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帰国の途へ(3)/ FRA - NRT [Reise]

フランクフルト空港駅のホームに降り立ちICE3を見送るとエスカレーターで4階のコンコースへと登る。
ドーム型ガラス天井の明るい(と言っても曇り空であるが)コンコースから空港へ進む広い通路のすぐ右側にLHのCheck-inカウンターがある。ここでチェックインが可能なのは有り難い。重い荷物を引きずってターミナルBのチェックインカウンターまで行く必要がないからだ。

ここからは手荷物を持って指定された出発ゲートであるB22に向かって進むだけである。フランクフルト空港を初めて訪れたのが1986年である。途中リニューアル工事は受けたものの、第1ターミナルのあるBは、それから既に20年以上経っている。最新の空港と比べたらやや暗い印象は免れないが、やはりドイツらしい紺色で統一された案内表示は、言葉のわからない場合でも理解し易い。途中、ターミナルBのチェックインカウンターホールの案内にLHのShop案内があり、そこを覗いてみることに。前にミュンヘン空港にあったそれとは打って変わって、何やらスーツケースや鞄類がやたらに置かれているのが目についただけでお土産になるような小物類は少ない。そこでちょっとしたものとカタログだけ頂いて先へと進む。特に成田空港と変わらない手荷物検査も通過し、先へと進むがその前に免税店街へと行く。

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ここは中央にHaagen-Datzのアイスクリームスタンドとその周りに免税店が並んでいる。搭乗時刻迄まだ時間があったので、免税店でお土産品を物色した後、昨年同様アイスクリームを買う。昨年は、チョコレートのバリエーションを頼んだらやたらとチョコチョコしていてしつこい感じがした印象があったので、今年はチョコとバニラ系のアイスを1つづつ2Kugelnにしてもらって、上からチョコソースのトッピングを掛けてもらった。(画像上)ちなみに昨年のアイスはこれ。

アイススタンド裏のベンチが一杯だったので、幸いにも免税店街から極めて近いB22ゲートの窓際に座ってアイスを頂く。結果は、昨年よりチョコがしつこくなく非常に良い案配となった。素直に美味しい。

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アイスを食べていると窓から真下にみえる駐機場横にポルシェパナメーラやメルセデスSクラスがやって来る。これは、LH独自の別棟のファーストクラスラウンジからの送迎である。クルマからはいかにもという感じの紳士淑女?が機内に案内されてゆく。
このサービスは、LHのHON Circle会員とファーストクラス利用者に限られているというが、全体的にどのようなサービスなのかウエブサイトだけでなく利用者に聞いてみたいものである。おそらく一生利用する事はないとは思うが...。

さて、そんなこんなで搭乗時刻が迫り、B747-400の機内に案内される。今回は54Jが取れなかったのでエコノミークラス前方の通路側となった。3列席であるが、窓側には日本に初めての観光旅行に行くと言うルクセンブルクの若い男性が座った。中央座席には誰も座らず、日本人団体客も周りには居なかったので比較的空いている便という印象。

ランディングから上昇している時に窓からフランクフルトの市内や森を眺めると、いつも寂しい思いに駆られるのである。

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いつものようにカンパリオレンジのアペリティフとスナック。

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最初の食事は洋食をチョイス。サーモンにマッシュポテト、ニンジン、インゲンが添えられている。ソバもある。初めての日本へ旅行する隣の彼には、ソバの食べ方を教えた。(「ズルズル音を立てながら食べるのが粋」..なんてことは言えなかったが..)

帰りの便は、すぐに機外が暗くなり疲れもあってウトウトすることが多くなる。それでも映画3本のうちアメリカの恋愛コメディものの1本だけは見ることができた。
途中しつこいとは思ったが、行きの便とはCAも違うので、もう1度A380の運行について尋ねてみた。するとちょっと新しい情報が...。
既にA380の1号機はフランクフルトのドックに入り塗装中とのことで、順次CAも乗務員訓練が始まっているが、行きのCAの発言同様日本人クルーはまだとのこと。アジアでは最初の運行だと彼らも思っているが、最近中国人クルーの訓練が開始されたそうな。「FRA - NRT線よりも先に北京線になるのではないか?」とも...。私にとってはあまり嬉しい新情報ではなかったのである。

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話をしてくれたCAのお嬢さんにお礼を言って帰りにチョコとガス入りの水を貰って座席につく。

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途中寝ていたせいもあろうが、気持ち的には意外に速くシベリアを抜けて日本海上空を飛行しているようである。気がつくとCAが大忙しで朝食の準備をしている。朝食のチョイスはなく卵料理とポテトがメインの食事である。今迄記さなかったが、LHのエコノミークラスの機内食は特別に美味という訳ではないが、残さずに完食できるものである。逆にコーヒーなどは美味しい。欲を言えばパンが暖かく提供されればとは思うが、多くは望むまい。

食事が済むと最終着陸態勢に入り長いようで短かったドイツ出張も終わりに近づいた。LH710便は無事着陸し成田空港に到着した。行きのフランクフルト空港とは異なりトランジット客が少ないためか今度は荷物が中々出て来ない。着陸から約1時間後に成田空港を出発する予定のバスに5分前にバスチケットが買えたのはラッキーで、行きのBamberg迄とは全く異なる最後迄順調な帰路であった。

これで2月2日からの短いドイツ出張は終わったのである。この旅路の長いブログでは読者の方々に得るものがあったかと言われれば不安は残るが、ちょっとでも楽しんで頂けたのらば私も嬉しい。とにもかくにも最後迄お付き合いいただいた皆様に感謝である。
タグ:Lufthansa
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帰国の途へ(2)/ Wuerzburg Hbf - Frankfurt/M Flughafen [Reise]

いよいよお待ちかねのICE3に乗車である。今回で3度目になるICE3であるが、考えてみれば毎回先頭車ラウンジ席を予約しているので、ラウンジ席以外には座ったことがないような...。前回乗車したICE3はNuernberg Hbfから同じようにWuerzburg Hbf経由でFrankfurt/M Flughafen迄の旅であった。

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先頭車の乗降口から乗車すると後ろ側は2等車開放室である。

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私はラウンジ席の最前列左窓側の席が指定されているが、座席指定表示は私の席だけでどこも空いているようである。前から2列目右に座ってパソコンに向かっている方はLHのパイロットのようである。
ICE3に乗車していつも感じるのはその素晴らしいインテリアデザインである。客室からの側面パネルのパーテーションラインがそのまま流れるように運転室にまで踏襲され、運転室と客室が1枚のガラスパネルで仕切られている以外は全て一体的にデザインされているのである。よって乗客の視線は無理の無い自然な形で前方へと導かれるのである。そして運転台そのもののデザインも美しく整理されたものである。夜間走行時の前方視界確保のため?ラウンジ室は後方の開放室よりも敢えて暗く設定されているが、天井のスポットライトにより各座席への照度は確保されている。

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座席について前方を見ると運転席を背に前方視界が広がる。いよいよWuerzburg Hbfを発車である。

[ICE3 07. Feb. 2010 Wuerzburg Hbf - Aschaffenburg Hbf]


ICEは雪景色の中を決して速いとは言えない速度で走る。途中霧でほとんど前方が見えなくなる場面もあったが若干の遅延のまま、Aschaffenburg Hbfへ向かう。この駅は降り立ったことはないが、DBが民営化後、駅の旅行センター(Reisezentrum)の新しいインテリアデザイン(特に切符売場カウンターのデザイン)をイタリアのデザイナーMichael de Lucciに任せて最初にその成果を示したのがAschaffenburg Hbfである。今ではDB AGのほとんどの駅がここの旅行センターと同様にデザインされている。

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途中、コーヒーを売りにきたので早速1杯頂く。そのまま帰るかと思いきや、前方運転室のガラスドアをノックするのである。もちろん走行中である。運転手はこちらを振り返り運転室ドアを開き、すぐ運転姿勢に戻る。

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つまり、ICE(多分ICE3、-T(D)だけとは思うが)は運転席へのコーヒーサービスもありということ。旅客機の操縦室へのコーヒーサービスはあると思うが、鉄道での運転室へのサービスは世界でもここだけかも知れない。

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このICE3はT-Mobileでの無線LAN対応である。もちろん座席下にはコンセントも用意されている。早速試してみようかとパソコンを拡げたが、どうも無線LANが出来る区間が限られているようである。少なくとも私の乗車した区間であるWuerzburg Hbf - Frankfurt/M Hbfでは対応していないようである。(もっともT-Mobile契約者でない場合、少なからずお金の掛かるシステムとなっているが..)

そんなこんなで暫く走るともう景色は都会的になってきたのである。

[ICE3 07. Feb. 2010 Aschaffenburg Hbf - Frankfurt/M Hbf]


行き交う列車も多くなり、ゆっくりとFrankfurt/M Hbfへ到着。ここは行き止まり駅なので列車の方向も変わる。乗務員も交代し、ほとんどの乗客もここで降りる。
今度は逆向きに走るのだが、私が降りるFrankfurt/M Flughafen (Fernbf.)は中央駅からすぐであるので降りる準備をしている間に到着である。

名残惜しいがICE3ともここでお別れである。本当はここからがスリル満点の300Km/hオーバーの高速でのNBS走行なのだが...。

To be continued...
タグ:ICE3 DBAG
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帰国の途へ(1)/ Wuerzburg Hbf [Reise]

今年は初めてBambergで宿をとったので、帰りのフランクフルト空港駅迄は途中Wuerzburg Hbfでの乗換えが必要である。最近はメッセに来る度に楽しみの一つとなっているのがICE3の旅であり、それはもちろん先頭車ラウンジ席で前面眺望を楽しむことである。今回も帰国前日にニュルンベルク中央駅でメッセに行く前に帰りの列車の時刻を調べてもらい、それに合ったICE3のラウンジ席を予約してもらった。(2等車は前だよね?と念を押すと「良かったね!」との返事)

それによれば、帰りのLH710便は午後発なのであるが、Bambergを早朝7時前に出発するRBでWurzburg Hbfに8時15分着、そこで乗り継ぎのICE迄約30分の待ち合わせである。フランクフルト空港駅には10時半前に到着予定だが、その後の手続きを考えれば妥当な時刻だと思う。
DBのサービスで嬉しいのは、尋ねた列車の全ての行程を口頭だけではなく印刷して手渡してくれるところである。これにより誤認するリスクも減るし、特に言葉の怪しい私などは、誤って間違ったことを思い込むリスクがあるので大変有り難い。

まだ陽も出ぬ暗い中、ホテルを出て駅に向かい行きに乗ったリニューアルされた旧Silverlingeに乗り込む。列車は予定通り出発し美しい朝焼けを見ながらの旅となった。街中は除雪が進んでいるが車窓から見える景色は美しい銀世界である。1時間余のローカル列車の旅が終わるとWuerzburg Hbfである。この街には以前数度訪れたことがある。名産のフランケンワインとレジデンツのある美しい場所である。駅のホームからも見事なワイン用のぶどう畑が見える。

Wuerzburg Hbfに着くと目指すICE列車のホームの表示には「多少の遅れ」の表示が...。しかしこの程度の遅れはもはやDBでは普通である。ちょうど30分そこそこの待ち合わせ時間があるので、外には出ず、ホームで列車撮影するのはお約束である。ホームには既に数列車が出発を待っている。
以下画像は、Wuerzburg Hbfホームでの待ち時間に撮影した列車の数々...。

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▲ 逆光になったがBR185(MRCE)牽引のローカル列車

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▲ 111形牽引の列車

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▲ 111形牽引列車の並び

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▲ ICE2

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▲ ICE1

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▲ 旧Silberlinge編成

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▲ Modus客車(これはPFAのPUmAがベース)

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▲ まだまだ元気なV60(BR363)

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▲ Wuerzburgに配置されているNBS用トンネル救援列車が動き出した。

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そして予定から数分遅れで乗車予定のICE3が到着。今回往路でICE3に乗れなかったのでいやが上にも期待は高まるのである。

To be continued...
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Bamberg [Reise]

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今は朝4時をすぎたところ。しっかり時差ボケているではないか。しかし、ブログ更新には丁度良い。
昨日は、1日散策と買い物で過ごした。この街は、Weidenに住んでいるとき、1度クルマで来た事があったと思うが、歴史的な景観を誇る街で、建物などを見ると石造りのスケールの大きな建物が多く残っていて、小さいながらも都会的な顔をのぞかせている。頼まれものの買い物が多く今では世界遺産にも登録される程の美しい旧市街の全てを見ることが出来なかったのが残念だが、私がその中で見つけて写真に収めたところを紹介してみたい。
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上2枚の画像は、中心市街地PromenadestrasseのZOB(Zentral Omunibus Bahnhof)である。この街の公共交通はバスである。そのバスは頻繁に出ているが、中心街から若干離れた駅前より、ここにバスを集中させている。いわゆる交通センター的な役割を持つ場所である。私の住む街も同様にバスが地域交通を担っているが、1度も利用した事がないのは、あまりに身近にないからである。
ここでは、歩行者専用道路のすぐ近くの中心街広場をZOBとして使われているため、利用し易い。

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広場の中央に島形のホームを置き、バスを利用する場合の全ての機能を集中させているのが理解出来る。写真中央の電光掲示板は、ここを出発する全てのバス情報を一元的に管理し表示させたものである。一目でバスを利用する時の情報が把握出来るようになっている。

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バス停の表示である。全て同じデザインで統一されているので理解が早い。さらに上部には電光表示で直近発車情報を表示させている。(いわゆるFISである)
公共交通の利用者にとってデザインが如何に大切であるか容易に理解できる好例である。おそらくこれらは市交通局がイニシアチブをもって行っているのであろう。(ちなみにドイツではどこの街も同じような感じである)

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ZOBから数メートルのところから歩行者専用区域になる。上画像の左側にあるブルーの表示が歩行者専用区域となる表示である。ドイツでは数多くあるフランス系の衣料品店「C&A」や、その先には最近日本に出店が始まって話題の「H&M」がある。

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中心市街地の様子である。ここに来る前に駅前にある小さなショッピングモールに行ったが、あまり人出がなかったのである。やはり駅前でなくても地域の交通の要に近い中心街の方がドイツでは賑わっている。日本はドイツの都市政策から学ぶべき点がとても多いと思うのである。

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更に先に進むとMaxmilian Platzに出る。この広場はおそらく朝市が出るのではないかと思う。一軒だけ出ているソーセージ屋から香って来る香ばしい匂いに誘われてグリルしたソーセージ2本をパンに挟んだのを思わず買い求める。寒い中で頂くBratwuerstのおいしいこと。これでEUR 1,50は...。おトク感が一杯である。上画像はMaxmilian Brunnen(マクシミリアンの泉)でこの街とバイエルン王Maxmilian 1世?は深い関わりがあるのかも...?今回の旅行の目的が違うとは言え、勉強不足は勿体ないと思う瞬間である。

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しばらく歩くとUniversitaet Bambergという看板を掲げた建物の入り口があったので門から中に入った。博物館が併設されているが、中を見学しようと言う気にはならなかったので大学のHof(中庭)を散策することにした。この建物から考えると1800年代あたりに作られたものかも知れない。決して大規模な大学ではないが、ドイツの大学は日本のような大学間のヒエラルキーが少ないので、それぞれの分野で最高の学問が学べるところが嬉しい。我が街の某私立大学など思い出したくもなくなる...。
で、上画像は、大学の建物と繋がっている聖マルティン教会である。中には入らなかったがカソリックの教会である。おそらく世界遺産の旧市庁舎と共にこの街のランドマークの一つで、巨大である。

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街中でした買い物をホテルで詰め直して駅前のポストに持って行った帰りに駅に立ち寄り、列車観察するのはお約束である。
ちょうどホームに居たのは、VT612形"Regio Swinger"である。RE Wuerzwurg行きである。この車両は、ICE-TDがNuernberg - Chemnitz - Dresdenに運用されトラブルに悩まされた時、最後には運用から外されピンチヒッターとなった車両である。今は全てV.Rot色に戻されたが、当時はICEカラーに塗り替えられ、代役を果たした(と、言えるかどうかも疑問である)がアコモデーションもICEから大きく異なり、乗客からヒンシュクを買い元に戻された車両である。現在は、ICE-TがMuenchenとLeipzigやBerlinを結んでいる。(詳細はRiGの「ICE-TD」 を参照)

VT612が出発してすぐに到着したのが111形+シルバーリンゲのWendezug RBである。V.Rotになっても111形は良い。(<- 単に個人的な趣味)

そんなことをしているとすぐに1日は終わるもので、朝昼とあまり野菜を取ってないので夕食は、駅の近くのトルコ料理のImbissに入る。ここにはケバプだけではなく、ラマクンと呼ばれるファストフードがある。Weidenに住んでいた頃美味しいラマクンを出す店があったので、それ以来ラマクンばかり食べるようになった。ラマクンは、イメージとしてはKFCのツイスターのような形をしている。中身も味もボリュームも全然異なるが。要はピザのような生地にケバプの中身を入れて巻いたものだが、食感がケバプとは異なり、私はよりこちらが好みである。(お腹が空いていたのでラマクンの写真を撮るのを忘れた!)
そう言えばケバプなどの薄切り肉を重ねて機械を使って廻しながらグリルするのはトルコではなく、ドイツのベルリンでトルコ人が最初に作ったという話を聞いた事がある。(真偽の程は不明) それが今や日本でも食べられるのだから...。
ラマクンには、お肉の他、野菜がたっぷり入っていてヨーグルトもかかっているので、1つ食べれば栄養のバランスも良いし、野菜が手軽に取れるので嬉しい。色々入ったラマクンがEUR 3,80であった。夕食としてはリーズナブルである。ガス入りの水と一緒に頼んでEUR 5,50である。(水は0,5lである)
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ドイツへ...(〜その2) [Reise]

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成田空港にあるビジネスサポートセンターでネットが自由に使えたお陰で遅延の時間を有効に使うことができた。成田空港は空いていたので手荷物検査も出国手続きも窓口が少なくすぐに終了。手荷物検査を出た正面にシンガポール航空のA380が...。初めてあの巨大なマシンをナマでみる事ができた。

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遅延の影響で出発ゲートも変更されたが、近くなったので良しとしよう。機材は相変わらずのB747-400である。今回もオンライン予約をしているので座席も前回同様54J(エコノミークラス後部2−4−2の窓側である。ここは3列席が2列席になるので窓と座席のスキマに手荷物がゆったり置ける。)
となりには、若いご婦人がお座りになったが、シートオーディオの不具合らしく他の座席に移ってしまった。よって、左右に大きな空間が...。座席を立つにも遠慮がいらない。
今回もほぼ満席である。どうもツアー客ばかりのようである。しかも目的地はイタリアやら北欧やら...ドイツ観光は今の時期は不人気のよう。うら若い女性ばかり集まるツアーなので、大学の卒業旅行かも知れない。

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さて、LH711便は遅延設定時刻に正確に出発し、すぐに雲海の上に到達する。ほどなくお品書き、スナックと飲み物が配られ、私はいつものようにカンパリオレンジにする。LHはアルコールの種類も豊富でよろしい。

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続いて(遅い?)昼食である。P-Zugさんが某SNSの日記に記した食事と同じチョイスでチキンの胸肉のソテー、ほうれん草和え、付け合わせがSpetzleである。前菜にはサーモンと巻き寿司2つ。デザートは果物。結構食べれる。因にもう一つのチョイスは和風で牛柳川風ごはんである。(なんか昔食べた憶えがある..結構甘かったような..)
飲み物は白ワイン。食後はコーヒー。

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食後酒は、コニャックかベイリースを頼める。昨年は無くなっていたので、ちょっと不満だったが、復活して良かった。高度が高いのでアルコールが良く効いてきた。

今回機内上映映画は3本ほど。ハリポタがあったので、それだけはしっかり見た。

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途中ギャレーへ行ってアテンダントにLHのA380の運行予定について聞いたが、乗務員訓練もまだのようで決定していないとか。会社としては夏迄には運行したいと言っているそうだが...。LHの1号機はニューヨーク線にあるという。ある意味当然。その後成田線に就航されるのではないか...と。次回行けるかどうかはわからないが、もし行ければA380になっているのであろう。機内アコモデーションについても聞いてみたが、まだ社員にも詳細は伝わっていないのだと言う。シートは変わるらしいが、基本的にエミレーツ航空などのような豪華な仕様ではなく、詰め込めるだけ詰め込むタイプらしい。成田線ならそうでしょう...。帰りにチョコとガス入りの水を貰う。

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到着約2時間前に夕食が出るが、その2時間ぐらい前におにぎりやサンドウィッチが出る。空いている時は幾つでも貰えたが、ほぼ満席の今日は1人どちらか1つだけ....。(以前子供が赤ん坊の頃、関空ーミュンヘン線がやたらと空いていて到着間際に大量のおにぎりをアテンダントさんからもらったことも...)
夕食は軽くパスタとチョコレートケーキ。パスタは2色のトルテリーニに2色のソース。最初から味はわかっているので問題がない。飲み物はApfelschle(リンゴジュースにガス入りの水を半々で割ったもの)、食後にコーヒー。

食事が終わって暫くすると徐々に高度を下げ厚い雲の中へ入り、着陸態勢に。雲を抜けると森や建物が近くにみえたので随分低くたれ込めていたのである。フランクフルトも雪景色である。定刻より随分遅れたが無事着陸となった。

さて、事前に接続列車の予約などしていなくて良かったが、あのバカデカいフランクフルト空港をひたすら荷物受け取り場へと急ぐ。到着しても中々出て来なかったが、待っている人も少ない。つまりLH711便のほとんどの乗客が乗り継いでいたのであろう。なので荷物が出て来る迄は時間があったが、出て来たらすぐに自分の鞄を手にすることが出来た。

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ここからがまた大変で、荷物受取場から地下に行き地下駅の側を通って再び地上に上がり、さらに遠距離ホームの通路のある4階へと上がるのである。もう上がったり下がったりで不効率極まりないが、それしか道がないので仕方あるまい。もしかしたら工事の関係で回り道になっているのかも。
DBの切符売場で、目的地のBamberg迄の列車と乗換えの案内を聞いて、ついでにIC(ICEではなかった)の座席指定を取り、ホームへと降りるのだが、やや暗くなって来て、やはり寒い。そして待ち時間は1時間弱。なのでICE3の写真を撮ってから再び暖かな4階へと登る。ホームの案内ではKoeln方面からのICEは軒並み5分遅れと出ている。5分程度なら問題外であろう。

しばらくして再びホームに降りてみると自分の乗る列車が運休になっている...。「おい..!」。また4階へ行き出発案内板を見ると、運休なのだが、同じ時刻に違う列車名でErsatzzug(代替列車)がある。念のため案内所(Service Point)で聞いてみるとその通りで、時刻も目的地も一緒である。急いでホームに降りると、ほどなく120.1形を先頭にしたICがやってきた。しかし編成案内とは全く違う組成で、全て旧IR車両で、食堂車もビストロもない...orz。車内で食事を楽しみにしてたのに...。座席指定も全て無効である。あ〜あ。

列車は8分遅れで発車。途中WuerzburgでREに乗換えなのだが、待ち合わせの時間が5分程度で微妙である。検札に座席指定が無駄になったと言ったら、チケットにサインをしてくれて駅で払い戻せると言ってくれた。(もし何も言わなければ払い戻し出来なかったかもな〜)
で、Wuerzburgに到着後、私を含めて数人が猛ダッシュでREのホームへ駆け上がったのだが、目の前で走り始める...orz..というか。人前で「クソ〜」とつぶやく私である。

で、次の列車を見るとBamberg行きが30分後のRB。時間があるので切符の払い戻しをして雑誌屋で鉄道雑誌を物色。メルクリンマガジンの最新号(1/2010)が出ていた。なんと今号からメルクリン/TRIX/LGBが1冊に統合されたようである。表紙の体裁はほとんどMM誌である。
どうせ届くのだからとMM誌は立ち見をするだけ。

ようやく111形にシルバーリンゲを連結したWendezug(プッシュプル)が出発し、終点のBambergに着いたのは、9時を廻っていたのである。がら空きの列車の中ではウトウト...と。

今回は、成田ーフランクフルト以上にフランクフルトーバンベルグが長く感じられた旅行であった。
旅行と言うのは予定通りに行かない時はとことん行かないものである。
タグ:Lufthansa
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ドイツへ... [Reise]

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毎年恒例となった、ニュルンベルクメッセの玩具見本市へ今年も行くことになった。で、昨日は夜半から雪になり、いつものバス移動だと不安なので新幹線とNEXを使っての成田空港迄の行程となった。
今回は、初めて乗る新型NEXである...が、室内が以前より明るくなったのは良いのだが、どうも相変わらずのハイテク満載の車内と妙にクールな印象がある。ゆえにあまり落ち着かない...。(落ち着かないのは「鉄」だからというツッコミは置いておく...)
ちなみに普通車なのでグリーン車の印象はここではわからない。

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▲ 客室内のダブルスクリーンモニターの左側に本日搭乗する出発案内が赤文字に...。遅延だと..

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▲ 出入口のFIS画面。こちらはシングルスクリーン。

画像は車内(普通車)。乗車率は80%程度か...。面白いのは(さっきはハイテクとネガティブぎみに言ったのだが..)FIS画面に出て来る成田空港と出発案内である。ダブルスクリーンで世界各国の天気予報などのコンテンツは面白いが、旧型の現地点案内がないのは寂しい。

で、結局私の搭乗するLH711便が10:20発から12:35発に遅延だと...。情報が早くわかる便利さを実感したのである。

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空いているので、少々車内見学をしたのだが、旧型とさほどイメージは変わっていない。貫通扉のデザインが良くなった...が、これってCNLの2階建て寝台車と同じ...(-_-)。CNL2階建て寝台車はノイマイスターのデザインである。

車内無線LANがあると聞いて、早速試してみたものの、YAHOO BBか、携帯型無線ルーターの会社がやっている端末をつけないとダメ。もう少し何とかならないのだろうか....。更に電源もみつからない...。

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そんなこんなで小1時間ほどで成田空港駅に到着。本当なら出国手続きをしなければならない時間なのだが、大幅に遅延しているので到着後にホームの端迄スーツケースを走らせて先頭部分の写真を撮りに...。(やはり「鉄」の血には逆らえず..)

外観は、まぁ、良くデザインされていて好感の持てるもの。運転室の細長蛍光灯が気になるが...。あと、前照灯ランプは低い方が好み。

結局、チェックインを昨日オンラインで済ませたので、荷物のみ預けて(これは別のビジネスクラス側カウンターなので、ほとんど並ばずに快適である。事前オンラインチェックインはおススメ)
地上職員より遅延のお詫びの言葉と共に千円分の食事券を貰う。遅延でも冷静になれたのは、NEXの事前情報のお陰かも。で、今は空港ビル5階のビジネスラウンジでお茶を頂きながら無料のネットに繋げてこのブログを更新しているという次第...。

どうも先が思いやられる旅の始まりである。ドイツは何時になく寒いから余分に暖かい衣服を用意した方が良いと昨晩メルクリンの担当からアドバイスを受けたのだが、どの程度寒いのだろう。NEXの予報では、今日は雪とのこと。
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Fabrikverkauf etc. in Deutschland [Reise]

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今回はちょっと珍しいガイドブックを紹介したい。これは私がドイツに滞在した最後の年である1998年版の「Fabrikverkauf etc. in Deutschland」(ドイツの工場販売など)というもの。
最近は日本でもアウトレットなる大規模なショッピングモールが全国にあり有名ブランドの売れ残りやB級品などが安く買えるのでどこも大賑わいであるが、ドイツではあまりそのようなお店を集めたアウトレットモールの存在は聞かない。(普通のショッピングモールは、郊外などに数多くあるが...)

しかし、ドイツも日本と同様工業国であり、輸出で成り立っている国である。最近は生産拠点をアジアに移している企業もあるが、まだまだMade in Germanyの信頼性は揺るぎない価値を持っている。
工場でモノが生産されれば、製品として流通できないB級品も出るし、返品、売れ残り商品もある。それらを廃棄するよりもアウトレットとして安く売られるのは洋の東西を問わないもの。そんな商品をドイツでは主に生産工場の敷地内にある売店で販売している企業が多いようである。それは社内向けだけの会社もあれば、広く一般にも解放している企業もある。(最近のメルクリンのErlebnisweltにある「Fundgrube」もその一つである)

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そんなアウトレットショップを一般開放している企業の名前とその販売場所を纏めて編集しているのがこのガイドブックである。この本は写真もなく、紙質も良いものとは言えないが、ただ会社名とアウトレットショップの住所、そしてどの程度お値打ちであるかがジャンル/地名/メーカー別に淡々と記されているだけである。
ドイツに居た頃この本を片手に色々と巡った思い出も少なくない。例えば、今や日本でも観光ツアーの一つにもなっているGiengenのSteiff工場の側には、そのようなアウトレット売店がある。2.Wahlと呼ばれるB級扱いのモデルがここだけに販売されているし、価格はかなりお値打ちである。Steiffと言えば耳のボタンと黄色いタグがその証であるが、その2.Wahl商品には無記名のボタンだけ付いている。タグはない。しかし、価格と商品を見て納得がいけばそれで良いと思う。B級品とは言え、素材もフォルムも同じであるのだから。実は、Steiffのアウトレットショップは、Giengenだけではなく、別の町にある工場の側にもあることがわかり出掛けた憶えがある。(そこはGiengenのショップとは異なり、とてもショップの規模も小さく、その時の置いてあった商品は特に私には魅力的ではなかったのではあるが...)

他に、食器のRosenthalや家庭用品のWMFなど、世界的な企業も大きな売店を構えているので訪れた。その時買ったWMFお玉セットは、10年以上経った今でも我が家のキッチンの第一線で活躍中である。やはり高品質のものは持ちが良いのである。
この本を手にしてからというもの、旅行に出掛ける際は必ずこの本をチェックして目的地や通過地点にショップがあるかどうか確認して出掛けるようになったのである。そうすると普段の旅行とはひと味違った思い出にもなり、かつ良いお土産も出来るというものである。

ただ、工場と言うのは残念ながら街の中心部には多くないのが確かで、クルマが必要なのは致し方のないところかも知れない。(帰りの荷物もあるのでクルマは重宝するのである)
アマゾンジャパンで調べたら最新版もあったので以下に紹介しておきたい。

アウトレットショップへの訪問と買い物は、意外に面白いもう一つのドイツ旅行の楽しみになるかも知れない。





[EDIT] 2009 10:36
タグ:Buecher
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帰国への旅 [Reise]

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今回のドイツ出張で1番の楽しみが、帰路の鉄道移動だったのかも知れない。往路は、このブログでも記したようにICE3の列車を予約したものの、1本早いICE1に乗車した。また、往路は日本からWeb予約したので、細かな座席の指定ができなかったので、当然先頭部のラウンジの予約などできなかった。

そこで、帰路のNuernberg Hbf - Frankfurt/M Flughafen Fernbfの移動をICE3のラウンジ席にしたかったので、乗車前日の夜Nuernberg Hbfに立ち寄って、座席を指定した。もちろんラウンジ席である。売場のおじさんが「2等車は前だ。よかったね〜。」と喜んでくれた。もちろん私も嬉しい。(上画像下のチケットがそれ)

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▲ 120.1形牽引のIC列車

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▲ 111形牽引のRE列車

Nuernberg Hbf出発が午前8時過ぎなので、少し早めに駅に到着し、いくつかの列車を撮影した。しかし冬なのでまだ暗い。

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撮影後しばらくすると乗車するICE3がやってきた。はやる心を抑えつつ車内に入る。全て絨毯が敷き詰められたICE3の車内の雰囲気は相変わらずエレガントで美しい。早速前頭部に乗車。私の座席は12番である。向かって左側の2列目窓側である。1列目は既に先客がいる。しかし、2列目は1段高くなっているし、通路側には誰もいないので、通路側に座り前面眺望を堪能する。ラウンジ席は照明が読書灯のみで暗い。これは運転室とガラスで仕切られているためであろう。

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▲ ラウンジ席と出入口ステップのガラス仕切に設置されているFIS(乗客情報システム)。現在地や目的地、現在の速度などが一定時間毎に変化しながら情報提供している。

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▲ ラウンジと反対側の客室側にはトイレをはじめとした設備がある。

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▲ 全ての壁面が緩やかな曲線で構成され、それが乗客の精神的緊張感を緩める働きがあると感じた。

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▲ その通路にある間接照明は3枚の化粧ガラスが美しい。これはICE3の先頭部窓をモチーフにしたものであろうか。

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▲ ラウンジでは、前面眺望で飽きない。途中コーヒーを売りにきたので早速頂く。

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▲ 2時間少々の旅も終わりに近い。フロントガラスの先にはFrankfurt Main Hbfの大ドームが見えてくる。

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▲ 目的地のFrankfurt Main Flughafen Fernbfに到着。車外に出るとT-MobileのHot Spotのシールが貼ってある。つまり車内インターネットLANが構築されている。車両はFuerth。ICE3なのかICE3Mなのか、はたまたICE3MFなのかは確認できなかったが、Koeln行きの国内線列車なのでET403形であろう。

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▲ 車外から先頭部を撮影。どこから見ても隙のない美しさである。

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名残惜しんでICE3から離れ空港のターミナルBへと向かう。予想通りと言うかターミナルBのLHチェックインカウンターは長蛇の列である。するとLHの地上職員が来て自動チェックイン機を使えば早く出来るよ〜と声掛けしている。私はスーツケースがあったので、荷物を預けなければならない旨を告げると、自動チェクイン後にターミナルAのカウンターが空いているからそこで預ければ良いと言われ、彼についてゆく。自動チェックイン機にウェブ予約したときの予約番号を入力し、パスポートを入れればチケットが出てくる。そしてターミナルAのカウンターへ。大して離れていないのに確かにガラガラである。そこで荷物を預け、ゆっくりと出発ゲートへと移動する。

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▲ 出発ゲート内のハーゲンダッツアイスクリームショップで頼んだ「チョコレートシック」だったかのアイスバリエーション。チョコアイス2つにチョコシロップと生クリーム。美味しいがチョコづくしなので、少しバニラアイスがあればより良かったかな..と。

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出発ゲートはB22で、意外にもDUTY FREEショップの並ぶ場所のすぐ近くであった。
遅れもなく機内の人となる。画像の上は最初のドリンクサービス。相変わらずのカンパリオレンジ。1回目の昼食は撮影し忘れた。隣に座ったのは観光ツアーで日本旅行をするドイツ人男性であった。たわいもないおしゃべりをしながら飛行機は一路日本へと向かう。画像下は2回目の朝食の卵料理である。前に見える雑誌は、旅のお供「Eisenbahn Journal」や「Eisenbahn Magazin」である。

LH710便は定刻に成田空港に到着。バスに乗れたのでそのまま我が街へと乗換えなしで行く。出発後すぐに気を失い、気がつくと関越自動車道の本庄あたりである。成田空港から約3時間で我が家へ到着した。ちょうど一週間前の話なのだが、なんだか随分前のような気がする。

さて、次にドイツへ行けるのはいつだろうか?
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Aufenthalt in Nuernberg [Reise]

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Spielwarenmesse(玩具見本市)の会場画像は、前回まで全てである。今回は、その開催地Nuernberg市街地について、スナップしたので少しばかり触れてみようと思う。

上の画像は、中心市街地のKarolinenstrasseで、メッセ会場からの帰りすがら立ち寄って買い物をした時のもの。例年メッセ期間中は、それなりに飾りなどで訪問者を迎えているのだが、今年はメッセから60年の記念ということもあって、至る所にメッセ関連の催しイベントが繰り広げられていた。今回はそんなイベントを楽しむ余裕もなく、お店の開いている時間に家族の頼まれものなどを買い込むために百貨店を駆け巡っていたのであるが、その百貨店の前には、やはりドイツを代表する玩具のPlaymobilの大型トラックが鎮座し、そこでお馴染みPlaymobilフィギュアの大型モデルが子供達を出迎えている。子供達はそこでPlaymobilの玩具を貰えるというイベントである。大人もフィギュアをバックに写真を撮ったりしているので、根強い人気があるのだろう。Playmobilを貰っている子供を見ながら羨ましく眺めていたのは私だけ?

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滞在した数日のうち、何日かは知人と有名なBratwuerst(焼きソーセージ)などを食べに出掛けたが、この時のように買い物に忙しい時は夕食も1人で調達しなければならない。レストランに1人で行くのもナニなので、目の前に現れたソーセージの屋台の良い薫りに誘われて、思わず「Ein Wickle Bitte!」と叫ぶ私は、ここNuernbergのソーセージには目がない証拠である。Wickleとは、ニュルンベルグの焼きソーセージを3本程丸パンに挟んだだけのものであるが、寒い夜にこれをパクつくと、一瞬で至上の幸せに包まれてしまうのは、ドイツに来た幸せを感じる一瞬でもある。

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さて、私は泊っている宿からメッセ会場迄U-Bahn(地下鉄)一本で行けるのでとても便利である。昨年訪れた時、この地下鉄に新型車両が試運転をしていた。これが無人運行の地下鉄である。当時はタダでさえ、日本より地下鉄では危険を感じるので、無人運転になったら無法地帯だなと感じていたのだが、今年はその無人車両が営業運転されていたので早速乗ってみた。

その結果は、画像を見ればお分かりいただけると思うが、無人運転車両なので前面眺望が素晴らしい。なにしろ運転席がないのである。心配していた治安悪化については、今迄の車両より車内が格段に明るくなり、随所に防犯カメラが取付けられていることもあって、快適であった。また今迄の車両は貫通路がなかったが、新型車両は幅広い貫通路があるため、見通しが良く、いざという時には他の車両に移ることが可能なのも安心感に繋がっている。
これは、無人運転の条件に対する良き車両デザインの模範となろう。

結局、二ュルンベルクに滞在していた期間、私は宿とメッセの往復と市街地で買い物と食事をしただけ。鉄であるがゆえ、その途中のプロセスである地下鉄を楽しめた...ぐらいである。出張とはいえ、少々寂しい旅行である。
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B747-400 / LH 54J座席 [Reise]

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昨年は、同じB747-400のリクライニング不可の中央最後部座席に座って辛い思いをしたので、今回は予約時に昨年の座席のすぐ斜め前の窓側を押さえた。この座席は、最後部付近のボディの絞り込みのために1列3-4-3が2-4-2になる場所である。ここの座席の長所は、何と言っても1席の半分ぐらいのスペースが余っているので、ここに手荷物を置けることである。これはありがたい。ただ、窓際なので通路に出る時に通路側座席の人に気を遣うのは、慣れていないと辛いかも。2人で旅行する時ならば、横並びで押さえれば、ジャンプシート前の次に良い座席だと思う。もちろんリクライニングは可能。

離陸してしばらくすると。最初の機内サービスが、シートベルト着用サインが消えた後に始まる。まずお手拭きが配られ、アペリティフとおつまみが用意される。LHは、アルコール類が豊富で、無料なのが嬉しい。私は、相変わらずのカンパリオレンジをオーダー。

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機内食のパンフレットが届けられるので、それを見ると昼食はいつもとさして変わらない。私はチキンを頼む。まぁまぁのお味である、スモークサーモンの前菜はいける。飲み物は白ワインを注文。美味しいドイツワインである。食後はコーヒーをいただく。

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▲ 機内食1:昼食

食後に、映画が3本用意されているが知っている映画はなかった。明らかにB級映画?と見まがう作品も。途中数回飲み物サービスとおにぎりやサンドウイッチのサービスがある。スモークサーモンのサンドウイッチは美味しい。

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▲ 機内食2:夕食

着陸約2時間前に夕食?が出される。私はトルテリーニをチョイス。昼食よりやや質素だが、お腹も空いていないので、私には丁度良い。飲み物はMieralwasser(ガス入り!)銘柄はApolinarisである。食後は、紅茶にした。紅茶は高まる感情を鎮めてくれる効果がある。

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FFM Fernbahnhofである。初めて見たときは近未来の駅のようであったが、今は改築工事が進められている。

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ICE3がFFM Fernbahnhofに停車中であり、ICE3は、ここからNBSでKoelnへ向かう。
私は、逆方向のStuttgartへ向かう列車(ICE1)に乗るのだが、同じホームである。上下線で分離していない(単線x2)欧州鉄道ならではである。

快適にStuttgartへ移動し、乗り継ぎのIC列車の待ち時間に駅で撮影をしようと思ったら電池切れ...である。撮影は諦めるしかない。

Goeppigenへは、18時前に到着し、定宿であるHotel Hohestaufenにたどり着いた時には、陽が暮れかかっていた。...あ〜寝むz z z...



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