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[Vinyl 089] Sometimes / Erasure [Vinyl]

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Erasureの12'シングルSometimesです。前回紹介したアルバム「THE CIRCUS」にも収録されている楽曲の12' REMIXになります。

アルバムはちょっと凝ったジャケットなのに、何故かこのシングルのジャケットは真っ白で穴開き。レコードレーベルで中身が確認できる手抜きのような印象です。
しかし、今Discogsでこのレコードを検索したところ、ちゃんと絵のついたジャケットでした。レコード盤は同じもの。はて、購入した時はどうだったのだろう?遥か30年も前のこと。覚えているはずもありません。ただ、輸入盤のシングルレコードのジャケットは薄いものも多く、別に購入したブランクのジャケットにレコードを入れて保管したものもあるので、そのうちの1つかも知れません。だとすればジャケットは紛失しているようです。

収録されている曲については特にアルバムより印象深いというわけでもなく...。この時は好きだったから出れば買うみたいな感じでした。
当時のErasureらしいサウンドを楽しめます。なので酷いとかそういう評価ではありません。

Discogs: Erasure ‎– Sometimes
タグ:Erasure MUTE
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29785 DBAG Bpmzf 808 / Ep.V [Maerklin-Reisezugwagen]

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ICEスタートセット(29857)最後のモデル2等制御客車について触れてみたいと思います。
リリース時期については前記事に記載の通りです。

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ICE2は最高制限速度280Km/hで走行可能な高速列車としては初めてのプッシュプルトレインです。現在最新型のICE4やICE3、-Tは動力分散型の電車タイプなので、戦前から蒸気機関車を始め様々な形でプッシュプルトレインを実用化してきた歴史の集大成に当たるのがこのICE2なのかもしれません。

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客室部分と運転室の間に制御機器が搭載されるスペースが必要なため、窓のないスペースに「ICE」ロゴがレイアウトされています。DBAGが同社の輸送サービスの最高峰であるICEを認知させるために一役買っているようにも思えます。
一方で、この編成の愛称は「Eberswalde」で、乗車口の横窓上にこの名称とワッペンが記されているのですが、モデルにはありません。

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車体番号です。808 022-8と記されています。すでに記した他のICE車両同様番号のみ記されていて、等級を始め、車両の持つ機能や設備など、それ以外の情報はここからは得られません。
この車両の正式な番号はBpmzf 808です。2等開放室制御客車であることは英文字の組み合わせで初めて理解できます。
この車両は、1997年11月20日にADtranz社で落成しました。UIC番号は、「93 80 5808 022-8」となります。

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正面です。車体断面が動力車と異なりますが、イメージを合わせることはできる好例ですね。

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▲ 右(手前)が制御客車、左(奥)が先頭動力車です。

折角なので、先頭動力車と並べてみました。
前にも記しましたが、先頭動力車とこの制御客車の車体断面が異なるため、全く同じ顔を持たせることは不可能ですが、少なくとも同じイメージを持たせることは可能であることは、この車両やモデルを見れば明らかです。

モデルは、制御客車は集電シューを持っていて前照灯/尾灯が進行方向によってメカニカルで切り替わる従来のタイプが備わっています。

参考文献:Bpmzf 808 / "WAGEN" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag München
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29785 DBAG Apmz 805.3 / Ep.V [Maerklin-Reisezugwagen]

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前回の記事と同じICEスタートセット(29875)から3両編成のICE2列車モデルのうち中間車(Apmz 805)を紹介します。
このモデルは、1999年から2001年までの3年間、また制御機器とトランスを変更したセット(29786)として2002年から2004年までの3年間の合計6年間リリースされました。

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車体妻部の側面画像です。このモデルは1等車ですが、車体に等級表記が印刷されていないためぱっと見では1等車か2等車かはわかりません。
カプラーは、スナップ式であることがわかります。導電タイプではありません。

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車体番号の表記です。ICEは、車体番号のみが表記されるため、車両分類を表す記述がなく番号から調べるしかありませんが、資料からApmz 805.3であることがわかります。車体番号は、「805 322-5」と表記されています。この車両は、UIC番号では、「93 80 5805 322-5」となります。1997年2月12日にベルリンのADtranzにて落成。この車両が組み込まれた編成には、「Eberswalde」という地名が付けられています。

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台車はICE1と異なりSIEMENS SGP Verkehrstechnik社のSGP SF 400を履いています。この台車はそれまでのMD53と異なり、空気バネが付いています。

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車体表記です。最高制限速度は280Km/hです。ラスターには「D」のみ表記されているため国内専用車両です。

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所属は先頭動力車と同じGB FernverkehrのNL Münchenです。
座席定員の表記は52plとあります。手元の資料ではApmz 805.0が52ですが、このApmz 805.3は53とあります。

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REV(検査日)表記は、1997年2月12日です。

インテリアは1等車の赤紫色で表現されています。ICE1は開放室と区分室が1両にレイアウトされている構造ですが、ICE2は全車開放室となっています。(家族室のみ区分室)1等車は1+2の座席レイアウトです。
実車のインテリアデザインは、ICE1同様StuttgartのBPR-Designによるものです。

参考文献:Apmz 805 / "WAGEN" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag München
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29785 DBAG 402 022-8 / Ep.V [Maerklin-Lok]

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ICEスタートセット(29785)に同梱されている402形先頭動力車(ICE2)です。
このモデルは、1999年から2001年までの3年間リリースされたスタートセットです。デルタデコーダーを搭載したこの機関車のために32VAのアナログトランスとデルタコントロール(6604)が入っています。
その後は、29786として車両モデルの内容は同じですが、デジタル用トランス(6002)とコントローラ一体型のデルタコントロール4f(66045)に変わり、2002年から2004年までリリースされました。

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前面サイドから撮影した画像です。車体プロフィールは401形と基本的に変わるところはありません。

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このICE2は、私がDBデザインセンターでインターンシップをしていた1991年にはまだ製造前でしたが、既にプロジェクトは進んでいてエクステリアデザインの課題は議論されていました。基本的には、ICE1の造形に準じていることは決定済みで、車体断面の異なる制御客車を先頭動力車と同じイメージにすることが問題になっていました。私自身は、この造形のデザインが始まる前にインターンを終えたので関わることはできませんでしたが、登場したICE2を見る限り見事に同じ印象になっています。

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402形と妻部分と連結された中間車805形の側面です。

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車体番号の表記です。ICE1やICE2の先頭動力車については機関車ではあるものの、他のICE客車と同様の表記表現になっています。番号は、402 022-8です。

*DBの車両表記区分では400番台は電車の扱いですが、実質機関車のこの車両を電車と定義はしづらいので先頭動力車と表現しています。

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各種表記類です。機関車にRICラスターが表記されているのはICEぐらいでしょうか。ドイツの他にスイスとオーストリアの入線許可が示されています。
一番下の画像は、「GB Fernverkehr」「NL München」と表記されていますが、「GB」は「Geschäfts Bereich」(事業分野)、「NL」は「Niederlassung」(支店)を意味し、民営化によって事業名称の変更が行われたようです。

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上画像は運転席の側面窓です。401形と違いはありません。この窓は前部分が窓ではなく上からガラスをはめ込んだだけのものですが、ノイマイスターデザインで初めてデザインされたICE-Vのまま、営業用の401形や402形の造形に引き継がれました。ICE-Vでこの(飾りとしての窓の)造形を承認されるのに前例がなかったことから大変な決断だったと聞きました。

ICE-Vと401形や402形の前面造形の大きな違いは、ICE-Vが屋根の曲面と顔部分の面構成が異なることです。この402形は屋根の曲面がそのまま同じ大きさで前面に回り込みます。そのため、ICE-Vとの印象が異なり、401形や402形は単純な印象になります。一方でICE-Vの410形の造形は、自然な印象で私は410形の方が良いと思っていますが、デザインセンターでちょっとした論争になりましたw
ちなみに401形や402形のエクステリアデザインは、DB デザインセンター内部で行われました。

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屋根上のパンタグラフです。パンタグラフの集電舟はスイス仕様に似ています。ドイツ仕様の集電舟とは形状が異なりますが、スイスではドイツ仕様の集電舟を使えません。スイスに入線許可があるためでしょうか。401形にはスイス入線向けに2つの異なるパンタグラフを載せた機関車が用意されています。

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正面と妻面です。ICE1の401形とはよく似ていますが、12両編成のICE1の両端が機関車であるのに対して、このICE2は、8両編成で機関車は片側のみにあります。反対側には制御客車が組成されています。ICE2は、2編成併結されることもあるため、連結器カバーの部分中央部が左右に開いて連結器が出てくるためヒンジがついていて、そこが401形先頭動力車との大きな違いです。

このモデルは、旧来の3極交流モーター、デルタデコーダー内蔵で、今のメルクリンモデルとは全く異なる走りではありますが、少しモーターを回し続けると昔嗅いだブラシの匂いが漂ってきて懐かしい思いが蘇ってきました。そしてボディは樹脂製ですが、動力車の下回りはダイカスト製でズッシリと重いです。これを客車2両だけ連結させて走らせるのは勿体無い限りで、購入者が増結させたくなるのは常です。

そこで、メルクリンからは2種の中間車であるICE2等客車(43741)と食堂車(43742)が増結用としてリリースされていましたが、ICE1のため特に食堂車の連結に違和感を持ちました。メルクリン初心者向けのスタートセットではありますが、せめてICE2のモデルをスタートセット同様の簡略版モデルでリリースしてほしいと思ったファンはいたように思います。
合計で8両のフル編成になるようなセット2種程度をリリースしても良かったのかなと思ったりしています。


参考文献: KOLL'S PREIS KATALOG BAND 1 MÄRKLIN 00/H0 2005
参考サイト: ICE 2 BR 402 Daten und Fakten / Deutsche Bahn

[EDIT] 2012-04-04
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Märklin Live! [Maerklin-Allgemein]

現在Covid-19による影響が世界中で拡大し続けていて、欧州はその中心になっているという報道も耳にしています。ドイツも実質的な外出禁止が出ているようで、同居家族以外とのコミュニケーションはネットを使うことが主にならざるを得ません。
もちろん日本も東京を始め、感染者数が増え続けていて私たちは様々な制約を受けつつもその終息を待つしかありません。

そんな中、メルクリンもYouTubeのメルクリンチャンネルを活用して5日前から既に4本のライブ配信をしていて本日も配信予定です。そのテーマは様々ですが、幅広い年齢に対応した比較的基本的な楽しみかたが主になっているようです。

Märklin Live! / YouTube

この試み、おそらくメルクリンでできる限りのことをやりましょう..という対応だと思います。
ドイツ語のみの配信なので、言葉のやり取りを理解するのは難しいのでドイツ語圏のみのファン向けという位置付けではありますが、動画ですので何を言おうとしているのかぐらいは大まかに理解できるかも知れません。
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