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39126 DB E10 1267 / Ep. IIIb Neuheiten 2021から [Maerklin-Lok]

少し前にF-Zug Rheinpfeil客車モデルについて記しましたが、それに合わせたE10.12(Bügelfalten)モデル(39126)についても触れた方が良さそうです。
もちろん、今年のMHI新製品ハイライトのメインモデルですから、客車と合わせた動画もYouTubeのメルクリンTVで以下配信されています。

Elektrolokomotive Baureihe E 10.12 - Märklin Neuheit 2021

動画ではF-Zug専用色(Kobaltblau / Beige)に塗装されたE10 1267がモチーフになっています。同機は、ミュンヘンのKrauss-Maffei社で1962年12月12日に落成。当初からF-Zug Rheingold向けとして1963年まで製造された6機のうちの1機です。

当初はBw Heidelbergに所属し、1965年にはTEEカラーに塗装変更、1968年にBw Frankfurt/Mに転出し、UIC表記の112 267–0に変更。1972年にはDortmund Bbf、1979にHamburg-Eidelstadt所属。1991年に113 267–9へと再度形式変更されています。翌年Bw München所属となり、2001年のDessauでの検査時にVerkehrsrotに塗装変更。最後の所属は2007年のBerlin-Rummelsburgです。2014年には台車が破損、その8ヶ月後には廃車となり、売却されたとのことです。

モデルは1963年仕様です。サウンド付きmfx+デコーダー搭載、同形式初の可動式パンタグラフ、運転室灯付きでMHIモデルらしいフル装備です。

参考サイト:Baureihe E10 e.V.
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39004 DB BR 01 105 / Ep.IIIb Neuheiten 2021から [Maerklin-Lok]

今年の新製品の中では、番号だけ更新?して再発売の01形(39004)は、地味な感じではありますが、メルクリンの01形と言えば、クロコダイルと並ぶ代表的な急客機です。
以下YouTubeのメルクリンチャンネルでは、ちゃんと動画で紹介されています。

Dampflokomotive Baureihe 01 (Märklin Klassiker) - Märklin Neuheit 2021

1965年仕様のモデルが今回の新製品ですが、この時は既に2等級制に変更されて久しく、F-Zug Rheingoldは、62系列客車が同色のE10.12形電気機関車に牽引されてブルーとベージュのツートンカラーのDBの花形列車がVT11.5のTEEと共に華やかな時代の幕開けを象徴していました。

一方で電化が進むDBでは蒸気機関車が電化の遅れている北ドイツや旧東独地域に近い非電化区間に追いやられていた時期です。この01 105は、Bw Hannoverに属していたようです。そこを起点にD-ZugやF-Zug、あるいはローカル列車の先頭に立っていたと思われます。

この機関車は1934年にHENSCHEL社にて落成、同年Bw Berlin Anhalter Bf.に所属。 1937年にはDRBの01 105として運用開始。戦後は1945年にBw Hamburg-Altona、翌年から1963年までBw Hannover-Ost、その後1ヶ月程度、Aw Nied L Oとあるのでこの時期にボイラなどの更新を受けていると考えられます。工場出場後は、Bw Bremen Hbfに1年半程度所属し、再びHannoverに転属となりました。モデルの仕様である1965年当時は、Bw Hannoverに所属していたと考えられます。
Ep.IVの1968年からは、001 105-6に形式変更となりました。直後の同年3月には、廃車扱いとなります。そして同年の4半期(遅くとも12月末)には、Hannoverにて解体されているようです。

この動画では、UIC-X客車の1等車数両を牽引していたのでF-Zugと思われます。今回は客車の新開発モデルが限られていたので、この客車の1つ前の53系列客車や217形1等/食堂合造車モデルがリリースされれば、この01形の売り上げにも貢献したように思います。

モデルは、サウンド付きmfx+デコーダーつきで、キャブ内の焚口がチラチラ赤いLEDが光るギミックも付いているようです。お値段もなかなかになりましたが、01形ファンには無視のできない新製品モデルではないか...と感じます。

参考として01形が新開発で登場したBw Hof所属の1966年仕様の147号機モデル(39010)についての記事をリンクしておきましょう。

39010 DB 01 147 / Ep.III

Special Thanks: HUH

参考サイト:Fahrzeugportrait Henschel 22462 / Dampflokomotivarchiv.de

[EDIT] 2021-02-06
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39990 DB 194 050-1 / Ep.IV Neuheiten 2021から [Maerklin-Lok]

前回のオーストリアのクロコダイルに続いて、ドイツのクロコ(194形)も完全新設計モデル(39990)として新製品で登場しました。このモデルは今年のハイライトの1台と言えると思います。ただ、日本ではクロコダイルというと、やはりスイスのイメージが強いので、お世辞にもスマートとはいえないドイツのクロコは、独特の魅力はあるものの貨物機であることも手伝って地味な印象は否めません。

そんな質実剛健を地で行くような電気機関車ですが、YouTubeのメルクリン・チャンネルでしっかり紹介されているので以下リンクします。

Elektrolokomotive Baureihe 194 - Märklin und Trix Neuheit 2021

このモデルの売りはサウンド付きmfx+デコーダー搭載で、CS3では32ファンクションが機能します。また、フライホイール付きのモーターを車体中央に搭載して、左右の駆動輪にカルダン駆動で伝達する仕組みのようです。

このモデルに合わせてEp.IV時代(1982年)の貨車モデルセット(47370)も告知されていますが、5両の貨車モデルはどれも魅力的です。特にDB/TFGの赤帯40ftコンテナを積載したLgjs形モデルは、この貨車モデルを単品かセットでリリースしてほしいほどでです。

やはりこれだけの重力級機関車であれば、連結する貨車も長いほうが魅力を感じます。
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