったので遠出してでも撮影したかったのだと思います。今も日本の歴代車両で最も美しい車両の1つしてと信じて疑わないのは、小田急SE車です。SSEは改造車ですが、その独特な構造とスタイルは日本の車両史に残るものです。
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[Vinyl 012] HUMAN'S LIB / HOWARD JONES [Vinyl]

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HOWARD JONESのHUMAN'S LIB(邦題:かくれんぼ)です。これを買った当時、MTVが全盛で毎晩のように世界のアーティストのプロモーションビデオ(PV)がテレビから流れていました。そのPVで知ったのがこのハワード・ジョーンズでした。彼の手による小気味好いエレクトロポップのサウンドが素敵で良く聴いていましたし、日本のファンも多かったように思います。
彼のパフォーマンスは独特で、音楽は全て一人でこなして、ステージにはもう一人パントマイマーが彼のサウンドに合わせてパフォマンスを行うというもの。一人で数種類の楽器を持って動きながら演奏するのは新鮮で、新たな時代を感じさせたものです。

私がちょうどラフォーレ原宿のオーディオ店でアルバイトをしていた時、ハワードジョーンズがプロモーションで来日、ラフォーレ最上階にあったステージで2回ほどちょっとした演奏の披露がありました。この時は、人気もあって2回とも満席状態だったと思いますが、お店のツテで舞台裾から彼の演奏を見ることができました。
改めてこのレコードに針を落とすと、昔の感覚が蘇ってくるようでした。音楽はいつまで経っても頭の奥に残っているものですね。そして覚えていない曲もあったりしましたが、それも良かったです。

YouTubeにヒット曲のNew SongのPVがありましたので貼っておきます。懐かしいです。
howard jones - new song / YouTube


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空からクルージング スイス氷河特急 マッターホルンをめざして [欧州鉄道]

私がドイツにいた頃会員として活動(年に一度乗りに行く程度)していたスイスのDFB(フルカ蒸気登山鉄道)に日本からの取材があったとの配信があり、そこにリンクされていたアドレスには完成された番組動画でした。以下参照。

空からクルージング スイス氷河特急 マッターホルンをめざして

どうやらこれは氷河急行を取材したもので、St. Moritzから終点のZermattまでの行程をドローンを多用して美しくダイナミックなスイスの風景を臨場感あふれる番組に仕上げたもののようです。途中フルカ峠はトンネルなので、フルカ旧線を走るDFBの蒸気機関車列車も素晴らしい空撮で観ることができます。特にRalp DFB駅近くの転車台を廻す場面から出発までを低空で空撮するシーンは素晴らしい見どころ。

ちょっと残念なのは、氷河急行のハイライトであるDiesentisからAndermattまでの区間のシーンがあまりなく、特にAndermatt手前の壁のような勾配を急カーブで這うようにして走るシーンが見られないのは残念。

DFBのGletsch近くローヌ氷河のシーンではもう氷河の先端が列車から見られない場所まで後退してしまっていて驚きでした。私が訪れた頃は、まだBelvedereまでは氷河の先端がありましたから...。

何れにしても素晴らしい映像ですので、氷河急行ファンはもちろん、RhB、MGB、DFB好きには堪らない映像です。
なお、この映像は既に放映されたものかどうかは未確認ですし、アドレスには「...NHKBS8K...」という文字列を見つけているので、もしかしたらNHK-BS8K向け番組なのかも知れません。場合によっては今後削除されるかも知れませんので、ご覧になりたい方はお早めにどうぞ。

[追記]
どうやら映像は、5/3午後にNHK-BS8Kにて放映されたようです。我が家には8Kの受信設備がないので見れませんでしたが...。
空からクルージング「スイス 氷河特急 マッターホルンをめざして」
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