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39180 DB 218 231-9 / Ep.IV [Maerklin-Lok]

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昨日のブログで黒裾タルキス色のUIC-X客車が似合うのは新製品の218形と記しましたが、今日その218形モデル(39180)が到着しました。このモデルは私にとって今年の新製品の大目玉です。仕事もほっぽって早速CSをレールに接続し、テストしてみます。で、しばしのmfx認識のための時間をおいた後、画面に「BR 218 231-9」と表示。このモデルのSoftdrive Sinusモーターの動きは静粛でスムーズ。名前に相応しく柔らかな走りと言えましょう。CSで目盛り「1」の状態で観察すると、低速域にありがちなフラフラした感じが微塵もなく、安定した低速スピードを保っています。

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さて、このモデルは2007年から2011年までの5年間リリースされました。
外観については、V160形モデルとの比較になりますが、格段の向上です。手持ちのmfx V160形モデル(29820)を引っ張り出して来て外観を比較しましたが、もちろん全長は実車同様若干長く、特徴的な屋根上の煙突と冷却装置、前照灯廻りのディテール、前面手摺、キャブのインテリアなど新しいメルクリンの基準を感じました。

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このモデルは、金属製ボディのためV160形モデルよりも重量があり、あらゆる面で向上の跡がみられます。前照灯/尾灯はLEDで前照灯は暖色系白色です。個人的には、電球色のV160が好みですが、電力消費のことを考えれば致し方ないでしょう。(というか許容範囲です)
このモデルの車体番号231号機の実車は、1973年1月22日にミュンヘンのクラウス・マッファイで落成。2005年5月に218.8形へ改造を受け、218 822に改番されています。エンジンは当初のMTU社製TB11からTB11aへと変更されています。

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▲ 所属表記は上からBD Nürnberg(ニュルンベルク連邦鉄道局)、Bw Regensburg 1(レーゲンスブルク第1機関区)、AW Nürnberg(ニュルンベルク修理工場)と記されています。Regensburg - Hof線で運用されていた時代の仕様だと思います。

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▲ RICラスターには自国(DB)を含めて6カ国入線許可がなされています。入線許可とは言え、通常は相手国の国境駅までと思われます。

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▲ 製造メーカー銘板はミュンヘンの名門「KLAUS MAFFEI München」が印刷されています。

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▲ REV(検査日)表記は、1979年2月24日と記されています。

台枠部分の各種表記類は、画像のピントが甘いですが、いずれも印刷は精細です。

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俯瞰して屋上を観てみます。特徴的な煙突を除けばあっさりとした印象です。218形は様々なエンジンや冷却装置の仕様があるため、車体番号によって様々な屋上機器のバリエーションがありますが、このモデルはメルクリンから発売最初のモデルですので、Behr社のA形冷却装置とMTU社のTB11形エンジンを積んだ標準型仕様になっているものと思われます。
煙突の場所もこのモデルのように左右並んでいるタイプや同じTB11形エンジンを積んでいながらも217号機のような斜にレイアウトされた仕様もあります。

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ボディを外すとシャシー全体を覆う基盤が見えます。基盤の下に21ピンのサウンドデコーダーとスピーカーがレイアウトされています。また、中央に心臓部のSoftdrive Sinusモーターが鎮座していて左右の台車の各2軸にカルダンシャフトとギアで動力を伝えています。モーターの右側にフライホイールも見えます。

さて、今回のモデルのもう一つの目玉であるサウンドですが、これは残念と言わざるを得ません。と言うのは、サウンドの音源がmfx V160形(29820)と音源が全く同じに聞こえたからです。実車では、MTUのTB11やTB11a形エンジンを積んでいます。それは216形のエンジンとはメーカーも出力も異なるので、聞こえる音も違うはずです。車体番号によっても積載されるエンジンが数種類あるので一概には言えませんが、DB実習時代に実車音を昔München Hbfで良く聞いていたので、そのサウンドを覚えています。ところが、残念ながらこの音は違います。そして、サウンド仕様という割には、ファンクションが少なく、前照灯/尾灯、1位前照灯/尾灯off、2位前照灯/尾灯off、走行音、警笛、ブレーキきしみ音off、漸次加減速offのみです。

そこで思い付いたのですが、mfx V160形(29820)はサウンドデコーダーに隠れサウンドが幾つも仕込まれているのを思い出し、もしかしたらとCSでこの音を呼び出してみたら、案の定でした。明日は218形モデルの隠れサウンドについて記してみたいと思っています。

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せっかくなので同時リリースされたサウンドなしの218 215-2モデル(39181)と並べてみました。外観は表記以外全く同じモデルです。

この218形モデルはサウンド以外については充分満足のゆくモデルであることには間違いないです。サウンドは書き換えが可能なので、それ程落胆もせずに早く編成にして試したいと思っています。

参考文献: 218 / Eisenbahn Journal 2/2009 Sonder-Ausgabe

[EDIT] 2020-05-05


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