SSブログ

42993 DB Apmz 121 / Ep.IV [Maerklin-Allgemein]

IMG_5596b.jpg
▲ 手ブレーキ側

IMG_5598b.jpg
▲ 非手ブレーキ側

27cmモデルのIC "Südwind"セット(42993)の1等開放室客車Apmz121形です。実車の世界では、DBのIC列車は区分室客車が数両連結され、開放室客車は1両のみ連結され運用されることが多く、それだけ1980年代までのドイツのニーズは個室主義的なところがあったようですが、現在はほぼ開放客室の車両ばかりです。
考えてみれば私個人はこの過渡期にドイツ滞在していたので、2等車はエアコン付き開放室客車のBpmzの登場で快適性が格段に向上したことから開放室が好まれるように。1等車は同時にApmz123が登場したものの、もともとエアコン付きの121形とほぼ変わらず、製造数も少なかったので基本的には変化は感じられませんでした。ICEの登場で、開放室の割合が増えたことから意識が変わってきたのかもしれませんが、利用者の増加とともに開放室志向が強まったのかも知れません。ただ、特に2人程度で1等車の広い個室空間を占有できる贅沢は代え難いものがあります。

[実車について]
この客車の車体番号「61 80 18-90 006-7」は、1971年ニュルンベルクのMAN社にて落成。1982年8月30日付でApmz 121.1に変更。その後、Apmz 121.2に。2003年にはApmz 121.6に再々変更されています。現在の消息は未確認で、廃車されている可能性もあります。

1971年は、103.1形電気機関車が登場した年でTEE全盛時代でした。国内のF-ZugもInter Cityとして1等車のみでネットワークが拡大されてゆきます。そのような背景の中登場した1両と推察できます。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー