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Hamburg (3) / Miniatur Wunderland [Reise]

103.1形牽引のTEEもどきIC列車に乗車して興奮覚めやらないうちに行った場所は...ハンブルクへ来た本来の目的である....WiWuLaしかない。オープンする前からハンブルク港近くのSpeicherstadt(倉庫街)での製作進捗状況をネットでチェック。何度もドイツへ行く機会がありながら今迄行けなかった場所である。新しい情報やニュースも日々チェック(ちょっと大げさ?)し、当ブログでも何度も紹介して来た世界一のH0レイアウトである。

しかし、である。ここは有名になりすぎた。MWOやDer Deutschland Expressだって小さくはないレイアウトだし、見るべきものはある...にも関わらず、ここのような人気スポットではなく、閑散とした状況であった。逆にMiWuLaは、夏休みの上に日曜日なので事前に混んでいるという想像はしていたが、想像通りの混み方であった。

実はここ、ディズニーリゾートではないが、混雑回避の手段としてファストパスみたいな手段がある。事前にネットで入場予約をするしくみで早朝や閉館直前など、ここで予約を取れば割引制度もある。中々賢い仕組みである。(詳細は以下サイトページ)

http://www.miniatur-wunderland.de/besuch/tickets/2010/08/

もちろん事前予約無しでも入場出来るが、予約していると切符購入にさほど並ばずに済む。これは時間毎に定員制となっているからである。このあたりがファストパスっぽい。予約はもちろん無料だが、名前を始め、色々なデータを入力する必要がある。

そのお陰か、17:00からの予約をして並んだのは5分もなかったと思う。今は夏で陽が長い(しかもサマータイム)ため22:00迄営業している。(このあたりは流石と言えよう)
本当は、朝から入場して閉館までじっくり観察というのも良かったのだが、スケジュールの制約もあって、2時間ぐらいの滞在となった。(この日も欲張り過ぎのスケジュールであったので疲れもあったのはウソではない)

能書きはこれくらいにして数ある画像の一部を以下に,,,

[スイス]
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[空港/建設中]
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[オーストリア]
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[コントロールセンター]
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[ドイツ/Kniffingen]
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▲ 驚いたのは、60年代のモデルであるメルクリンのE03(3053)がデジタル改造されて走っている事

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▲ ここのお城(Baden-Baden駅改造)も火災になると消防車や救急車がやってくる...


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▲ Transrapidは走っていなかった...

[スカンジナビア]
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▲ フェリーの波止場に自動停止/発車するトラック群。これでフェリーに自走して積載できたらもっと感動するんだけど..

ここは、とにかくあまりに巨大過ぎて、入場と同時にお腹いっぱいになってしまったのが第一印象。あと人の多さにちょっと辟易としてしまう。何しろ好きな場所からみる事が出来ない。良い場所は大抵ふさがっている。こうでもないと運営も厳しくなるのかもしれないが...。ただ、その作り込みやアイデア、表現の豊かさなど、他のレイアウトの追従を許さないのは確かである。

意外に公式サイトの画像や映像で見る方が良いのかもしれない。何しろベストアングルなのだから...。

でも、空港が出来たらもう一度来たいなぁ...。
タグ:MiWuLa
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Hamburg (2) [Reise]

Autoreisezugの様々な興味深い出発準備を観察していると、その「目的の列車」の入線時刻が近づいて来た。それまでホームには乗客と職員だけしか見当たらなかったのに、いつの間にかカメラを携えた「撮り鉄」らしき数人がチラホラ...。ホームの先端に立つと間もなく....。

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真っ赤な客車がプッシュされて来た...。

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その編成には、ピカピカの黒裾TEEカラーのAvmzや...

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赤裾オレンジ帯TEEカラーのバー車"Club Rheingold"...

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おおっ、久しぶりの103.1形との再会である....。

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既にお察しの方がほとんどだと思うのだが、そう今回アルトナ駅に来た目的がこのIC1817列車の撮影と、この列車でHamburg-Harburg駅までのショートトリップをすることにしたのである。(HUHさんのアドバイスにDanke!)

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やはり103.1形の美しさは、他のどのドイツ機よりも卓越したものである。最近の機関車のデザインはダイナミズムに溢れた造形ではあるが、エレガントさからはほど遠く、登場してから40年たつ今なお、その輝きは失われるばかりか益々増すばかりである。

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暫く撮影した後、乗り込んだ車両は今回初体験の「TEE Rheingold 1983」専用車両であった"Club-Rheingold"である。この車両は、Apm121から改造されたバー車で、TEE Rheingoldが最高速度が200Km/hに引き上げられたために編成から外されたドームカーと瘤付き食堂車の代わりに、平屋の食堂車(WRümh132)と共に200Km/h運転向けに改造され、編成に組み込まれた車両である。

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たった25分間のショートトリップのため、座席車に座るより初体験のクラブカーに乗ってコーヒーでも満喫する方が良いと考えたからである。

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コーヒーを飲み終わる頃には、もうHamburg-Harburg駅である。名残惜しいが次の目的があるので、後ろ髪を引かれるように下車し、改めて美しいTEE編成のIC列車の撮影をし、HbfへとS-Bahnで戻ったのである。

乗車してしまったので走行写真は撮影出来なかったが、それらについては、当ブログからリンクしている以下ブログを参照してほしい...。

http://blog.christophgarstka.de/
タグ:BR103.1 DB AG Ep.VI IC
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Hamburg (1) [Reise]

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Hamburg Hbfへ到着して、まず宿へと急ぎ荷物を置いてHamburg-Altona駅へと急ぐ。地上ホームへの通路には、BR01 1080の実物動輪が鎮座している。これは、Hamburg機関区に居た代表的機関車であるからであろう。この機関車が居た機関庫は2重の転車台を持つドイツでも有数の大型機関区として知られている。

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そんな動輪を尻目に地上ホームへと急ぐ。ハンブルグ発着の南方面行きIC/ICE列車のほとんどは、ここアルトナ駅が出発駅である。行き止まり駅である上、人もまばらなこの駅は、撮影にはうってつけである。画像は120.1形牽引のIC列車。

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ちょっと雲行きが怪しくなって来たと思ったら雨が降り出して来た。待合室でホームの乗客や乗務員が雨宿りをする中、ホームの端で1人弱くない雨の中にオジさんらしき人が立っている。雨が小降りになったのを見計らって、そのオジさんのところへゆくとDBマークの上着を着ている。

実は、その人が私がここへ来た理由である列車の乗務員かと思い、声を掛けてみた。すると、次のICEの乗務員であるとのこと。少しヨタ話をしつつ到着したICE1が上の画像である。すると、その乗務員のオジさん..「次の駅迄乗って行くかい?」...と。さて困った。私の目的は別の列車である。そしてICE1にはデビューしたての頃ミュンヘンからアウグスブルグ迄運転台に添乗したこともあるので、丁重にお断りをした上で、ちょっとだけ乗せて欲しいと頼んだら、「3分間だけなら良いゼ」というご返事...。と言う訳で久しぶりのICE1運転台に乗車してしまった。それが以下の写真。

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▲ コックピットの電子運転時刻表

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▲ 運転台から電動機室を見る

予定の3分間が終わり、運転席に居る乗務員のオジさんに握手のお礼をしてICE1の運転台を後にした。むか〜し小学生の頃、父と一緒に外房線特急「わかしお」に乗る前に東京地下駅で183系の運転台に乗せてもらったことを思い出した。今、この歳では日本ではまず不可能だろ〜な〜..と思うのである。

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次に撮影出来たのは、101形牽引の旧METの車両を使った(何故か)ICEである。この旧METの車両、DBのコンセプトが悪かった。いくら航空機がライバルとは言え、当初は1等車のみの列車で豪華さをウリにしていた列車であった。(詳しくはRiGのMetropolitan参照)ところが、当初の目論みは見事に外れ、乗客数は伸び悩み、一部2等車に改造。それでも上手く行かず、結局この列車自体が無くなってしまった。残った車両はDBの標準色に塗り替えられ、1/2等車の割合が一般の列車と異なるので、1等車の一部を設備はそのままで2等車扱いのまま運用に就いているのである。現在はハンブルグとベルリンを結ぶICEとして運用されているので、豪華な2等車に乗車したい向きは是非この列車の旧1等車に乗車されることをおススメする。1+2列の本革シートが迎えてくれる。
なお、このICEは両端に101形を連結し制御客車は使わずプッシュプル運転ではない。

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そんなこんなで暫くするとV60が数両のDDm(車運車)をプッシュしてきた。その後も次々とDDm、簡易寝台車、食堂車、寝台車を組成し編成が出来上がった。実はこれ、Autoreisezugである。イタリアのTrieste行きの自動車と一緒に旅行出来る列車である。バカンスシーズンも始まったこの時は、小さな子供を連れた家族が自動車に沢山の荷物を積んでイタリアの海岸へと旅行する光景はいつものことであるが、それを間近に見たのは初めてである。

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▲ 車運車では作業員が手早く準備をはじめる

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▲ 準備が終わると、早速最初のクルマ(Audi A6)が車運車に乗ってくる。しかし、A6はやたらと車副が広いので左右の車体止めレールに乗ってしまい、上手く走れず作業員の笑い者に....。

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▲ 車運車に乗せるのはもちろん所有者のドライバーである。大抵はお父さん。子供達は列車による自動車旅行で少々興奮気味。

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▲ 下段の車載が終わると上段へ誘導される。上段最初のクルマはBMW。

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▲ 連結した簡易寝台車の出入口のサボ

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▲ 以前InterRegioに使われていた旧BistroCaféの車内。Autoreisezugでは、BordBistroとして機能。座席部分は、どうやら厨房になっているようである。

中々興味深い光景を見たのだが、ここに来た本来の目的は次回に...。
タグ:AZ ICE1
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Oberhausen Hbf - Hamburg Hbf [Reise]

朝8:33発のICに乗車するため、朝食も取らずにOberhausen Hbfへと向かう。この駅は、幹線からやや外れた路線にあたるので特に改装された駅であるようには見えず、エレベーターや駅の案内表示など一部のみリニューアルの跡が見えるという感じの駅である。もっとも中央駅らしくホームの数は多い。(列車はそれほど多いとは言えないが..)

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私がドイツに在住していたころは、比較的大きな駅には必ずあったコインレイアウトは随分少なくなったものと思っていたが、Oberhausen Hbfにはあった。システムはTRIX Express(つまり直流3線式)のレイアウトであるのも以前と同じ。フランジの異常に深いTRIX Expressは脱線しにくい構造なので、このようなコインレイアウト向きなのかも知れない。私のいた頃と変わったのは、車両に必ずICE1が居る事である。

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前にも少し記したが、この駅のホームの一部はミュージアムになっている。階段には、それを示す歯車が描かれ、一目で理解出来るようになっている。

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ミュージアムホームを上がると、製錬所の車両が間近に見る事が出来る。メルクリンモデルにもあった溶鉱炉用運搬貨車のごつい車両が間近に観察出来る展示である。それにしても溶かした鉄を受ける釜も鉄で出来ているように思うのだが、一緒に溶けたりしないのだろうか...? もっとも注ぎ口のところは既に形にはなっていなかったが..。

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隣のホームには、この地域を走る素敵なカラーリングのEurobahnのET 7.10(FLIRT)が停車していた。DBが民営化以来、民間会社運営による列車運行がドイツ各地で見られるようになった。これも線路と車両運営が別々である上下分離によるもの。

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もちろんDBによる2階建て客車のREも運行されている。ここでは、中間車にZugCaféなる簡単な供食部付きの車両が連結されている。このような設備が将来的に湘南新宿ラインにも出来れば嬉しい。(今はラッシュ時の混雑が酷いのでそうはいかないだろうが)

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乗車するIC 2333がやってきた。この列車は、Nordeich Mole行きなので途中のMünster Hbfで乗換えである。

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オープンサロンの元Apmz 121である。さすがに切妻屋根だったので、おそらく1970年代に製造された車両であろう。さすがにシートもくたびれた感がある。

ミュンスターで乗り換えたのが、IC 2120である。これも先に乗ったIC同様101形牽引の列車である。最近は、列車名のないICやICEがほとんどだが、今回乗車したICは、デンマークとの国境駅であるPuttgarden行きなので、「Fehmarn」という名前が冠されている。

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この列車に連結されていた食堂車がWRmz 133である。これはおそらく132形食堂車からリニューアルされたもので、パンタグラフはなく、厨房が車端部から中央に移設され、厨房の片側がレストランで、もう片側がビストロとなっている。

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お昼過ぎに到着したのはHamburg Hbfである。ドイツ第2の大都会であり、かつての海外への玄関口でもあっただけに、ここの駅は独特で大好きな駅の一つである。何が素晴らしいかと言えば、ドイツとしては珍しく、通路が橋上になっているため、通路から巨大なドーム内のホームと行き交う沢山の列車を眺望出来ることである。
タグ:DB AG InterCity
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Oberhausen, Gelsenkirchen (3) / Der Deutschland Express [Reise]

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CentrOからクルマで10分ならすぐ近くだろう...と考えてしまうのは、我々日本人だけかも知れない。ドイツにそこそこ長く居た私でさえもOberhausen市内の別の場所にある施設であると思ったからである。実はMWOの館長さん(と言うかオーナーさん)は、そのクルマで10分程のドイツで最も大きいメルクリンレイアウトのオーナーでもあるという。
私が彼からコーヒーをご馳走してもらっている間に、そのレイアウトの事務所に連絡を入れてくださり、更には、そこ迄スタッフが送ってくれるよう手配迄してくれたのである。事前に行く事を連絡していたと言え、何と言う心遣いであろうか。

早速若いお兄チャンの運転するクルマに乗ると、すぐさまアウトバーンに乗る....。と言う事はOberhausenではないらしい。車窓の左右にはいつものアウトバーンでは見慣れた深い緑の風景から時折、巨大な煙突から火を噴く光景や、石炭のぼた山が見えたりする。やはりルール地帯であることを再認識させる光景である。

ちなみに以下サイトにその道のりが記されているのでご参考まで..。


大きな地図で見る

暫く走るとアウトバーンを降り石炭採掘場跡地のある「Zeche Nordstern」公園敷地に到着する。
ここが、メルクリンレイアウトのある「Der Deutschland Express」である。場所はなんとGelsenkirchenである。やはりルール地帯は多くの中都市が密集している複雑な地域である。

ここは、MWOのコンセプトとは異なり、そのレイアウトのほとんどがファンタジーによるものである。よってMWOのようなリアルさには欠けるが、鉄道模型のレイアウトの王道をゆくようなものである。モチーフは北ドイツの北海面した場所から、ルール地方、中部ドイツ、南ドイツのアルペン地方と、ドイツの西側を北から南へと情景の移り行くさまを堪能出来る。レールは全てメルクリンCレールである。制御は6021デジタルと9台のコンピュータ(独自の自動運転ソフト)により運転されている。

これ以上つらつら文章を記すより、以下の画像を見て頂ければ大体のところはご理解頂けるだろうと思う。

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ここは、もちろんハンブルクのMiWuLaには規模にしても作り込みにしても及ぶまでもないが、ただスゲーと思わせてしまうMiWuLaより近親感の持てるレイアウトである。「これなら自分でも出来そう..」と思わせるようなディテールがてんこ盛りのDer Deutschland Expressのレイアウトである。

気がつくと、既に開館時間を過ぎており、案内をしてくれたここのスタッフにお礼を述べてタクシーを使って今夜の宿へと戻ったのである。色々な体験が出来た1日であった。それにしても相変わらずメルクリン三昧..。

参考サイト:Der Deutschland Express
http://www.der-deutschlandexpress.de/
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Oberhausen (2) / MWO + Mythos_Märklin [Reise]

昨日ようやく帰宅して早速ブログをチェックしたところ、沢山のコメントやniceがついていてビックリ。
旅行後半のネット接続が出来なかった関係でブログの更新やコメントの返事が出来ず...。ようやく今日から続きをアップできるのが嬉しい..。

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オーバーハウゼンと言えば、ルール工業地帯の中心..というより最近では、水族館「SEALIFE」の占いタコのパウル君が有名である。そのSEALIFEは、このCentrOモールの敷地内の一角にある。画像は、SEALIFEの入口。長蛇の列である。多分入館者の多くはパウル君目当てであろう。

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で、その長蛇の列を横目に、私はSEALIFEの向かい側にあるMWO(Miniaturwelt Oberhausen)へと進む。ここは全くまばらである。でもメルクリンの旗が迎えてくれるのはテンションも上がろうというもの。

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丁度、数日前からMWOではメルクリンの協賛のもと、「Mythos_Märklin」なるメルクリンの歴史展が開かれている。ここでは約500点程のメルクリン社創世記からの歴代モデルの展示が見ることが出来る。

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MWOの入口である。隣のSEALIFEとは対照的であるのは残念なような...並ぶ必要がないのは嬉しいような...。

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MWOの展示は、オーバーハウゼンを中心にしたルール工業地帯の鉄鋼業、石炭産業などの工場群を再現した巨大レイアウトである。システムは2線式デジタルである。車両もロコやフライッシュマンが中心との事。
出来は、かなりリアルである。よって模型らしさよりも実物に忠実に再現されているため、MiWuLaなどとは違った印象を受ける。工場が中心なのでどうしても全体的に暗い印象を受けるが、これが現実的なものだと思う。時代も、それら工場がドイツ経済の牽引役であった1960年頃を想定していることも関係していよう。沢山の蒸気機関車が行き交うEp.IIIの世界を堪能出来るレイアウトである。
空いていたのでじっくりとレイアウトを堪能出来るのは良いし、作り込みは素晴らしい。また工場萌えの方々には夜景など感動する程のレイアウトと言えよう。

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次は、Mythos_Märklinの展示である。場所は同じ建物内の隣の区画にある。やはり最初に画像の(MWOレイアウトに対して)小さなレイアウトが訪問者を迎えてくれる。これは、1960年頃製作された個人のレイアウトとの事。交流アナログで信号制御のレイアウトは、今でもちゃんと動く。M式レールが懐かしい。

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展示されているH0モデルの一部。他にも各種スケールのモデルや鉄道模型以外のメルクリン玩具が沢山展示されている。
MWOは、日本ではほとんど知られていないが、レイアウトのレベルに関してはハンブルクのMiWuLaと肩を並べるものと思う。と言うより、お客様を楽しませることをコンセプトに置いたMiWuLaとは、ちょっと違う方向性を持った文化的側面を持つレイアウトと私は感じたので、どちらが良いとは一概に言えないと思う。
2線式なのでメルクリンファンには興味がないかも知れないが、館内のショップにはメルクリンも什器に納められているし、各種アクセサリと共に購入も可能である。

ここで、この日の日程は終わりの予定であったのだが、ここの館長さんと話をしているうちに、ドイツ最大のメルクリンレイアウトがクルマで約10分のところにあると聞いて、そこに行かない訳にはいかなくなり、急遽予定を変更し、館長さんのスタッフがそこまで送ってくれるとの申し出を有り難く受ける事にした。

それは次回に...。

参考サイト:
MWO
http://www.modellbahnwelt-oberhausen.de/

Mythos_Märklin
http://www.mythos-maerklin.de/
タグ:MWO
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Karlsruhe, Oberhausen (1) [Reise]

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次の目的地迄の移動の朝、列車の出発時間まで時間が出来たので、2年半過ごした学生時代のアパートを見に行く。外観は全く変化なく、隣のホテルだけはモダンに改装されていた。

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レンタカーを返却したカールスルーエ中央駅は、トラムが集まる場所でもある。私が居た時代とは、やはり随分変わっていて、良くなっている印象を受けた。が、全てが新しいミュールーズやストラスブールにはかなわない。

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中央駅コンコース出口にあるトラムやバスの出発案内掲示である。これがあれば、目的地の乗り場や出発時刻のオリエンテーションに困らない。


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ここからは、ICE3に乗ってこの日の目的地Oberhausenに向かう。ここで大きなミスを犯してしまったことに気づいたのである。この路線にはフランクフルト空港駅からケルンまでのNBSが含まれているので、当然先頭車ラウンジの座席を確保したのだが....。実は、このラウンジ席は2編成ある先頭車のうち、編成同士が連結されている中程のラウンジ席になってしまったのである。よってガラス越しに見える運転台の先はICE3の顔だけである....。ここは諦めて、BordBistroで朝食を楽しむ。

画像は、途中NBSでの速度表示...300Km/h越えの確認はできず。でも速いのはもちろん速い。

Oberhausenは、ケルンで乗換えが必要である。2階建て客車のREに乗り換えて走り出すと、車両故障のため、途中運転打切りのアナウンスが...。ここで再び下車し、代わりに用意された列車を待つが、その前にOberhausenを通るICが来たのでそれに乗車し、到着したのは少しの遅れで済んだ。

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中学校の社会科でドイツはルール工業地帯というのを学習したのを憶えている人も多いと思うが、下車したOberhausen Hbfは、ルール地方の中心に近く、まさにその面影を色濃く残す場所の1つである。

駅のホームの一部は、製鉄所の工場車両が並ぶミュージアムにもなっている。メルクリンの貨車にもある、溶けた鉄を回しながら走る車両などの実物が間近に見れる光景は..工場萌えの方々には聖地なのかも知れない。

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今日の目的地の一つである。CentrOである。ここは数年前迄、巨大な製鉄所であった。それを再開発し、巨大ショッピングモールになった場所である。ここに居る限り、当時の面影はまるでないのだが、モールの建築には、鉄をイメージしたデザインに統一されていて、ちょっとディズニーシーにある「海底2万マイル」のイメージに近いものを感じた。

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ここにあるメルクリンストアが今回の目的地の一つである。大きなメルクリンロゴが目を惹く。店舗名も「メルクリン」である。

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店内は許可を取って撮影したもの。スペースは決して大きくないが、そこにありとあらゆるメルクリンモデルが所狭しと並べられている。レイアウトも小さいながら用意されている。場所が場所だけに人の出入りは多い。

まだ、先があるのだが、それは次回に譲りたい。
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Stuttgart, Mulhouse, Roeschwoog [Reise]

この日は、朝から良い天気で清々しい。今回の旅行で唯一レンタカーを使うので、朝イチでレンタカー屋に向かうが、予約した時刻になってもクルマが来ない...。約束の時間が迫っているので、結局別のクルマを借りて最初の目的地であるStuttgart-Zuffenhausenへ向かう。

ところが、慣れない道のため、最後の数百メーターのところで迷う。結局約束の時間を数十分遅れる羽目に...。しかし、訪問先では快く迎え入れてくれたのである。

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ここは、FALLER社と並ぶアクセサリメーカーのVOLMMER社である。何とあのポルシェの工場のご近所である。

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と言う訳で、仕事の後には、ここを訪問しない訳には行かない。在独時には、大学でポルシェから出講されている設計の講師が、工場見学をセッティングしてくれたことがあり、一度ここを訪れたことがあるが、その時の様子は見る影もなく巨大なミュージアムと、ディーラーがある。

ミュージアムでは、あまり評判が良くないことと時間の関係でショップのみ覗くが...。どうもいけないものを見てしまう。メルクリンの182形(タウルス+カイエン付き車運車 x4)を発見してしまう。...が、ここは心を鬼にして...ガマンする。

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次の目的地はフランスのミュールーズにある鉄道博物館であった...が、少し距離がありすぎた。結局タッチの差で開園時間に間に合わず...断念。しかし、ここには新しいLRTが傷心?の私を癒してくれた。

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ミュールーズのLRTは、芝生が敷き詰められレール面がほとんど見えない。まるで公園の芝生のようである。そこをほとんど音がしない黄色のLRTが走る。電停のデザインも美しく、以前に来たミュールーズと全く異なる清潔で美しい光景を目の当たりにし、LRTの力を改めて感じた次第である。

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既に6時を廻っていたが、その日の宿はカールスルーエである。途中、どうしても寄りたいレストランがあったので、そこへクルマを飛ばす。レンタカー移動にしたもう1つの理由がこれである。フランスアルザスの片田舎Roeschwoogにあるタルトフランベ(ドイツ語でFlammkuchen)の美味しいレストランがここにある。カールスルーエに住んでいた頃は、ここ迄良く食べに来たのだが、Weidenに引っ越してからは中々来れず、帰国してからはもちろん来る事が出来なかった。日本人などまず来る事がないお店だが、店内はいつもドイツ人で一杯である。

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まずは、漬け込みサラダ。相変わらず独特な味付けで美味。

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カタツムリ...アルザス風の味付けで大好きな逸品。

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これがタルトフランベ。アルザス地方の郷土料理なのでストラスブールなどでも食べられるが、ここのは特に絶品である。(ちなみにこれはタマネギとベーコンのスタンダードで、お値段は1枚EUR 7,-である)
昨年のクリスマス前に東京の国際フォーラムで行われたアルザスのクリスマスマーケットで、このタルトフランベが食べられたが、とうとう行けなかったのでそのリベンジでもある。

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デザートは、リンゴとカルバドス酒のタルトフランベである。カルバドス酒を暖めて火を付け、それをバニラソースの上にリンゴの薄切りを敷き詰めたタルトフランベ生地に廻しかけたもの。これも美味しいが、2人で食べるには少々多かった...。

その後、カールスルーエ迄クルマを飛ばしたが結局宿に到着したのは、午前1時近く....。部屋に入って気づいたら翌朝であった。

参考サイト:La Couronne de Roeschwoog
http://www.lacouronne-roeschwoog.com/
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Goeppingen [Reise]

朝目が覚めると、4時台...。しっかりと時差ボケのドイツの2日目である。外は夜中から雷と激しい雨。7時前には雨は上がって薄日が射しはじめるが....。外は寒い。

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朝食は焼きたての美味しいドイツパン。これはドイツにいなければ食べられない...。

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約束の時間の30分前にホテルを出てタクシーで現地へ行くと、5分ぐらいで到着...。なんだか見た事のある建物...。

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先日リリースされた建物の1/1ではないか。

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入り口部分は戦後の増築部分なのでモデルにはない。
写真はここまで。まず工場見学...新製品のあんなものやこんなものが...ラインに乗っていました。

その後会議をして....次の目的地へ。

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ゲッピンゲンに来てここへ行かない訳にはいかない危険極まりない聖地。
欲望をぐっとこらえてここでの仕事?を終了。

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その後街中へ....。

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市街中心の地下駐車場入口建物には、見覚えのあるロゴが...。よく見ると巨大なガラスショーケースである。ただ、中にはモデルがなかった。

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夜ホテルへ戻って、ホテルのバーへ行くとあっちの壁にもこっちの壁にも....。

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テーブルには、Zのレイアウトがこっちにもあっちにも....。

そんなこんなで聖地に来ると否が応でもメルクリン漬けになります。ある意味至福...。
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Deutschland-Reise [Reise]

更新が遅くなってしまったのは....。

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こんなのとか、

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こんな追いかけごっこを見たりとか...しているうちに...

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目の前に何だかモニターがあったり、

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アペリティフが出て来たり、

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ランチに...

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3本の映画(うち2本はアニメだったり)を見ていると、軽食?が出て来て...

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少し前に出発したLH711便が先に到着している場所に無事辿り着きました。

ということで、今ドイツに出張に来ております。
満席でA380には乗れなかったのですが、ANAのB777-300ERは新しいシートに変えられていて、食事のお味もまずまず...。中々快適でした。

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フランクフルト空港からICE1で到着した駅に丁度居たのは...。

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今年のメルクリンの新製品....の1/1でした。

無事に到着した宿のレストランでは...。

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こんなのや....

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こんなのが飾られています。メルクリンファンにはたまらない装飾でしょう。もちろん、いただいたお食事も美味しかったです。

このあと、部屋に戻ってシャワーを浴びたら、そのまま気を失いました.....。
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